毎年1月にしか発売されない新年仕様の「ほろよい」が今年も登場。『ほろよい〈白桃とみかん〉』は、白桃とオレンジの甘酸っぱさで清々しさと晴れやかな気分が楽しめるフレーバーだ。桃や甘酸っぱさにはこだわりのある筆者がレビューする。
1月だけに発売される季節商品
サントリー「ほろよい」は、2009年に発売されたアルコール度数3%が特徴のカクテルブランド。やさしい味わいと低アルコールの飲みやすさが人気だ。通年商品は15種類(執筆時点)と豊富なラインナップも魅力の1つだろう。
そんな中、1月だけに発売される季節商品がある。それが『ほろよい〈白桃とみかん〉』(350ml缶/アルコール度数3%・希望小売価格 税込163円・2024年1月4日発売※期間限定)だ。
中味の特徴は、やさしい甘さの白桃と甘酸っぱいみかんの味わいをバランスよくブレンドしたフレーバーとのこと。
酸味が抑えられほぼ白桃味。おいしいけど、甘酸っぱい党にはちょっと物足りないかも
熨斗(のし)のモチーフや新年を祝うメッセージを見ながら開栓。白桃の上品な香りがプシュッと弾け、すっきりと透明感のある新年らしい晴れやかな気分を感じさせてくれる。そういえば、初日の出を見る早朝の空気がいつもよりきれいに感じるのはなぜだろうか。
気になる味はと言うと、白桃の甘さが際立った甘さと軽い飲み口が印象的。酸味はなく、正直みかんらしい味はほとんど感じられなかった。後半になって少し風味として感じるが、味わいとしてはかなり控えめだ。果汁減少の影響だろうか……。
筆者は一昨年に発売された『ほろよい〈白桃とオレンジ〉』も飲んでいるが、その時と比べるとずいぶん角が取れたわね、と感じる。これなら『ほろよい〈もも〉』と大差がないので、やはり果汁1.5%に戻してほしいというのが本音だ。
ただ世間には酸味が苦手という人もいるから、そういう人にはこちらの方が良いのかも。
「ほろよい」のコンセプトは「やさしい味わい」なので間違ってはいないが、甘酸っぱい党としてはもう少しみかん要素がほしかったところ。そうは言いながらも残り1滴まできっちりと飲み干すのであった。
【お酒は20歳になってから】