「8ミリフィルム」のデジタル化はどうやる? 読者の”気になる疑問”にプロが回答!

知識

Q
8ミリフィルムのデジタル化ができる機器が販売されています。これを使うのと、ショップで8ミリフィルムをデジタル化してもらうのと、画質や仕上がりにどのくらい差が出るものでしょうか? (T・Mさん 愛知県 77歳)

A
この質問は、本誌「特選街」9月号の「デジタル化」特集でビデオテープ編を担当したAVライターの鳥居一豊さんに聞きましょう。

鳥居
今でも根強い人気に支えられている8ミリフィルム。きちんと管理していれば、長期の保存にも耐えられますが、再生を繰り返すと劣化が進んでしまいます。このため、デジタル化を考える人も多いでしょう。

質問者が気にしているのは、自分でデジタル化するのと業者に頼んだ場合の画質の違いだと思われますが、結論からいうと、業者に頼んだほうが画質は高くなると考えられます。

まず、8ミリフィルムの扱いに慣れていないと、フィルムの表面に指紋を付けて汚したり、場合によっては破損させたりしてしまい、泣く泣く不完全なままデジタル化するということもありえます。

フィルムを扱うスキルの差も含めて、業者に頼んだほうが、質の高いデジタル化が行えるのは間違いないでしょう。

──コストはどのくらいかかるんでしょうか?

鳥居
例えば、富士フイルムの場合、基本料金が3024円で、2160円×収録時間(10分単位)となります。フィルムクリーニングも行うので、カビの発生したフィルムにも対応してくれます。

一方、自分で取り込むための機器には、サンコーの「スーパーダビング8」(実売価格例:4万4800円)などがありますが、それなりに高価です。数本程度ならば、業者に頼んだほうが経済的でしょう。

また、前述したフィルムの扱い方の問題や、汚れや破損が生じていた場合のクリーニングや修復(別途、修復用の機器が必要)などを考えると、やはり業者に依頼したほうが手間も少なく、安心といえそうです。

8ミリフィルムを自分でデジタル化するのは、フィルムの扱いに慣れている人や、自分でいろいろと試したい熱心な愛好家のマニアックな楽しみと考えましょう。

──了解しました。ありがとうございました!

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