来年、トラックドライバーの時間外労働時間上限規制施行により、空前の労働力不足を迎える物流業界。その困難を、ローソンは『冷凍おにぎり』で打破しようとしている。
全国でもっとも「おにぎり温めますか」と聞かれるのは、福島県だった
コンビニのおにぎりは、そのまますぐに食べるのが常識かと思いきや、福島県では購入時に店員に、「温めますか」と聞かれる可能性が全国で一番高いという(マクロミル調べ 調査期間:2020年1月10日~1月22日)。
そんなチンするおにぎり需要が多いと、物流業界の労働力不足解消につながると考えたのが、ローソンだ。
どういうことかというと、冷凍物流で店舗に納品することで時間配分に余裕がきき、効率的な流通が実現できるから。購入時にレンジで温めて提供することで、賞味期限切れを起こしにいことで、フードロス削減にもつながるおまけ付き。
冷凍しているのは、すでに全国のローソンで発売中の6品「焼さけおにぎり」「赤飯おこわおにぎり」「五目おこわおにぎり」「鶏五目おにぎり」「胡麻さけおにぎり」「わかめごはんおにぎり」(税込138円〜154円)で、冷凍ケースで販売されるが、通常の常温商品も併売される。
販売期間は2023年8月22日~11月20日。実験店舗は福島県10店舗と東京都11店舗の合計21店舗。