『ブラウン シリーズ9 Pro+(ナイン・プロプラス)』(2025年版)は、ヒゲが濃いめで深剃り必須なのに肌が弱い人に、フィットするフラッグシップシェーバー。初心者でもよく剃れて時短もできるのに、ヒリヒリしにくいという剃り味が特徴です。 とはいえいきなり最高機種導入は、価格的にどうなのでしょうか。今回はおトクな買い方とともにレビューしていきます。
深剃りのブラウンシェーバーの歴史的転換点!

ブラウンはドイツ生まれの家電ブランドで、電気シェーバーの分野では長年「深剃りに強い往復式」の代名詞として世界に君臨してきました。 なかでも最高峰『シリーズ9』シリーズは、複数の直線刃を高速で往復させる往復式で、短いヒゲから寝たヒゲまで効率的に剃り落とす「時短深剃り」を武器に、多くのユーザーから支持されています。
とはいえ肌の弱い人にとってはパワフル過ぎると感じる人も少なくありませんでした(筆者もその一人)。その点、最新世代の『シリーズ9 Pro+』は、「究極の深剃りと肌へのやさしさ」を両立させたモデルとして登場しました。これは歴史の転換点ともいうべき、大きな進化です。
新『シリーズ9 Pro+』はなぜ、肌にやさしくなれたのか

P&Gジャパン『ブラウン シリーズ9 Pro+』(本体:約168×66×44mm/約207g・参考価格 税込4万円台中盤~9万円台中盤※編集部調べ・2025年10月24日発売)は、ブラウンシェーバーの最上位シリーズの2025年10月版。 深剃りだけでなく、やさしさをゲットすることになった理由は、約10年ぶりにシェービング刃を大幅に刷新したことです。
10年ぶりの刷新!刃の安定性が45%向上して剃り味が一気にやさしくなった

パワフルな剃り心地とともに、従来は荒ぶる野生動物のような振動が特徴だった「シリーズ9Pro+」。新たな『シリーズ9 Pro+』(2025年版)を使うと、まず音からして違います。ブォーッからブーンに。飼い慣らされた動物のように、ずいぶんとフレンドリーな振動になりました。
実際に剃ってみるとびっくり。肌あたりが全然違うのです。吸い付くようにヒゲを吸収してスマートにカットしていきます。以前とは完全な別物の感覚です。
その理由は、刃の安定性が従来比で45%向上したから。シェービング中に刃がブレにくく、肌に対して均一に沿いやすい構造になったのです。刃がブレにくいおかげで、本体もブレにくい。結局のところ、本体も刃も無駄な動きがなくなり、ブレない分、不用意に肌に角度を付けてしまうことがなくなったので、肌を刺激しにくい構造になったのです。
シェーバーの核心ともいうべき刃の見直しで、使用感自体が変化

もちろん、深剃りのブラウンぶりは変わりません。見直すのに10年かかったという割りには、その変化は刃自体の高さの見直し、しなりの軽減から、刃密度の調整など非常に細かい調整です。だというのにシェービング効率が31%アップしたというのですから、非常に意味深い進化だったと、軽くひと剃りするだけでも実感しました。これはすごいです。
網刃は肌下0.01mmの薄さでヒゲを根本近くからキャッチできるのもよいところ。軽い力で当てても十二分に深剃りしてくれるので、何度も往復する必要がないので時短になりますし、肌負担も軽減します。
初心者向け・シェーバーの選び方

とても便利だけど……。
今回使用したのは、『ブラウン シリーズ9 Pro+ 9667cc』(約168×66×44mm/約207g・参考価格 税込8万円台中盤※編集部調べ・2025年10月24日発売)。高いですね。ただこの価格というのは、付属品に大きく左右されます。美顔器ヘッド、シェーバーケース、6in1全自動アルコール洗浄システム(洗浄液付き)などの全部盛りの9687ccは9万円台中盤ですが、付属品をシェーバーケースや充電スタンドなどのシンプル構成の9610sにすると税込4万円台中盤~から入手できます。
ここまで書いてきた本体の刃の見直しによる”やさしい深剃り体験”は、実は本体機能なので全く同じ。自身に本当に必要な付属品に絞り込むことによって、実に5万円の価格差が生じることになるのです。
もちろん、本体を差し込むだけで自動的に洗浄ができる自動洗浄器は便利ですが、刃の部分を外して洗浄する手間を面倒がらなければ不要、長期出張などで持ち運びたいなら充電トラベルケースがあれば便利ですが、通常フル充電で最大60分使用可能なので、充電が切れるまで使用するのは1回3分として20日近くかかる計算です。
初心者こそフラッグシップモデルを選ぶべき理由

