床をきれいにするのに、もはや必須なフローリングワイパー。でもしっかり汚れを落とすのに、ゴシゴシこするのはひと苦労。そんな人に『電動フロアワイパー SWD-A』。実際の使用感をレポートしたい。
人それぞれ、信頼するおそうじシートを使って、電動高速振動で拭きそうじができる【ドライ&ウエット】
食べこぼし、ホコリ、花粉、皮脂、髪の毛…、フローリングの床は汚れの宝庫。ササッと拭きそうじをしたいときに、フロアワイパーは便利だ。しかしきちんと汚れを落とそうとすると、強力な洗浄成分を含むウェットタイプでこするように往復で拭くのが理想だが、腕が疲れる。
そんなときに役立つのが、アイリスオーヤマ『電動フロアワイパー SWD-A』(幅250mm×奥行100mm×高さ1,063mm/1kg・税込10,000円前後・発売中)だ。これは一見おおげさなフロアワイパーに見えるが、毎分約1,000回の高速前後振動が行える充電式・電動のフロアワイパーである。
しかもこだわり屋の人なら、ドライやウェットタイプだったり、メーカーの出しているこのシートでなくては掃除する気がしないということもあるだろう。そうした需要に応えるおそうじシート自由選択制。一応マイクロファイバークロスが1枚付属しているが、推奨シートサイズ(200mm×280mm以上)であれば、好きなシートをつけて使うことが可能だ。
スイッチを踏めばビカッとLEDが光って目を覚ます、クリーニング怪獣的存在感!
筆者のお気に入りは「クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート ストロング」(花王)。たいていの汚れはこれで落ちると、自分の中での信頼度が高い製品だ。床を拭くならこれで拭きたいし、そうでなければそうじしたくない。
『電動フロアワイパー SWD-A』はこれが使える、しかも電動で、というのが自分への一番のアピールポイントだった。この強力シートを電動で使えるのなら、相当すごい床掃除ができると思ったのだ。
使用前に、まず充電。付属の充電アダプターで約4時間でフル充電が可能だ。持ち手部分の組立も必要で、付属の簡易ドライバーでネジを固定するのだが、しっかりはめるのはちょっと難しい。
上記「クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート ストロング」を装着したら、次は起動だ。左足にスイッチ部分が来るようにして、足で踏む。するとLEDが派手に光って目覚め、本体が震え出す。これが毎分約1,000回の高速前後振動だ。
あとはそのまま好きな方向に押していけばいい。汚れもホコリもグイグイである。これは気持ちいい。
使用時になぜか右側にあるアイリスオーヤマのロゴが反対側になるのは不思議だが(※ロゴの向きについてメーカーに確認したところ、店頭ではLEDが搭載されている側を正面に向けて展示するため、その際にロゴが正面に向くので、間違いではない」とのこと。なるほど)
この強力シートによる高速振動お掃除は、馬力が違う。人力で到達できない高速振動なのだから、汚れ落としのレベルは段違いだ。
クリーニング怪獣的な豪快かつ爽快な磨き上げっぷりが楽しい。腕が全然疲れないというのに!
さらに木材の床ならば、ドライシートでツヤを出すのも楽々。個人の感想であるが、腕が楽すぎて、もはや普通のフロアワイパーに戻れないかも。
カラバリは、ホワイトとブラックの2種。入手は全国の家電量販店やオンラインショップで可能だ。