【レビュー】THE おうちの焼そば「マルちゃん焼そば 3人前」がカップ化! 『マルちゃん焼そば』の初心に返るうまさ

レビュー

スーパーマーケットのチルドコーナーで、かわいく舌なめずりするマルちゃんのロゴと共に、いつの世も抜群の存在感を放っている「マルちゃん焼そば 3人前」。家庭の焼そば味といえばこれ! そんな原点の味をカップ焼そばとして味わえるのが『マルちゃん焼そば』。カップ麺レビュー歴10年の筆者が、食べて温故知新してみたい。

日本の焼そば好きのルーツはここから始まった!?

気がつけば関東中心に愛されるシャープな味わいの「ペヤング ソースやきそば」、より味の濃い関西系ファンの多い「日清焼そばU.F.O.」、マヨネーズを味方につけた「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」へと巣立っていったとしても、その原点にはおそらく、「マルちゃん焼そば 3人前」のシンプルなおいしさがあるのではないだろうか。

「マルちゃん焼そば 3人前」の誕生は1975年。来年50歳を迎えるベテランチルド焼そばだ。家庭で手軽においしく調理できることをコンセプトに開発された商品で、なめらかでモチモチとした食感の麺と、スパイシー過ぎないお年寄りから子どもまで「おいしい!」と感じるコンサバ系の粉末ソースが特徴だ(同シリーズには液体ソース製品もあり)。

ただどんなに手軽と言っても調理の手間はあるので、熱湯だけ用意すればいいカップ焼そばタイプの東洋水産『マルちゃん焼そば』(107g/うち麺90g・実勢価格 税込254円・2024年8月5日全国発売)はとっても便利。昨年登場して好評だった製品の再登場である。

 

『マルちゃん焼そば』を作ろう!〜ぐらぐらに煮立った熱湯を使い、湯切りは念入りに

先入れが基本のかやく(トッピング)はキャベツと味付け挽肉。粉末ソースと一体化しているふりかけにあおさ、紅しょうがなどが入っている

 

カップ焼そばを含むカップ麺製品全体に言えることだが、ぐらぐらしている熱湯を使うのは基本。温度の下がったポットのお湯では、製品の持つおいしさは半減することに注意したい。麺の上にかやくのみを入れて、やけどの注意しながら湯入れ。蒸らし時間は3分だ。

次は湯切り。これもやけど注意。一度ザッと湯切りをした後、中身を軽く振って、もう一度湯切りする。これは水分が残ってソースが薄まらないようにするためだ。

湯切り時はやけどに注意。カップを斜めにしてしまい、横からお湯がもれてアチッとなりがち

『マルちゃん焼そば』を仕上げよう!〜特製油、粉末ソースの順番を間違えない

次に仕上げの工程に入る。面倒でもパッケージにある【調理方法】を読んでおく。今回はサラッと書いてある「特製油をかけて軽くまぜ、粉末ソースを」が大きなポイント。先に油で麺の表面をコーティングしないと、粉末ソースをかけたときにソースの濃淡のムラができてしまう。

粉末ソースを投入してかき混ぜると何とも香ばしいソースの香りが広がる。どこか懐かしいほの甘いソースフレーバー。ドバッと入れているのは、少しだけソースの濃淡をつけて、味が単調にならない方が、筆者が好きだからだ。完璧なムラ無しを目指すなら、少しずつまんべんなくかけていく方法がいい。

無心になってかき混ぜる。家庭の焼きそばとは違い、野菜や肉が目立たないのは少しさみしいなと思いながら。

 

シンプルな原点回帰の焼そばのおいしさに震えた

実際に食べてみて驚いたのは、麺のもちもち感。パッケージに『「マルちゃん焼そば 3人前」の麺とソースは使用しておりません』とエクスキューズが書いてあるが、チルド麺と遜色ない食感。すごい。

そして何より控えめなスパイシー加減、ほんのりと甘いソースがたまらない。老若男女誰しもが「おいしい!」と感じられる原点回帰の焼そばソースの味わい。目立たないけれど、しゃきしゃきキャベツとおいしい味付け挽肉、そして紅しょうがと青のりも入っているので、コンパクトながらきっちり「3人前」の味を再現している。

 

シンプルで尖ったところのない、スタンダードな焼きそば味は、食べ進むうちにどんどん穏やかな気持ちになってくる。これまでさまざまなカップ焼そばを食べてきたが、いったんリセットされた気分だ。やはり定番の味というのは輝きを失わないものである。

 

公式サイト

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