JTの最新型人気機種『プルーム・オーラ』。同機種に最適化された濃厚喫味の新スティックシリーズ『エボ(EVO)』に待望の新味2種『エボ・トロピカル・ベリー・クリスタル』『エボ・トロピカル・バナナ・クリスタル』が追加! 今回は想像を超える甘くておいしい味わいになってます。
【加熱式タバコ】『プルーム・オーラ』とは?
2025年7月に登場したJTの加熱式タバコの新機種『プルーム・オーラ』(24.2 ×109.4×29.2mm/77.9g・税込2,980円・発売中)。従来のスティックも互換性があって吸えるのですが、同時に『プルーム・オーラ』に最適化したタバコスティックブランド『エボ(EVO)』(1箱20本入・税込550円・2025年7月1日発売)も登場しました。
独自の加熱技術「SMART HEATFLOW」とは
オーラの特徴は、加熱式タバコの心臓部となる炉の部分に「精密深絞り加工」の楕円状のカップ構造を採用して、スティックとの密着度を高めて、うまさを抽出する構造を搭載したこと。筆者が実際に吸ってみたところ、喫味の強さを出すためのものというよりは、味わいを濃くする方向の進化であり、フレーバーがより自然に広がる進化のように感じています。
専用スマホアプリ経由で加熱モードを4種類から選べる!
専用スマホアプリを使用して、CLUB JTデバイスページからBluetooth接続すると、加熱モードを変更する機能・ヒート・セレクト・システムモードで4段階に変更することができます。一番バランスのとれているのが、デフォルトで設定済の「スタンダード」。「ストロング」は短い時間で強めの喫味を楽しみたい人におすすめですが、スティックは辛めに感じます。「ロング」は喫味が弱くなりますが、ちびダラ吸いの人には長く楽しめて良いでしょう。このモードでついについにアイコスと並ぶ約6分の喫煙時間に到達しました。「エコ」は本数を多く吸えるものの、すぐ終わってしまうので、スティックがもったいない気がします。

モード切替はスマホ専用アプリを使用。加熱待ち時間は基本約25秒ですが、ストロングモードのみ約30秒
『プルーム・オーラ』× 『エボ』、甘さが自慢の新味2種を吸ってみた!
オーラのために最適化されたタバコスティック『エボ』は世界30カ国以上の国々から、JTの厳しい品質基準を満たしたたばこ葉のみを厳選、10万回を超えるテイスティングにより生み出された新ブレンドが特徴。葉の密度を高めた新ブレンドということで、ドロー(吸い込む力)が重くなるかと思いきや、気になりませんでした。
では実際に吸ってみましょう。2種類ともいわゆるカプセルメンソールタイプなので、フィルター部分に入っているカプセルを潰してからセットします(当初は味変用に用意されたカプセルですが、ほとんどの人が最初から潰して吸っているというデータ有り。確かに吸いながら潰すとフィルター部分が折れてしまうリスクもある)。

カプセルはこんな感じで入ってます
『エボ・トロピカル・ベリー・クリスタル』:完熟マンゴーと甘酸っぱいベリーのマリアージュ!
みんな大好きベリーメンソールは、「エボ」でも「ベリー・クリスタル」がすでに存在しています。そこに完熟マンゴーの南国感を加えたというのが『トロピカル・ベリー・クリスタル』(20本入・税込550円・2025年8月1日発売)。マンゴーならではの異国情緒あふれるフレーバーを、ベリーの甘酸っぱさが包み込み、辛みのあるメンソールでキリッとまとめ上げた味わいがします。
蒸気を吐き出した後のフィーリングは確かにほの甘い。イヤミな感じでは無く自然な甘みなので、いい感じ。っていうか、香料作りに何かブレイクスルーがあったのでしょうか。それともオーラの味の出し方のせい? フレーバーにケミカルさが微塵も無いのに驚きました。進化してます。
おすすめモードはやっぱりスタンダード。ロングだとフレーバーが最後の方は息切れするし、ストロングではちょっとメンソールの辛みが強くなってバランスが崩れてしまう印象です。
『エボ・トロピカル・バナナ・クリスタル』:バナナとタバコがこんなに合うなんて!
タバコのバナナフレーバーって難しいんですよね。熟しすぎたバナナを再現すると発酵臭に近くなってしまうことも多く、世界のバナナのおいしさが統一されていない気もします。輸入ベイプ・リキッドなどでも、バナナはけっこう鬼門。シガー/葉巻あたりだとおいしいこともありますが、香料を使う加熱式タバコ特有のタバコ葉とのハーモニーが難しかったりします。
『トロピカル・バナナ・クリスタル』(20本入・税込550円・2025年8月1日発売)は、さすがJT、日本人がおいしく感じるバナナのフレーバーを見事に表現しました。筆者的にはスタンディングオベーションです。こちらも完熟マンゴーのフレーバーが基礎にありますが、ミルキーでクリーミーなバナナの甘さが重なって、天国に近い甘いタバコの誕生です。メンソールはやさしくミルキー感をシャキッとさせる脇役に。これはとてもおいしいです。
まとめ:ケミカルになりがちなトロピカルフレーバーを見事においしく昇華!

5人家族になりました
加熱式タバコの進化はやっぱりすごいです。何かとケミカルに感じやすく、吸っているうちに飽きやすい、くどくなってくるというフレーバーならではの問題を、筆者はいままで課題に感じていました。しかし技術力の切磋琢磨で、ここまでおいしくなるのだなと、ひとしきり感激しました。
従来ならフレーバーならではのクセを、メンソールを強めてごまかす方向に行きがちでしたが、『エボ・トロピカル・バナナ・クリスタル』では、メンソール無しでも勝負できるくらい自然な風味を生み出していました。カプセル入りフレーバーメンソールの長男「ベリー・クリスタル」もおいしく味わいましたが、次男、三男の『トロピカル・ベリー・クリスタル』『トロピカル・バナナ・クリスタル』は新たな領域に一歩踏み出したうまさです。筆者的にはバナクリがおすすめです。
公式サイト※年齢確認あり
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