【足元ヒーターのおすすめ】USBで消費電力わずか4.5W!エコでコンパクトな「 A・Ta・Ta・Me」レビュー 収納時厚さ約4cmでじんわりとほっこりする暖かさ

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今年もすっかり寒くなってきましたが「少しでも暖房費を抑えたい!」とがんばっている人も多いのではないでしょうか? 北海道に住む筆者もそんなひとりです。できれば、子どもや妻が自宅にいないテレワークの昼間の暖房費を特に抑えたいと考えています。そんな筆者が最近実際に試して気に入っているのが「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」です。折りたたむと厚さ約4cm、消費電力はわずか4.5Wのフットウォーマーをみなさんにご紹介します。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

部屋全体を暖めるのに罪悪感が……

消費電力が明記され、折りたたみ可能な点が導入の決め手

すっかり寒くなりましたが、筆者のように自宅でひとりテレワークという方も多いのではないでしょうか? このテレワークのときに気になるのが暖房費です。妻も、息子も出掛けてしまった自宅で初冬とはいえ、自分ひとりのために部屋全体を暖めるのは、電気も、ガスも、灯油も高い今、無駄が多すぎるのではないかと思ってしまいます。

もちろん暖房費が気になるというのもあるのですが、まだ室内がちょっと肌寒いレベルなら、部屋全体を暖房するのは、エコじゃないし、SDGsっぽくもない、要はなんか格好が悪いのではないかと思うわけです。

かといって、なにも暖房がない状態ではちょっと寂しいのも事実。そこで筆者が注目したのはUSBタイプの暖房機器です。USBのType Cでも最高で100Wまでしか電源供給はできないので、電源がUSBというだけで100W以下の比較的消費電力の小さい暖房機器といえるでしょう。

しかし、せっかくならば、驚く位省電力で予想以上に暖かいUSB暖房機器を入手したいと考え、さまざまなWEBサイトなどを見ていると、モバイルバッテリーで使えるくらい低電力などとうたっていても消費電力が明記されていないものも多数ありました。

そんななか消費電力約4.5W、USB電源(5V 0.9A)と明記されたUSBフットウォーマーを発見したのです。それがドウシシャの「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」になります。

ドウシシャ 足元ヒーター ATATAME 薄型 軽量 温度調節3段階 USB電源 チャコール ONVEIL(オンベイル)
足裏から「あたためる」薄型ヒーター。「たためる」からコンパクトで持ち運びや収納にも便利。足裏からじんわりぽかぽか。足の甲も覆うデザインで熱を逃がさず保温。
軽量。たためるからコンパクト片手で持ち運びラクラク。
光で知らせるON/OFF/温度調節スイッチ。
USB電源。モバイルバッテリーやPCから電源をとってお使いいただけます。
清潔。足裏・足の甲部分の2か所の中敷きが取りはずせて、洗えるのでいつも清潔。
¥5,921
2022-11-22 15:56

「消費電力4.5W」って、電球30W相当(結構暗め)のLED灯程度の電力です。小型の電気ストーブでも1,000W程度は珍しくもないのに、USBとはいえ、とても暖房機器の消費電力とは思えません。

実際比較的馴染みのあるドウシシャの製品だから試してみようと思いましたが、まったく知らないメーカーの製品であれば、誤記か、表記だけで実際にはそれ以上に電気を消費しているのだろうと考え、試してみようすら思わなかったでしょう。

さほどハイパワーでなくても、足元をじんわりと暖めてくれるフットウォーマーは、過去の記事でも紹介した「【100均アイテムで暖房費節約】テレワークの冷える指先に!セリアの「ふわふわ手袋 指切り」でキーボード作業がヌクヌクっ」や「【ダイソー】湯たんぽで暖房代節約!大・小使いわけでいつでもホカホカ!クラシックだけど鉄板アイテム」と組み合わせれば、より暖かく過ごせそうです。

しかし、一般的なフットウォーマーの導入に二の足を踏む理由が筆者にはありました。そう、我が家にはもう収納スペースがないのです。子どものおもちゃに、着ない服、筆者のレビュー用のガジェットなどなど、物を減らしたい理由はあっても、増やしたい理由はひとつもない状態といえます。

ですが「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」は、なんと折りたたみが可能。しかも収納時のサイズは約32×30×4cm、重さ約300gと非常にコンパクトで軽量です。その気になれば通勤の際に持ち歩くこともできます。

