「毎日の買い物はまず『ダイソー』から」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテムを紹介する「ダイソー・パトロール」。今回紹介するのは『USB式サーキュレーター』。税込770円の超低価格で購入できるコスパ抜群の家電だ。だが、安い分使い勝手が気になるところ。さっそくレビューしてみよう。
一般的なサーキュレーターの3分の1の値段! 去年の1,000円から300円コストダウン
空気の循環を促してくれるサーキュレーター。人が涼しむための扇風機と違い、空気を真っ直ぐ遠くまで送風するための空調家電だ。そのため、エアコンと併用することで効率よく空調管理したり、部屋干しの衣類にピンポイントで送風して乾かせたりとさまざまな使いどころがある。うまく取り入れて、より快適な生活を送りたいところ。
ただ、サーキュレーターの名前が付いている一般的な商品の価格は、安いものでも2,000円程度。とりあえず購入するには少し躊躇する値段帯だ。そんな折、筆者はダイソーで見つけてしまった。なんと、税込770円の『USB式サーキュレーター』(高さ23.5×横幅20×台座直径16cm・希望小売価格 税込770円・発売中)を。
実は昨年もダイソーではサーキュレーターが販売されていたが、その際の価格は税込1,100円。これでも十分に安いが、今年はさらにコストダウンを図り、700円商品として発売されたのである。
モバイルバッテリーでも駆動できる使いやすさ
サイズは高さ23.5×横幅20×台座直径16cmとやや小さめ。円形台座にファンがついたシンプルな形状だ。羽の直径は実測で約13cmだった。
風量は弱・強の2段階。首振り機能はなく、正面から真上まで約90度手動で調整できる。真上に送風できるのはかなりありがたい。左右の調整は台座ごと動かす必要がある。
コード長さは端子込みで約90cm。端子形状はUSB Type-A。そのため、コンセントで使用する際にはUSBアダプターが別途必要だ。
勘の良い方ならお気づきかと思うがこの『USB式サーキュレーター』、モバイルバッテリーからも動かすことができる。入力電圧5V、最大電流2Aの仕様なのでそれに見合うモバイルバッテリーが必要だが、コンセントに縛られることなく設置できるのだ。アウトドアでも使えるので結構便利。
それでは電源ON。サーキュレーターの名前通り、狭い範囲で直線的に送風されている。弱だと約3m、強だと約5m先でも風を感じられた。ただし、涼しむ目的なら1~2mの距離に設置しないと厳しそう。
首振り機能がないため部屋の空気を1台で循環させるなどの集約化はできない。基本的にはエアコンの効率を良くしたり空気の流れを作ったりするために使うのが良さそうだ。
底には6か所の滑り止め
気になったのは音の大きさ。弱ならあまり気にならないが、強だとコオォというやや中高音域の周波数で響き、静かな環境ではかなり気になる。TVの音などを妨害するほどではないが、就寝時やリラックスしたい時には妨げになりそう。
770円なら全然あり! 必要最低限の機能が魅力
2段階の風量と上下の角度調整だけの必要最低限のサーキュレーターで、音もややうるさい……と書くと誰も購入したくないかもしれない。だが、必要最低限の機能はきちんと抑えてたったの税込770円なら全然あり。浴室やトイレ、キッチンなど、音が気にならない空間で涼しんだり空気を循環させたりする用途なら文句なしだろう。車のシガーソケットに繋いで使ってもいい。
消費電力も10W(5V×2A)相当だし、1日(24時間)付けても約7.4円(1kWhあたり税込31円で計算)だから節電目的にもぴったり。メインではなくても、サブやおためしで導入してみてはいかがだろうか。
入手は全国のダイソーで可能だ。