シャープの新型プラズマクラスター冷蔵庫は奥行63cmの薄型でキッチンにぴったりフィット！【新生活の家電選びにも】

業界初の真空断熱材採用や、左右びらきの「どっちもドア」、除菌機能プラズマクラスターの搭載など、オリジナリティの高い展開を見せるシャープの冷蔵庫。今年の最新機種には、どんな進化ポイントがあるのでしょうか。新製品発表会で紹介された、プラズマクラスター冷蔵庫『Fit63シリーズ』をリポートします。最新の冷蔵庫ってどうなってるの？

食材を冷やして保存する冷蔵庫。機能はシンプルですが、省エネや使いやすさへの取り組みは年々進化しています。今回発売になるシャープのプラズマクラスター冷蔵庫『Fit63シリーズ』の進化ポイントは

・奥行63cmの薄型設計
・最大約30%の節電が可能な新機能
・業界初、太陽光発電システムと連携

の3つです。どんないいことがあるのか、それぞれを見ていきましょう。

キッチンにすっきりと収まる業界トップクラスの奥行63cmの薄型設計
最大約30%の節電が可能な「つないでもっと節電」機能を新搭載
業界初太陽光発電システムと連携が可能に
冷凍庫の収納やお手入れにも工夫が
まとめ

キッチンにすっきりと収まる業界トップクラスの奥行63cmの薄型設計

全機種奥行63cmの薄型設計にして、システムキッチン（標準的な奥行き65cm）に並べてもすっきり設置できるようになりました。
従来70cm前後の奥行があった500Lゾーンでも奥行63cmを実現。出っ張りがなく置けて見栄えがいいほか、キッチン自体も広々と使いやすくなります。また薄型モデルは庫内の奥が見やすいので、食品の使い忘れなどムダ抑制にも効果的。隅々まで手が届きやすくデットスペースが解消するなど、使い勝手にも貢献してくれます。

大容量ながら奥まで見やすい親切設計。ドアポケットの収納もたっぷり！

最大約30%の節電が可能な「つないでもっと節電」機能を新搭載

製氷コントロールなど計25項目で細かく省エネ制御を行って、最大約25%の節電効果を得られる「節電25」を搭載。これは以前からある機能ですが、今回ここに無線LAN接続を組み合わせることで「つないでもっと節電」機能へと進化しました。冷蔵庫の使用状況をAIが学習して賢く省エネ運転ができるようになり、通常運転に比べ最大約30％の節電が可能になっています。技術はちょっと難しいですが、使い方は簡単。庫内の節電25ボタンをONに設定して無線LANに接続するだけOKです。

節電25ボタンは庫内の手の届きやすい位置に設置してあります。節電効果は専用アプリで見える化。CO2削減の達成率に応じて木が緑色に色づき、節電への貢献度が実感できます。

業界初太陽光発電システムと連携が可能に

『Fit63シリーズ』は、太陽光発電システムの電気が有効活用できる「Life Eee コネクト」サービスに対応しています。これまではエアコンや給湯器で採用されていましたが、冷蔵庫との連携は業界初とのこと。具体的には、消費電力の多い霜取り運転を発電が余る時間帯にシフトさせることで、電力のムダが抑えられるそうです。
なお利用するには、シャープの太陽光発電システムおよびHEMS（クラウドエネルギーコントローラ<JH-RV11/JH-RVB1>）が必要になります。

冷凍庫の収納やお手入れにも工夫が

また500Lクラスの2機種では、冷凍庫に新しい工夫が2つ採用されていました。

ひとつは冷凍食品が縦置きで効率よく収納できる「タテ置き名人」。下段冷凍室1段目のケースの左右の深さを変えることで、多彩な冷凍食品の縦置き収納に対応しています。たくさん種類があっても見分けやすく、出し入れもサッとできて時間と電気代の節約に。食品ロスの防止にもつながります。

もうひとつは、イネの葉の特性を凹凸に応用したお手入れトレーです。表面の汚れが水滴と一緒に転がり落ちるイネの葉の構造を模し、手前に来るほど凹みの幅を狭くすることで、ゴミが集めやすくなるよう工夫されていました。冷凍庫だけでなく野菜室の底面にも使われていて、野菜くずが簡単に掃除できるようになっています。

イネの葉の凹凸トレーは、シャープ独自の「ネイチャーテクノロジー」のひとつ。これは自然の摂理をお手本にして家電の使いやすさを向上させようという技術で、『Fit63シリーズ』では、他にもホタテ貝の凹凸を模した形状を応用したドアパッキン（省エネに貢献）や、シロクマの毛の構造を応用したLEDライト（光を広範囲に拡散）を搭載しています。

ちなみにネイチャーテクノロジーは、シャープの洗濯機やドライヤーなどで幅広く使われているので、興味のある方はちょっと覗いてみてください。
シャープのネイチャーテクノロジーについてはこちら