この超省電力で軽量コンパクトで収納場所を選ばないスペックに負けて、実際に「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」を試してみたので、その様子を紹介します。

「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」を実際に試す

わずか4.5Wでもじんわりと温まる感じがとてもいい

「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」の使い方ですが、基本的にUSBのType-A、おそらく多くの方がUSBと呼んでいるコネクタの大部分はType-Aです、電源供給のためにこのコネクタを差し込み、電源をオンにするだけになります。電源のオン/オフは長押し、3段階の温度調整は普通に押すと強中弱の3段階で切り替わる仕組みです。

使用上の注意点は、ヒーター部分に無理な負担が掛からないように必ずイスに座って使用することと、低温火傷を防ぐために素足での使用は避け、靴下をはいて使うことくらいでしょうか。

また、4.5Wと使用する電気量の少ないので、パソコンなどのUSBコネクタやモバイルバッテリーでも抵抗なく使用できるのはうれしいところです。家庭用のコンセントを使用する場合はDC5V/1A以上のACアダプターを別途用意する必要があります。

さて、もっとも気になる温かさなのですが、大きな電力を使用する暖房機器のようにいきなりホカホカという効果は期待できません。しかし、筆者の場合4.5Wなので、ほとんどの場合、強にして使っていましたが、確実にじんわりと暖かいのです。ホカホカというよりは、じんわりと暖かい、おかげで長時間使っていても極端に足だけが温かくなったりもしません。しかし、足先が冷たくなることはなく、優しい温かさが実感できます。

出先などでの使用を想定して23,800mAhのモバイルバッテリーで2時間ほどの強設定で使用してもバッテリーの20%しか減りませんでした。モバイルでの使用も安心です。

本棚の隙間にも収納しておけるコンパクトさがおすすめ

筆者が実際に「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」を使ってみて、ここがよいと感じた点は、ほかにふたつほどあり、ひとつは本当にコンパクトに折りたためるので収納場所を取らないことです。

息子や妻がいないひとりでのテレワークの時間帯に暖房費を浮かせたいのと、自分のひとりのために部屋全体を暖めるのに罪悪感を感じるため「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」を使っているので、ふたりが帰って来ると「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」を片付ける必要があります。それでなくても子どもおもちゃなどでスペースのない我が家のリビングですが、折りたたんだ状態の「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」は息子の絵本の棚の隙間に簡単に収まってくれます。新たにフットウォーマーを置くための場所を確保する必要がないのは大きなメリットです。

ふたつ目のメリットとしては、使用時に足の裏と足の甲は「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」と長時間接触した状態になります。すると気になるのが、汚れとニオイです。中年のおじさんである筆者は、当然自分の足のニオイの少なさに自信はありません。しかし「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」は、この足と接触する上下部分が取り外し可能な中敷きになっており、洗濯が可能です。

もし洗濯ができなければ、汚れやニオイを考えるともってもワンシーズンと思っていた筆者にとっては、とてもありがたい構造といえます。

まとめ

これからは「個暖」の時代なのではないかと思っている

北海道・千歳市在住と日本の中でもかなり北のほうに住んでいるライターということもあるのでしょうが、比較的よく暖房機器や防寒関連のアイテムを扱う記事を書いています。筆者の場合、北国生まれの昭和の男なので、寒い季節こそ家の中はポカポカにしておきたいという気持ちがあるのです。

しかし、最近の暖房器具は、電気代やガス代、灯油代が高いということもありますが、できるだけ小さなエネルギー消費で、可能な限り快適に暖かくというのが流行のように感じています。いい歳の筆者には半世紀先の地球にリアリティはありませんが、我が家の2歳の息子にはリアルな未来です。そのせいか、テレワークでひとりきりの際などは「部屋全体を暖める必要はないのでは?」と思ってしまうのです。現在の筆者のちょっとした努力で地球資源も環境も多少守られるならとも考えてしまいます。

そんなときに、わずか4.5Wで足元をしっかり暖めてくれる「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」は暖房費の節約以上に、できるだけ資源を無駄にしないようにしているという気分が筆者の自己満足度をアップしてくれます。今後は大きなエネルギーを使って全体を暖める暖房から、最小限のエネルギーで個々の人間を暖める「個暖」の時代がやってくるのではと思いながら、「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」で足元を暖めています。物理的な暖かさ以上に心理的な満足度が高くおすすめのアイテムです。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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