IoT対応歯ブラシとクラウド連係で歯の健康が維持できる新サービス

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毎日の歯磨き状況をもとに個人に合った指導が受けられる予防歯科サービス

日本では普及が遅れている予防歯科だが、IoTとクラウドを活用した先進的な予防歯科サービスがこの1月末から始まった。

具体的には、サンスターの「IoTスマートハブラシG・U・M PLAY」と、富士通の歯科医院向けクラウドサービスが連係。

歯科医師や歯科衛生士によるプロフェッショナルケアと、ユーザーによる毎日のホームケアをつなぐことで、より質の高い口腔ケアの実現を目指している。

●IoT対応スマート歯ブラシを活用!

G・U・M PLAY(実売価格例:5400円)は、世界で初めて「歯みがき採点化機能」を搭載した歯ブラシ。スタンド兼用のアタッチメントは、ブルートゥースでスマホと通信を行う。

2016年に発売されたG・U・M PLAYは、歯磨き採点化機能が特徴。通常の歯ブラシに加速度センサー付きのアタッチメントを装着し、スマホと連動。専用アプリを使って、ユーザーの歯磨き頻度や所要時間、磨き方の癖などをデータ化することができる。

●アプリを使って歯磨きの時間配分なども設定可能

「G・U・M PLAY専用アプリ」を使えば、ユーザーの歯磨きデータの記録・分析のほか、プラーク残存レベルを設定し、歯磨き時間の配分を行うなど、個人に合ったケアが可能。

今回の新サービスでは、富士通のクラウドサービスを経由して、これらの情報を歯科医院と共有することが可能となった。

患者の「歯の健康ファイル情報」を受けた歯科医師や歯科衛生士は、医院での診察に加え、毎日のデンタルケア状況を把握することで、より個人に合った歯科指導ができるという。

利用者は、専用のスマホアプリを使って、歯科医院での指導を受けた磨き方の癖や磨き残しの状態に合わせた、最適な歯磨き時間の配分などを設定することもできる。

個人に合った磨き方が指示されることで、より良質なホームケアが望めるようになる。

●新サービスの概要

歯科医院と患者の双方が口腔情報を共有することで、より個人に合った歯科指導が可能となった。これにより、積極的な予防歯科を啓発していくことで、オーラルケアから始まる健康寿命の延伸を支援する。

富士通の歯科医院向けクラウドサービスは、約50の予防型歯科医院で利用されており(1月時点)、この新サービスは、2年後の2020年までに、予防型歯科医院を中心に約500の歯科医院への導入を目指すという。

口腔内の健康状態が、全身の健康状態に影響を及ぼすとして、予防歯科の大切さがクローズアップされている昨今。心身ともに健康で過ごす健康寿命を伸ばすためにも、家族ぐるみで注目したいサービスだ。

解説/諏訪圭伊子(フリーライター)

※価格、サービス内容等は変更になる場合があります。

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