柔軟なヘッド。
「まずは手頃なモデルで慣れてから、物足りなくなったら上位機種へ」と初心者は考えがちですが、実は上位機種の方が、テクニックが足りなくても、馴れない剃り方をしても、フォローをしてくれるからです。
むしろ馴れてきてシェービングテクニックが上がってからなら、安い機種でも上手に剃れるようになります。楽器に例えるとわかりやすいですのですが、初心者用の安価なギターは、弦が硬くて押さえづらく、音も鳴りにくいことが多いです。一方、高級なギターは、軽い力で弦が押さえられるように調整されており、きれいな音が出やすいので、練習そのものが楽しくなって上達が早くなります。
シェーバーも同じで、フラッグシップモデルほどテクニック不足を機械側が自然にカバーしてくれます。結果、ハイエンド機を最初から選ぶことで、毎朝しばらく続く不快な「ヒリヒリ」と付き合わずに済む可能性が高くなるのです。
使用感:『シリーズ9 Pro+』の使用感:ここが頼もしい!
アゴ下・首筋にもフィットするヘッド構造

痛くない。
アゴ下や首筋は、顔の中でも凹凸が大きく、ヒゲの向きもバラバラなため、剃り残しやすい難所です。新『シリーズ9 Pro+』は、前後にしなりながら動くフレックスヘッドと、それぞれが独立して動く刃ユニットの組み合わせにより、顔のカーブにぴったり沿いやすくなっています。

さらに、ヒゲの濃さを検知して出力を自動調整するPRO人工知能テクノロジーを搭載し、1分間に最大13回、ヒゲの密度に応じてパワー配分を最適化します。 濃い部分ではしっかりパワーをかけ、薄い部分では必要以上に刃を動かさずに効率的に剃り切れるのが快適です。

やっぱり痛くない!
ウェットシェービング対応とバッテリー性能
新『シリーズ9 Pro+』は防水設計で、フォームやジェルを使ったウェットシェービングにも対応。 敏感肌の人なら、洗顔後にシェービングフォームをたっぷり泡立てて顔に塗ってから剃るこの方法が一推しです。
バッテリーは約1時間のフル充電で約60分使用でき、5分の急速充電で1回分のシェービングが可能なクイックチャージ機能付き。 100〜240Vの電圧に対応しているため、国内外をまたいだ出張や旅行でも、変圧器なしで利用できます。
洗浄器付きモデルなら、お手入れもワンタッチ

カートリッジは要交換。
面倒を嫌う人の強い味方が除菌・洗浄・効率的な乾燥・充電まで面倒を見てくれる「6in1全自動アルコール洗浄システム」と乾燥機能がシンプルな「5in1全自動アルコール洗浄システム」です。ただその分高価になるので、手間を惜しまない人はぜひ省略して、本体のやさしい深剃りをおトクに堪能してください。
シリーズ9を持っている人なら新替刃「96M」で刃の進化は体感できる!

実は『ブラウン シリーズ9 Pro+』(2025年版)が採用している新替刃「96M」は、『シリーズ9』シリーズの各機種と互換性があります。『シリーズ9 Pro』『シリーズ9』『シリーズ9 Sport+』の多くの型番にも対応しており、本体を買い替えなくても替刃を96Mに交換するだけで、ブレないやさしい深剃りヘッドにアップグレードできるのは魅力です。ちなみに替刃交換は18ヶ月(1年半)が目安です。
まとめ:ヒゲの濃さと肌の弱さ、どちらもあきらめない一台

『ブラウン シリーズ9 Pro+』は、朝しっかり剃っても夕方には青ヒゲが目立つほど、ヒゲが濃い人で、カミソリ負けしやすいなら、おすすめです。時短とNOヒリヒリにメリットを感じるならぜひ検討してください。また電気シェーバー初心者で、テクニックはおぼつかないけれど、短時間でヒリヒリせずに剃り上げたい人にもおすすめ。
シェーバーは毎日(もしくは2日に1回?)のことです。『シリーズ9 Pro+』で大幅にシェービング時間を短縮し、深いなヒリヒリを防ぎ、見た目もすっきりするなら、新生活への導入の価値は充分あると思います。
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