【食レポ】銀座に志かわ『黒龍酒造監修大人のあん食パン』vs『水にこだわる高級食パン』食べ比べ！

高級食パンブームは2019年をピークに、現在は落ち着きをみせているが、おいしいものはおいしい。そこで高級食パン専門店「銀座に志かわ」が、福井県の老舗酒造「黒龍酒造」とコラボして『黒龍酒造監修大人のあん食パン』を発売したので、『水にこだわる高級食パン』とともに食レポする！

高級食パンブームは終わっても、おいしいものはおいしいはず！

パン好きの筆者は、『乃が美』『一本堂』『うん間違いないっ！』などのブームとなった高級食パンもいろいろおいしく食べてきた。ただよく見ると、原材料にマーガリンなどを使うところもあったりもしたので、一概にどれもおいしいとは言えないというのが正直なところ。

右側の升に入っているが、大吟醸の酒粕

そんな折、パンの命・水にこだわる2社がコラボ。銀座に志かわ『黒龍酒造監修大人のあん食パン』が期間限定で発売された。資料にはマーガリン不使用で、大吟醸の酒粕に日本酒を加えた白あんをたっぷり巻き込んだ食パンだというところに、日本酒好きでもある筆者はハートをわしづかみされたのだ。

今回は、メーカーに定番食パンともども提供していただけたので、食レポしたい。

革新的な高級食パンの名店、銀座に志かわ『黒龍酒造監修大人のあん食パン』（1斤・税込1,800円・2024年3月20日から4月19日までの期間限定発売）は、この大人のあんに合わせ、国産小麦にはちみつを加え、玄米由来の米油を使った新しいパン生地を作ったという。

黒龍酒造は、1975年に全国に先駆けて大吟醸酒を発売したことでも知られる蔵元だ。

一斤手に持ってみると、ずっしり重い！

一方、「銀座に志かわ」の定番高級食パン『水にこだわる高級食パン』（1本/2斤・税込1,000円・発売中）は、最高級のカナダ産の小麦粉に、はちみつと生クリーム、バターを使用し、食材の持つ旨味を引き出しているのが特徴だ。

気になる原材料を比較。シンプルめな原材料という印象だ。

酒粕には食物繊維やビタミンB、黒米は抗酸化作用があるアントシアニンを含んでいる

最初の2日は生食がおすすめだというあん食パンは、ほんのり酒粕の香りがして、やさしい白あんがたっぷり入っている！ほんのりした甘さと、大吟醸と酒粕の風味が良く、観光地の店頭で蒸している酒まんじゅうを思わせる香りが漂い、食べやすくておいしい！

もっちりパンと黒米の食感もアクセントでいい。なお、黒龍酒造を連想させる黒米をあえて使っているんだとか。黒米といえば、ごはんに入れるとお赤飯のように色付いて好きなのだが、このパンにもほんのり色が付いているようだ。

定番食パンのほうは、もっちりしっとりやわらか食感で、甘くておいしい。いくらでも食べられそうだ。

お次はトースト。食パンの顔色が変わった｡特に、あん食パン。外側はサクカリッとしていて、中はしっとり。なお、トップ画像はしっかりめに焼いたものだが、きつね色でカリッと食感好きにはたまらない。

切り口はこんな感じ。あんたっぷり、水たっぷりなので重みがあるのも納得。「水も食材」という銀座に志かわがパン作りに使用する水の量は、小麦粉100に対して60。天然水よりもpH値高めのアルカリイオン水を使うことで、しっとりした耳・口どけのいいほんのり甘い食パンになるんだそう。

分厚く贅沢切りもしてバターをのせてみた。単にふわっとしたパンとは違って、しっとりしつつ弾力があるように感じた。

高級食パンといったら手提げ紙袋でしょ！ということで、『黒龍酒造監修大人のあん食パン』の包装紙は和紙を使用。なお、有料のギフトボックスや大サイズ、また手ぬぐいメーカー・かまわぬと共同制作した「食パン専用風呂敷」もあり。人生の節目を迎える人へのギフトとしても喜ばれそう。

なお、銀座に志かわでは毎月1日から10日までの限定で「月初め食パン」を販売しているが、次回『月初め食パン 4月愛媛濃厚せとかあん』は4月20日から4月30日を予定しているとのこと。