【電気圧力鍋】圧力が弱い??だから美味しいタイガーのクックポットの新製品が登場!

レビュー

昨年6月にデビュー以降、2Lタイプで販売数量1位※となった電気圧力鍋「TIGER COOKPOT」(以下クックポット)。タイガーの広報さん曰く、人気の秘密は“圧力の低さ”にあるそうです。この11月に登場した新製品は、いくつかの機能が追加され、より美味しく便利に進化しました。発表会から魅力をレポートします!※タイガー調べ(2023年7月~2024年4月、2Lタイプにおいて)

 

タイガー電気圧力鍋「クックポット」は低い圧力の「うま圧」が特徴

一般的な電気圧力鍋は1.7気圧以上の製品が多いですが「クックポット」は約1.15気圧という優しい圧力を使った「うま圧」が人気になっています。圧力ってなんとなく、高い方が良いんだと思っていたのでちょっと意外でした。


「高圧だと圧力調理の時間は短くても減圧に時間がかかります。低圧の「クックポット」は圧力調理の時間が長めですが、減圧時間が短いのでトータルの調理時間は短くなって、料理が早くできあがるんですね。低圧調理では野菜の食感もちゃんと残るし、お肉は柔らかくジューシーに仕上がります。栄養分も残りやすいですよ」(タイガー広報)。

※従来モデルCOK-A220の資料より

一方で高圧タイプのようにイワシの骨を柔らかくするのは苦手ですが、それよりも普段よく作る料理を美味しく早く作る方向性を重視したそうです。

※従来モデルCOK-A220(2.2Lタイプ)の資料より:オートメニュー「うま圧カレー」の場合

 

炊飯器のような見た目の電気圧力鍋「クックポット」。実は美味しくお米も炊ける

炊飯器のようなこの形も低圧のおかげです。圧力が高い製品は、横に回してガッチリホールドする安全機構の蓋でないと危険なのだそう。その点「クックポット」はボタン一つで蓋がパカっと開くお馴染みの方法で、便利かつ気軽に使えます。蓋のてっぺんに圧力ロックボタンがついていて、安全対策もバッチリ。

フタがパカっと開く炊飯器方式。上のボタンが上がった状態だとフタが開かない設計

 

もうひとつ、ご飯が美味しく炊けるというのもタイガーらしいアドバンテージです。購入者アンケートによると、なんと半分以上の人が炊飯しているとのこと。約1.15気圧&独自の炊飯プログラムで炊くご飯は、甘みとシャッキリ感があっていろんなおかずにマッチします。

 

そんな「クックポット」の新製品がこの11月に登場。
従来機に「炒め機能」と「オートメニュー2種」と「大容量サイズ」が加わりました。

 

「炒め機能」の追加でもっと多機能に

2.2Lタイプは税込 27,800円、4Lタイプは税込 32,800円(いずれも市場価格)。手頃な価格も人気の秘密。

これまでは「圧力調理」をはじめ「低温調理」や「無水調理」などができて1台10役でしたが、今回「炒め調理」が加わって1台11役に進化しました。ガスコンロを使わずに炒めメニューができるほか、煮込む前に食材を炒めることで、アクの出にくい調理ができます。

 

「クックポット」で炒め調理をするメリットは、温度管理ができること。フライパンだと火加減の調整が必要なところ、「クックポット」は常に最適な温度を保ってくれるので、ある程度ほったらかしでも失敗なく作れます。内なべが深く、油跳ねで周囲が汚れないのも便利。なお、かき混ぜ機能はないので、調理時は自分で混ぜるスタイルです。

この日は、レシピを監修した夢クッキングスクール梅田先生が青椒肉絲を作ってくれたのですが、作業の途中でかなり目を離していたにも関わらず、焦げたり野菜がシナシナになったりせず、シャッキリと美味しく仕上がりました。野菜から水分が出ることもなく、味もしっかりしてご飯がもりもり食べれそう。

マニュアルモードの「炒め・強」を選び、加熱時間を13分にセットしてスタート。食材を触ると水分が出るので、混ぜすぎないのがポイント。

 

調理中に目を離していたのは、並行して肉じゃがを作っていたからです。こちらも圧力をかける前に炒め作業を行いました。「肉を炒めると表面が固まって、旨味が逃げずに美味しくなるわけです。玉ねぎや人参は、炒めることですごく香りが出てきます」(梅田先生)。その後は煮汁を加え、優しい圧力で37分加圧。「温度や圧力が高いほど調味料は変化して、香りも味も変わってきます。でも早く仕上げたいという場合は、やはり低い圧力での調理がおすすめです」。(梅田先生)

試食してみると、全体的にしっかり味が染みつつ、それぞれの食感も楽しめました。肉じゃがは寝かせてから食べる派ですが、これなら再加熱してもぐずぐずにならず、きれいで美味しい状態をキープできそうです。

 

オートメニューに「白米の早炊き」と「濃厚焼きいもメニュー」が参戦

従来は40個だったオートメニューに「白米の早炊き」と「濃厚焼き芋いもメニュー」が追加されました。早炊きメニューは、2.2Lタイプだと1合を最短約28分、4Lタイプは1合を最短約25分でご飯を炊き上げます。

 

濃厚焼きいもメニューでは、甘みを引き出す温度でじっくりと熱を加えることで、石焼きいものようなねっとりとした食感と甘みを実現。そのまま食べてももちろん美味しいのですが、皮が薄くスーッとむけて身離れがいいので、スイートポテトやお芋ケーキなど加工調理にも向いています。実がまるっと使えるから廃棄率も少なくて◎

さつまいもと水を入れ「オート41」を選んでスタート。完成までの所要時間は約80分。じっくり時間をかけて澱粉を糖に変え、甘くねっとりと仕上げる。

 

大容量サイズの4Lをラインナップ

これまでは2.2Lタイプのみでしたが、今回から大容量サイズの4Lが登場。2.2Lタイプでは3人前のカレーも4Lだと倍の6人前まで作れるほか、ご飯は6合までドーンと炊けます。一度にたっぷり作れるから、人数の多いファミリーや作り置きを充実させたいお家にぴったり。調理容量は2倍ですが、調理時間は約1.5倍※となっているので、帰宅後に急いで夕食を作りたい状況にも対応してくれます。

※すべてのレシピではありません。

両サイズとも、使用後のお手入れパーツは内なべ・つゆ受け・内ぶたの3点のみ。つゆ受けと内ぶたは食器洗い乾燥機にも対応しています。後片付けの手間を軽減してくれるのも、日常使いするには外せないポイントですね。

 

家事の時間を減らしてくれる、たのもしい味方

優しい圧力で時短調理ができる電気圧力鍋「TIGER COOKPOT COK-B220/B400」。使い勝手の良さと親しみやすさで、毎日の家事をしっかりサポートしてくれそうです。製品コンセプトは“料理を一番楽しい家事にしたい”。料理が得意じゃない人もチェックしてみてくださいね。

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諏訪圭伊子(フリーライター)

家電に携わって30余年のアラフィフライター。月刊『特選街』であらゆる家電を詳しくレビューした「我ら!家電体験隊。」の連載を長年担当。様々な家電メーカーの新製品発表会に参加し、最新の情報収集を行う。プライベートでは仕事と家事を切り盛りする2児の母。ママ友に情報を共有するような親しみやすさをモットーに、その家電が暮らしにどう生きるかをイメージできるような、具体的で丁寧な解説を目指している。

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