「ビデオスピードクラス」など、種類や規格が増えたSDカード。今、何を基準に選べばいい?

カードのサイズ、容量、速度で分類されている

カメラと組み合わせて使う記憶媒体といえば、SDカードだ。

ただ、一口にSDカードといっても、その種類や規格がやたらと増えていて、いざ買おうと思ったとき、どれを買っていいか悩むことも多くなった。

そこで、今回は、SDカードの種類を並べてみた。まず、この下にある表を見てほしい。

●容量で3種類に分かれる

画像: ※SD、SDHC、SDXCそれぞれに「標準」「mini」「micro」の各サイズがある。

※SD、SDHC、SDXCそれぞれに「標準」「mini」「micro」の各サイズがある。

通常、SDカードと呼ばれているものは、容量ごとに「SD」「SDHC」「SDXC」に分かれている。

これらはインターフェース規格の名称で、機器側は下位のカードには対応するが上位には対応しない。

例えば、SDHCまでしか対応していない機器に128Gバイトのカード(SDXC)を挿しても認識されないか、あるいは32Gバイトのカードとして認識されるので注意したい。

また、それぞれのSDカードには「標準」「mini」「micro」の3サイズがあるが、違いはサイズだけで、小型カードはアダプターを使うことで大きいサイズのカードとして利用できる。

次に、下の表を見てもらうと、「○○スピードクラス」という名称で大きく3種類に分かれていることがわかる。

これは、SDカードの書き込み性能を表す種類・規格である原則として、数字が大きいほうが高性能となる。

無印の「スピードクラス」が最初に決められた区分けであり、各クラスの数字は、「1秒間に◯Mバイト以上の速度で書き込める」という性能を保証していることを表す。

最近では、クラス4以下の製品は見かけなくなった。「UHSスピードクラス」も、1秒間に何Mバイトの速度で書き込めるかを保証したものだが、機器側が「UHS-Ⅰ」または「UHS-Ⅱ」に対応していないと、保証された速度は出ない。

ただし、その場合も、標準のSD/SDHC/SDXCカードとして作動するので、メモリーカードして使用できないという事態には陥らない。

なお、製品にはUHSスピードクラスと同時に無印のスピードクラスも表示されている。そして、「ビデオスピードクラス」は、動画撮影機器に使う場合の目安として策定されたもので、1秒間に何Mバイト以上の書き込み速度を継続的に維持できるかを表している。

この「継続的に維持できる」の部分が、無印のスピードクラスとは一味違う部分である。4K動画なら、V30以上を選択すれば、書き込みトラブルを回避でき、安定した記録が可能だといえる。

高性能な製品を買えば、どんな用途にも使えるわけだが、大容量の「UHS-Ⅱスピードクラス3」や「V90」のカードは価格も高いので、静止画のみの用途ならば、無印の「クラス10」で適切な容量の製品を選び、コストを抑えるというのもいい方法だ。

●各スピードクラスの代表的な製品

【スピードクラス】

トランセンド
プレミアムシリーズ TS128GSDXC10 128MB
(実売価格例:9530円=クラス10)

SDカードに最初に採用された速度の目安が、「スピードクラス」だ。

どんな状況下でも、この書き込み速度を下回らないという意味で、いわば最低保証速度ともいえる。近年では、ほとんどの製品がクラス10をクリアしている。

通常、SDカードは書き込みより読み込みのほうが速く、トランセンドのプレミアムシリーズは読み出しが30MB/秒となっている。

【UHSスピードクラス】

サンディスク
エクストリーム プロ SD UHS-Ⅱカード 128GB
(実売価格例:2万4970円=UHS-Ⅱスピードクラス3、クラス10)

画像1: ●各スピードクラスの代表的な製品

UHS-ⅠおよびUHS-Ⅱは、カードと機器をつなぐ転送インターフェースの規格であり、機器とカードの双方が対応していないと規格どおりの速度は出ない。

UHS-ⅠもⅡも、クラス1とクラス3の保証速度は同じだが、規格上の上限速度はⅡのほうが3倍速い。

サンディスクのエクストリームプロの場合、書き込み速度は260Mバイト/秒、読み出しは300Mバイト/秒となる。

【ビデオスピードクラス】

パナソニック
SDXC UHS-ⅡRP-SDZA128JK 128GB
(実売価格例:3万1800円=V90、UHS-Ⅱスピードクラス3、クラス10)

画像2: ●各スピードクラスの代表的な製品

従来より高速の書き込み速度が求められる、動画撮影に適した製品を選ぶために策定された目安。

保証速度で連続して書き込めるのが特徴だ。

V90まであり、V60とV90は8K動画撮影にも対応できる。4K動画なら、V30以上であればいい。

このパナソニックの製品は、UHS-Ⅱクラス3対応で、最高速度は書き込み250Mバイト/秒、読み出し280Mバイト/秒の性能を持っている。

SDカードはどのメーカー、どの製品を買うべきか

最初に登場したSDカードは、東芝、サンディスク、パナソニックによる共同開発規格によるもので、現在でも、この3社はトップブランド。

この3社から、いち早く最新規格や最大容量の製品が発売されることも多い。

しかし、それゆえに、3社の正規販売品の価格は安いとはいいがたい。

その場合は、最新・最速ではなくても、十分に速い製品をお手ごろ価格で提供するメーカーを検討するといいだろう。

例えば、トランセンドのメモリーカードは、大量生産・安定供給されるメモリーチップを採用することで、実用に十分な性能を持っていながら、価格は抑えられている。

しかも、故障に対する修理・交換を永久保証する製品も多いので、安心だ。

画像: 256MバイトのSDや128MバイトのmicroSDも、トランセンドの製品なら比較的リーズナブル。

256MバイトのSDや128MバイトのmicroSDも、トランセンドの製品なら比較的リーズナブル。

解説/福多利夫 (フリーライター)

※価格は記事制作時のものです。

This article is a sponsored article by
''.