年に2回行われる東京インターナショナル・ギフト・ショーは、パーソナルギフトや生活雑貨を扱うバイヤーを対象とした、日本最大の国際見本市です。生活者のライフスタイルに対応するアイテムを中心に扱っており、発売前の新製品も数多く展示されています。会場で行われた製品コンテストでは、魅力的なアイテムがズラリと並びました。ここから次のヒット商品が生まれるかも? 現地からレポートでお届けします!
2023年9月に東京ビッグサイトで開催された秋の催事には、インテリアやフード関連を扱う「LIFE×DESIGN」、「LIVING&DESIGN」、「グルメ&ダイニングスタイルショー」の同時開催で2982社が出展し、文具や玩具、アパレル、食品、アウトドアなど、バラエティに富んだ製品が会場を埋め尽くしました。
開催中に行われたコンテストでは、エントリーされた製品の中から、大賞、準大賞、審査員特別賞が決定。審査では、来場者(仕入れの目利きであるバイヤーたち)による投票結果をもとに、学識経験者、著名デザイナー、有力小売バイヤーなどが最終審査を実施し、独創性や機能性、品質の高さ、安全性などをベースに、革新性、時宜を捉えた商品かどうかをポイントに採点が行われました。プロによる投票と審査を経て、数あるエントリーから選ばれたのはどんな製品なのでしょうか。
この記事では「グルメ&ダイニングスタイルショー」の受賞商品を紹介します。(※価格は参考上代)
●キッチン&ダイニンググッズ部門
大賞
商品名 KEEPER BAG(キーパーバッグ)
出展名 株式会社エミナル 2,290円~
15種類ものカラバリを展開するおしゃれなシリコンバッグ。留め口は三重構造になっていて密閉度が高く、中に液体が入れられるので、スープの保存やピクルス作りにも使えます。安全なプラチナシリコンを使用しているので、食材を入れたままレンジでチンしたり、湯煎や低温調理もOK。食洗機対応でお手入れが簡単、半永久的に繰り返し使えるので、地球やお財布に優しいのもポイントです。サイズは5種類あり、食材のストックのほか、哺乳瓶の消毒、旅行用ポーチなどいろんな用途に対応して、実用度満点です。
準大賞
商品名 DANZI(ダンジ) ハンドルが外せる キッチンウェア 8点セット
出展名 株式会社TTS 19,580円
「既存の商品にデザインを追加して価値を再発見しよう」というコンセプトのもと作られたカラフルなフライパンセット。ひとつひとつの鍋の色を変えてしまう遊び心で、調理の気分を盛り上げます。作った料理を入れたままテーブルに出せば、カラー映えした食卓に。セット内容は、18cm鍋、20cm鍋、24cmソテーパン、26cmフライパン、マルチハンドル、蓋、収納バッグ、保護パッドの8点。鍋を重ねればコンパクトに収納でき、間に保護パッドを挟むことで、鍋が傷つく心配もありません。メッシュの収納バッグに入れれば、アウトドアなどの携帯も便利です。
審査員特別賞
商品名 常滑焼 金彩 菊型 茶注揃い
出展名 株式会社ヤマタネ 38,500円
日本六古窯として日本遺産に認定された常滑焼。その技を受け継ぐ伝統工芸士が、このコンテストのために作った茶器がこちら。菊を形どったデザインを金彩でマット調に仕上げ、光の具合で味わいが変わるのが大きな魅力になっています。ぽってりと丸みを帯びたボディは、乾かすときに形が沈んでしまうため、高い技術がないと作れないフォルム。また、ところどころに影を配して重厚感を出すなど、さまざまな職人技が散りばめられています。蓋の下にはストロークがあり、傾けたときにお茶がこぼれにくく、使い勝手も良好です。
●フード部門
大賞
商品名 生ハムとオリーブのケークサレ 華味鳥のバジルケークサレ
出展名 唐津くん煙工房 有限会社ふるさと倶楽部 800円
素材にこだわる佐賀県唐津市のハムソーセージメーカーが、唐津小麦粉を使って丁寧に焼いたケークサレ。省エネで環境にも優しい“トンネル熟成庫”で仕上げた自家製のハムとスモークチキンの端材を使い、具だくさんに仕上げたエコな一品になっています。元々はハムやスモークチキンで惣菜パンを作っていたところ、地元で大人気となり、全国 、たくさんの人にも食べてほしいという思いから、真空パックのケークサレを開発したのだとか。今年の冬ごろから自社の オンラインショップで販売を予定しています。
●まとめ
以上、「グルメ&ダイニングスタイルショー」の受賞商品を紹介しました。
マルチに使えるシリコンバッグやカラフルなフライパン、重厚感と品格のある茶器、環境に配慮しながら美味しく仕上げたケークサクレなど、どれも魅力的な商品ばかりです。これらのアイテムを上手に取り入れて、暮らしの向上に役立ててみませんか?
特選街公式YouTubeでこのレポートの様子が動画で見られます、ぜひご覧ください。