【顔缶】自販機系缶コーヒーの定番『ポッカコーヒー』現行全5種飲み比べ【顔の歴史付き】

レビュー

自動販売機からゴロッと出てきて、その瞬間にプルタブを落とし、ゴクゴク瞬間リフレッシュできるイチキュー缶(ショート缶)サイズの缶コーヒー。そのロングセラーが「顔缶」の愛称で親しまれ続ける『ポッカコーヒー』です。2024年9月リニューアルの現行全5種のラインナップを、改めて飲み比べてみました。

自販機からゴロッ、ブシュッとプルタブ落とし、腰に手を当て一気飲み! エナジードリンク以前の元気の源は、甘い缶コーヒーでした

さかのぼること昭和47年(1972年)に190g缶(通称:イチキュー缶/ショート缶とも呼ばれる短いサイズ)コーヒーのパイオニアとして誕生したポッカサッポロフード&ビバレッジ『ポッカコーヒー』

 

自販機から取り出した瞬間に一気飲みするガツンと甘い缶コーヒーの基本スタイルは、昭和時代のエナジードリンク的な”気付け”の重要な役割を果たしてきました。当時は缶からフタが外れるプルタブ式が採用されていました。

香料不使用の定番2種

缶コーヒーは缶詰をルーツに持つことから、グラム表記が一般的です。同じコーヒー飲料でも、ガラス瓶のボトルがルーツのペットボトルではml(ミリリットル)表記が一般的な習慣。乳成分による比重の誤差はありますが、だいたい190mlと換算して良いでしょう。

このイチキュー缶は、「ポッカコーヒーオリジナル」は純粋に190gですが、オリジナル以外は185gですし、他メーカーでも180〜185gあたりが一般的です(イチキューじゃない……)。とにかく一気飲みサイズではあります。

コーヒー由来のカフェインはもちろん、糖分補給の役割も大きく、もう一仕事がんばるときに最適化された、労働者ドリンクとして君臨してきました。

 

ポッカコーヒー「顔缶」の歴史

缶コーヒーの象徴として平成、令和の時代まで、『ポッカコーヒー』の缶にプリントされ続けている若者の顔。どこか南国感のあるフェイスは、時代により大きさやもみあげのカット位置、雰囲気を変更しつつも、時代を見守り続けてきました。

 

2006〜2013年(11〜13代目)で一度は小さくなっていたものの、2019年にファンの声に応えてどかんと顔が大きくなりつつ、今回のリニューアルでちょっとだけ小さめになっているのも微笑ましい気がします。

 

2024年版『ポッカコーヒー』現行全5種飲み比べ

2024年9月9日、顔缶4種がリニューアル。新製品1種が追加となりました。今回のリニューアル&新発売のテーマは、休息・休憩のくつろぎに寄り添う”ココロ癒されるコーヒー”ブランドへの進化とのこと。

どのように変わったのか、飲んで確かめていきましょう。

 

しっかり甘い! THE缶コーヒー味の元祖顔缶『ポッカコーヒー オリジナル』

 

ガツンと甘くて、瞬間リフレッシュが可能な一気飲み缶コーヒーのレジェンドで「顔缶」の元祖、『ポッカコーヒー オリジナル』(190g缶・税別140円・2024年9月9日リニューアル発売)

 

甘さで言うと「マックスコーヒー/MAX COFFEE」ほど強烈パンチではありませんが、甘すぎないけどしっかり甘いところが期待通り。無香料でもコーヒーのシックなほろ苦い味・香りを感じさせ、みずみずしいミルクが合わせ技。余韻が甘くて、元気になる味です。THE缶コーヒー!

 

無香料でもコーヒーのシックなほろ苦い香りと味わい、すっきりしたミルク感が印象的な、の味わいでした。

癒しにつながるやわらかい印象のデザインに軌道修正はあるものの、歴史に鍛え抜かれた特徴は崩していないので、安心感のある味わいです。

 

微糖は甘さを控えているわけではない! 『ポッカコーヒー 厳選微糖』

甘みが少なめと誤解されることの多い微糖タイプ。缶コーヒーのお約束としては、糖分は控えつつ、甘さはオリジナル同様(もしくは強め)というのが基本です。

 

『ポッカコーヒー 厳選微糖』(185g缶・税別140円・2024年9月9日リニューアル発売)は、オリジナルが39kcal(100g当り)であるのに対し19kcal(100g当り)と糖分を減らした分、摂取カロリーが少なめになっていますが、甘みの強さはそれほど変わりません。

 

 

厳選したコーヒー豆を使用した雑味の無さ、後味の良さが魅力で、飲むとコーヒーの苦みと酸味が際立ち、少し控えたミルク感とともに、珈琲感は強く感じました。

 

無糖ですっきりキレがいい『ポッカコーヒー ブラック』

無糖なのでカロリーゼロ。1987年にUCC(UCC上島珈琲)が「UCC BLACK無糖」切り拓いた缶コーヒーの新世界は、今ではすっかり定着しました。そのポッカコーヒー版が『ポッカコーヒー ブラック』(185g缶・税別140円・2024年9月9日リニューアル発売)です。

 

飲んでみるとわかるのは、スペシャルティコーヒーに通じる、おいしい水のテクスチャーを感じるすっきりタイプの無糖コーヒーだということ。苦みと酸味をしっかりバランス良く仕上げている証拠です。

 

無香料だというのにコーヒー本来の素敵な香り。酸味のキレが良く、すっきりと潤いを与える爽快感。苦すぎないブラックの完成形ではないでしょうか。

 

ミルキーさが際立つ甘いひととき『ポッカコーヒー カフェオレ』

近年はカフェラテが主流となっているこの世界で、しっかりカフェオレ文化を主張しているのが『ポッカコーヒー カフェオレ』(185g缶・税別140円・2024年9月9日リニューアル発売)です。

 

今回はミルクのコクにこだわって進化したとのこと。確かに穏やかなコーヒー感に、練乳フィーリングを感じさせる甘いミルクの味が印象的。

 

その後にコーヒーのやわらかい苦みが到達して完成です。

 

新製品は現代的な癒やしのおいしさ! 『ポッカコーヒーひとやすみプレッソ』

今回新たに、顔缶のラインナップに加わったのが『ポッカコーヒーひとやすみプレッソ』(185g缶・税別140円・2024年9月9日リニューアル発売)です。

 

コーヒーのうち33%にエスプレッソ抽出コーヒーを使用したニューフェイスは、飲んだ瞬間に世紀の隔たりを感じさせるくらいアップデートされた缶コーヒーの味わいでした。

 

缶コーヒーならではのしっかりとした甘さはありつつも、きりっとしたエスプレッソの苦みをスパイシーに感じながら、スッキリとしつつコクのあるミルク感で着地。

 

歴史を背負っていない分、現代的なシャープなおいしさに集中して仕上げた感のあるおいしさでした。顔の若者もいるものの、ネコが描かれた愛らしいパッケージに仕上げられています。

 

製品サンプル提供●ポッカサッポロフード&ビバレッジ

公式サイト

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