「毎日の買い物はまず『ダイソー』から」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテム。今回紹介するのは『iPhone 2024 スモールサイズ C3用ケース ソフトクリア』『同 抗菌&皮脂防止ガラス保護フィルム』。2024年9月に発売された「iPhone 16」シリーズ向けのケースとガラスフィルムが早くも発売されたので、その使い心地をレビューする!
ただでさえ高いiPhone。さらに高いケース&フィルムはお財布に激痛すぎる!
筆者が9月末にiPhone 16 Proを購入してから、次に探し始めたのがケースとフィルム。約17万円もの高額なスマートフォンを傷つけないための必須アイテムだ。
しかし、Apple純正ケースは約8,000円もするし、安いものでも2,000~3,000円はする。ガラスフィルムも安いもので2,000円程度が当たり前となった。ただでさえ高額なiPhoneなのに、更に出費が嵩むのは避けたい。
そんなこんなでどれを買おうかと吟味していたところ、なんとダイソーで早くもケースとガラスフィルムが売られていた。これまでは半年程遅れて販売していたので全くのノーマーク。値段に勝る性能はない! と思いiPhone 16 Pro用のケースとフィルムを購入した。
必要最低限の機能はばっちり! 汚れ・軽度の傷防止ならソフトケースで十分!
まずはケースから。品名は『iPhone 2024 スモールサイズ C3用ケース ソフトクリア』(7.6×15.1×1.4cm・希望小売価格 税込110円・発売中)。早期販売するにあたって、「iPhone 16 Pro」という単語を使えなかったのだろう。
なお、他のシリーズの品名は、「iPhone 16」は『iPhone 2024 スモールサイズ C2用ケース ソフトクリア』、「iPhone 16 Plus」は『同 ラージサイズ C2用ケース ソフトクリア』、「iPhone 16 Pro Max」は『同 ラージサイズ C3用ケース ソフトクリア』となっている。
重さは実測で約22g。
樹脂製のソフトケースで、手でぐにゃぐにゃと曲げられる強度。
全体はクリアだが、背面内側は細かいドットの加工がされている。ちなみにこれはケースがiPhoneに張り付くのを防ぐもの。張り付くと虹色のまだら模様が浮き出て見栄えが悪くなってしまう。100円ながら、きちんと対策されているようだ。
ケースを装着すると、意外とほっそりとした印象。手に持ってもケースなしとさほど変わらない持ち心地。厚みが1~2mm程しかなく、必要最低限の保護をしているような感じだ。
少し高いケースなどは、落下衝撃から保護するために角にエアークッションのようなものが付いているが、本商品にはなし。衝撃保護用ケースではなく、汚れ防止やひっかき傷防止程度の認識がよさそう。
ボタン周りは、突起と小さな溝が開いている。操作性は全く問題なし。ただ、この隙間にほこりが詰まりそうで少し心配だ。
スピーカーや充電端子の穴の位置もぴったり。ストラップホールも付いている。
「iPhone 16」シリーズの目玉機能であるカメラコントロールは、穴あきで対応。
少し大きめに空いていて、かなり快適にアクセスできた。衝撃保護を目的としたケースだと厚みがある分カメラコントロールを操作しにくいが、これならストレスなく使えそうだ。
カメラ部は高めに盛り上げることで保護されている。机に直置きしても大丈夫だろう。
なお、指紋汚れはかなりつきやすい。
市販品と遜色ないクオリティ! 少しだけ小さいのが惜しい
続いては『iPhone 2024 スモールサイズ C3用 抗菌&皮脂防止ガラス保護フィルム』(6.7×14.5×0.03cm・希望小売価格 税込110円・発売中)。こちらも同じく「iPhone 16」の単語は使われていない。見分け方は先ほどの『同 ケース ソフトクリア』と同じなので割愛する。
スマートフォン用のフィルムは樹脂フィルムとガラスフィルムの2種類があり、一般的に樹脂フィルムは安く、ガラスフィルムは高い傾向がある。そんな中、100円でガラスフィルムを出してくるとは驚きだ。
中に入っているのはフィルムのみで、位置調整用のガイドなどは入っていない。重さは実測で約12g。性能は、抗菌(半永久的×効果持続、99%菌の増殖を抑制※)と皮脂防止のほか、強化ガラス10H実力相当とのこと。
(※)全ての菌の増殖・繁殖の抑制を保証するものではない
はく離フィルムを剥がし、狙いをすまして貼り付ける。
気泡が入るが、押し出したり、数日待てば自然と消えるものなので問題ないだろう。
ぱっと見は一般的なガラスフィルムと大差はない。透明度は高く画面はきれいに見えている。
Dynamic Island(ダイナミックアイランド)部は、加工のない全面保護タイプ。
皮脂防止については、確かに付きにくいような印象は受けた。おそらく、一般的な皮脂防止を謳う商品と大差ないクオリティ。とはいえ、どうしても指紋は残るようだ。
気になったのは、フィルムサイズがかなり小さめなこと。上下左右に約2mmほどの隙間ができている。ベゼル内側(画面サイズ)とほぼ同じなので支障はないし、ケース干渉やコスト削減(材料・精度等)のためだと思うが、これはかなり気になる。粘着面がはみ出ているのか、ほこりもすぐにくっついてしまった。
ケースとフィルム、そしてカメラ保護とMagSafeリングも装着! 400円でフル装備!
最後に、ここまで紹介した2商品と、カメラ保護カバーとMagSafe対応ステッカーを取り付けてみよう。
「iPhone 16Pro」シリーズの3眼カメラは、「iPhone 15 Pro」と同じサイズのため、流用が可能。今回はダイソーで販売されている同じ製造元の「iPhone15Pro/15ProMax/14Pro/14Pro Max用 カメラ保護クリアカバー」を取り付けた。
また、同じくMagSafe対応ステッカーは、こちらもダイソーで同じ製造元から販売されている「iPhoneケース用 MagSafe対応ステッカー」を使用した。
同じ製造元だけあって、いずれも干渉なしで取り付けられる。MagSafeも使える完全状態となった。これでたったの400円だから驚き(MagSafeアクセサリ除く)。破損したり、変色したりしても、わずか100円だからガンガン買い換えればいい。ダイソーの良さはそこにあるのだ。
新型iPhoneを買ったけどケースやフィルムで悩んでいるなら、とりあえずお試しで使ってみてはいかがだろうか。高価な買い物が傷つく前に、しっかり保護しよう。