【ダイソー】スケルトン『完全ワイヤレスイヤホン』の実力を、乃木坂46で検証!

レビュー

「毎日の買い物はまず『ダイソー』から」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテム。今回紹介するのは『完全ワイヤレスイヤホン(スケルトン、ホワイト)』。中の基盤が見えるスケルトンデザインのイヤホンだ。今回は筆者の好きな乃木坂4637thシングル「歩道橋」を聴いて、その魅力がしっかり伝わる完成度なのか確かめてみた!

スケルトンブームがダイソーにも! 基盤が見えるカッコいいデザインの1,100円

1990年後半から2000年ごろにかけて巻き起こったスケルトンブーム。ゲームボーイやたまごっちなどのゲーム機を中心に、中の基盤が透けて見えるデザインが流行した。筆者はまさにその世代の生まれで、ゲームボーイカラーやデジモンのスケルトンデザインに心躍らせていた。そんなスケルトンブームが再び訪れている。

そしてダイソーでもスケルトンデザインの『完全ワイヤレスイヤホン(スケルトン、ホワイト)』(5.2×2.5×4.4cm・希望小売価格 税込1,100円・発売中)が販売されているのを発見。

 

スケルトンはもちろん、実は完全ワイヤレスのインナーイヤー型はダイソー初登場。さっそく購入し、その聞き心地を確かめてみた。

 

『完全ワイヤレスイヤホン(スケルトン、ホワイト)』基本スペック

詳細なレビューの前に、基本的なスペックを抜粋して記述する。より詳しいスペックは画像または記事終わりの「公式サイト」のリンクからチェックしてほしい。

仕様:完全ワイヤレス
サイズ:5.2×2.5×4.4cm
重さ(実測):20g(イヤホン+ケース、イヤホン単品は3~4g)
再生時間:最大約15時間(イヤホン5時間+ケース10時間)
機能:タッチセンサー搭載
充電方法:USB Type-C充電
通信方式:Bluetooth 標準規格 Ver.5.3
イヤホン部
型式:ダイナミック
ドライバー:13mm
出力音圧レベル:110士3db
再生周波数帯域: 20Hzー20000Hz
インピーダンス:32オーム

 

外側だけスケルトンというコントラストがクールな『完全ワイヤレスイヤホン(スケルトン、ホワイト)』

イヤホンの形状は、AirPods 4と同じインナーイヤー型。デザインもかなり似ているように見える。ダイソーが販売している従来のワイヤレスイヤホン(丸みを帯びたデザイン)とは形状が大きく変わっており、メジャーなスマートデザインになっているのも大きなポイント。ぱっと見、これがダイソー製の1,100円イヤホンだとは思えないだろう。

イヤホンは、外側だけが透明で、内側は色付き。ホワイトのほか、ブラックも販売されている。以前のブーム時より透明度が高く、中の基盤がはっきりと見えてかっこいい。基盤の色は緑や黒が多いが、白色に統一しているのもこだわりポイントだろう。ブーム再来とはいえ、やはり進化している。

側面の金色の部分がタッチセンサーになっていて、ここをタップして操作が可能。タッチセンサーってこんなに小さな部品だったのか、ちょっと感動する。これもスケルトンだからこその面白さ。色付きだとセンサーにタッチできているか不安になるが、これなら位置が分かりやすい。ちなみに、先端の丸い銀色の部品はマイクだ。

 

充電ケースも同じスケルトンデザイン。基盤が比較的シンプルなのでガジェットオタクにはちょっと物足りないが、ごちゃごちゃしていない分すっきりとした見た目だ。

ケースから取り出せば自動でパワーオン、戻すと自動でパワーオフ

充電中はイヤホンのLEDが光っているのが透けて見える。たまにケースに入れても充電されていないことがあるから、ケース越しでも分かるこのデザインはありがたい。機能面でもスケルトンが活きているようだ。

USB Type-C充電部

乃木坂46の最新シングル表題曲の「歩道橋」で音質チェック! 中〜高音域が聞きやすく、ヴォーカル重視な人にぴったり

それではBluetooth接続をして、音質をたしかめてみよう。聴く曲は2024年12月11日に発売されたばかりの乃木坂4637thシングル表題曲「歩道橋」(筆者の大好きなアイドルグループである)。ピアノや弦楽器(ストリングス)が映える美しいバラード曲だ。センターを務めるのは4期生の遠藤さくらさん。透き通った癒し系の声質と自然と引き込まれる歌声が特徴である。

ペアリングして音楽を流す。もたつくことなくスムーズに接続・再生できた。

 

美しいピアノから始まり、壮大な空間の広さを感じさせる弦楽器の響き、ベルの音が「歩道橋」の冬の透き通った空気感を感じさせる。中〜高音域、とくにボーカルや弦楽器が聞き取りやすく感じた。

 

楽曲とセンターの遠藤さくらさんの透き通った歌声との相性が抜群で、Aメロの一言目から1人で、孤独で、街の中で佇んでいるという情景が伝わってくる。その状況に不安と寂しさを感じ、すぐに引き込まれてしまった。

 

サビに入ると一気に躍動感のある曲調に変化。歩道橋(特別な未来)を歩く選択をしたけど、その途中で不安に駆られる焦燥感、このまま進んだ先にある特別な未来・期待……明るさを増した曲調と歌声の対比もまた、選択を主題としたこの曲にぴったりといえるだろう。感想を書くのに夢中になってしまったが、これは1,100円のイヤホンである。つまりそこまでヴォーカルに関してしっかりと聴き取れるということだ。

 

少し気になったのは、低音の鳴り。本商品のドライバー(音を出す部品)は、13mmのダイナミックドライバーが使われている。イヤホンとしては、かなりの大型サイズで低音の表現や空間表現に優れていると言われているタイプだ。

 

だが実際に聞いてみると逆で、低音の力強さがなく隠れた印象を受けた。音もやや潰れて聞こえる。これは『完全ワイヤレスイヤホン(スケルトン、ホワイト)』だからではなく、開放型のインナーイヤー型なので性質上仕方ない点。多少は妥協するしかない。

 

念のため、他のアーティストの曲や手持ちのイヤホンと聞き比べても同じ感想を持ったので、『完全ワイヤレスイヤホン(スケルトン、ホワイト)』の特性と捉えていいだろう。ヴォーカルがしっかりと前にでて聴きやすいので、乃木坂46のように複数人が同時に歌唱する1人1人の歌声を聴きたい人にも向いていそうだ。

インナーイヤー型でこの値段と音質なら価値あり! 気軽にヴォーカル主体の音楽を楽しみたい人におすすめ

インナーイヤー型由来の不満点は出てくるものの、1,100円でこの音質なら十分に及第点。高級イヤホンやカナル型を使えばより音楽にコミットした音を楽しめるだろうが、インナーイヤー型には周りの音が聞こえる、圧迫感がないといった他にはないメリットがある。

 

価格的に落としてなくしても痛さが最小限で済む!

また、1,100円であれば万が一落としたとしても損失は最小限で済む。デザインに優れ、コスパも良く、音楽を必要十分に楽しめるのだから、選ぶ価値は十分にあるだろう。連続再生時間もイヤホン単体で約5時間、ケース充電込みで約15時間。通勤・通学・旅先で使うには申し分ない。

 

スケルトンデザインのワイヤレスイヤホンで、気軽に楽しく音楽を楽しんでみてはいかがだろうか。

 

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公式サイト

 

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