「毎日の買い物はまず『ダイソー』から」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテム。今回はダイソーで入手可能な『ハンディファン』7種の実力をくらべてみた!
小さくても風量に違いなし? 使ってわかった意外なメリット!
真夏日(30度以上)が増えてきたこの時期、道行く人のハンディファンが羨ましく感じるようになってきた。筆者も使おうと思っていると、ダイソーでも多くのハンディファンが並んでいるところに遭遇。買いたい気持ちはあるが、どれが良いのか頭を抱えてしまった。何日も悩み、吹っ切れた筆者はいっそ全種類購入して、それぞれの使い心地をたしかめようと思い至ったわけである。
そんなわけで購入したのがこちらの全7種類。それぞれの風量や範囲、使用時間、使用感などの観点でレビューしていく。なお、風量と範囲は筆者の主観で判断した。それではサクサクっといこう。
バッテリー切れ知らず! 「手動ハンディファン」2選
・『ハンディ扇風機(手動ハンドル式、ネコ)』(税込110円)
風量……弱
範囲……中
重さ……53g(実測値)
サイズ……19.5×3.5×10.5cm
色……ネイビー、ダークグレー、グレー(デザイン違いあり)
1つ目は、レバーを握って送風する『ハンディ扇風機(手動ハンドル式、ネコ)』。片手で使えるので荷物が多い日でも使いやすい。軽くて時間制限もないのもメリットだ。その反面、強い風を送るにはレバーを勢いよく握る必要があり、長時間送風するには握力トレーニングのごとく動かす必要がある。また、風が断続的になるうえ、機械音も少し気になった。比較的涼しい屋内で、寒くならない程度に風を感じたい時に使えそうだ。税込110円と安いのが大きなメリット。
・『ハンディ扇風機(手動ハンドル式、ネコ)』(税込110円)
風量……弱
範囲……小
重さ……38g(実測値)
サイズ……8×15.5×7cm
色……ブルー、薄緑色(デザイン違いあり)
2つ目は、レバーを回して送風する『ハンディ扇風機(手動ハンドル式、ネコ)』。先ほどと違って連続的に送風できるほか、軽い力で回せて疲れにくく、風量のコントロールもしやすい。羽がむきだしになっているが、柔らかい素材なので怪我もしにくくなっている。軽くてデザインが可愛く、持ち手も小さめなので小さなお子さんでも使いやすそう。ただし、両手を使う必要があるので、スマートフォンや荷物を持ちながらは難しい。音はやや大きめ。
ラクラク! 「電動ハンディファン」4選
・『扇風機(電池式、スタンド付、クリアカラー)』(税込330円)
風量(風量強の場合)……中
範囲……中
重さ……118g(実測値、乾電池込み)
サイズ……8.6×17.5×6.5cm
色……グリーン、イエロー
使用時間……3時間(新品乾電池使用時)
ここからは電動のハンディファンをご紹介。1つ目は『扇風機(電池式、スタンド付、クリアカラー)』。乾電池式ではあるが、充電環境のない場面でも使い続けられる、飛行機で預け入れができる(※国内線の場合)、処分しやすいなど、充電式にはないメリットが多くある。風量調整はなくON/OFFのみ、持ち手が大きく平らなのでしっかりと持ちやすいのも良い。税込330円と比較的安価なのでお試しで購入しやすいが、ひと夏使い続けると、充電式より高くなる可能性があるので注意。
スマホを立てかけられる付属スタンド付き。角度調整はないが斜めだからデスクでも使いやすい
・『ハンディファン(角度調整可能、スタンド付)』(税込770円)
風量(風量強の場合)……強
範囲……中~大
重さ……100g(実測値、スタンドなし)
サイズ……8.2×17×4.6cm
色……白、黒
使用時間……風力強:約1時間、風力中:約2時間、風力弱:約5時間
2つ目は『 ハンディファン(角度調整可能、スタンド付)』。角度調整ができる中サイズのハンディファンだ。最大の特徴は、取っ手の形状。角の丸い四角形状でしっかりと持ちやすく、汗をかいた手でもすべりにくい。力も入れやすいから安心感がある。角度調整の構造を備えながらもコンパクトなサイズに抑え、かつ羽も大きめに設計されているなど全体的に工夫が凝らされていた。今回紹介する中で一番バランスがいいハンディファンだ。やや高音の羽音が気になったくらいだろうか。スタンド付きなのでデスクでも使用可能。
・『首振りミニ扇風機』(税込770円)
風量(風量強の場合)……強
範囲……小
重さ……99g(実測値、スタンドなし)
サイズ……7.5×14×3.8cm
色……ピンク、グレー
使用時間……風力強:約1時間30分、風力中:約3時間、風力弱:約8時間
3つ目は『首振りミニ扇風機』。今回紹介する中で最も小さく、最も使用時間も長いハンディファンだ。風量は他とほぼ同等だが、送風範囲が狭く物足りなさを感じてしまう。付属スタンドはないが、自立できるうえに角度調整機能付きなのでデスクでも使用しやすい。気になったのはボタンやコネクタ(Type-C)がファン裏にあるので操作しにくい点と、音が若干大きい点。サイズ感と使用時間を重視したい人には使いやすそうだ。
・『ハンディファン(スタンド付、黒)』(税込770円)
風量(風量強の場合)……強
範囲……大
重さ……126g(実測値、スタンドなし)
サイズ……9.5×20.3×7.6cm
色……黒のみ(別商品扱いで白あり)
使用時間……風力強:約1時間、風力中:約2時間、風力弱:約4時間30分
4つ目は『ハンディファン(スタンド付、黒)』。今回紹介する中で、最も大きく広範囲に送風できるハンディファンだ。持ち手が長くてほどよい太さだから持ちやすく、スイッチが手前にあるので操作がしやすい。重量も数字ほど重く感じなかった。そのままでも自立するが、付属のスタンドを使えばスマートフォンを立てかけることもできる。充電ポート(Type-C)が側面にあるので、ケーブルの取り回しもしやすく、かなり考え込まれたハンディファンだと感じた。角度調整機能がついていないのが惜しい。
手ぶらでGO! 「ネックファン」1選
・『ネックファン(縦型)』(税込770円)
風量(風量強の場合)……強い
範囲……小
重さ……140g(実測値、ストラップ込み)
サイズ……11.2×8.2×3.1cm
色……白、ピンク
使用時間……風力強:約1時間、風力中:約2時間、風力弱:約5時間
スタンド付きなのでデスクに置いても使える
最後はハンディではなく、首にかけるファンをレビュー。首にかけることで手をフリーにできる便利なネックファンだ。側面から空気を取り込み、上部から送風される。3段階の風量を選べて、強ならバッテリータイプとほぼ変わらない涼しいが、範囲は狭い。充電式で繰り返し使えるが、micro-B端子なのが残念。約140gの重量を長時間首にかけ続けるのはちょっと疲れた。とはいえ、動きながら涼しみたい人はこれ一択だろう。
まとめ〜ハンディファン無しで猛暑は乗り越えられない!
暑い季節に大活躍のハンディファン。年々暑さが厳しくなり、欠かせないものとなっている。7種類を使ってみると、ぱっと見は同じでも風量や範囲、持ち手の違いなどを発見できた。購入の際は是非この記事を参考に選んでほしい。
なお、バッテリー付きのハンディファンは落としたり衝撃を加えると、バッテリーが膨らんだり発火したりなど、危険が伴う製品。取り扱いには十分に気を付けてほしい。また、処分の際は各自治体の廃棄方法に従っていただきたい。絶対に燃えるゴミには出さないように!
入手は全国のダイソーで可能だ。
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