Q
Windows8.1からアップグレードしたWindows10のノートパソコンを使っていて、1年に1回、外付けHDDにデータをバックアップしています。このとき、「システム修復ディスク」を作るかどうかのメッセージが出ますが、これは毎回作ったほうがいいのでしょうか? また、Windows10にアップグレードした際、「回復ドライブ」をUSBメモリーに作りましたが、これも毎回更新する必要がありますか? さらに、修復ディスクと回復ドライブの違いは何でしょうか? よろしくお願いします。(S・Kさん 神奈川県 68歳)

A
これは、フリーライターの福多利夫さんに聞きましょう。

福多
バックアップ関連の用語は、Windows8で変更になったので混乱しやすいです。まずは『回復ドライブ』について解説しましょう。これは、Windows7までは『リカバリーディスク』と呼ばれていたものです。当時はCD-RやDVD-Rに作成しましたが、現在の『回復ドライブ』はUSBメモリーに作成します。この中にはWindows10を出荷状態に戻すためのファイルが入っていて、Windows10が不調になったときの修正や、HDDが物理的に故障して新品に交換した場合にWindows10を復元するのに使用します。回復ドライブで復元したWindows10は素の状態なので、外付けHDDにバックアップしてある『システムイメージ』を使って、ユーザーが作った環境を復元するというわけです。

──回復ドライブとは、リカバリーディスクのことだったんですね。

福多
次に『システム修復ディスク』ですが、これは、Windows10が不調になったときに『システム回復オプション』というプログラムを起動させるためのディスクです。システム回復オプションは、内蔵HDDの『リカバリー領域』に保存されているWindows10のファイルを使って不調を修正するので、『システム修復ディスク』の中にはWindows10のファイルは保存されていません。内蔵HDDが物理的に故障していない場合は、『システム修復ディスク』で、Windows10を出荷状態に戻すことができますが、HDDが物理的に故障している場合や、『リカバリー領域』が削除された場合には、修復できません。

──システム修復ディスクは、Windows10のファイルが入っていないぶん、手軽なんですね。

福多
『システム修復ディスク』の内容は、CD-R1枚に入る容量だそうです。万が一に備えるという点では、内蔵HDDの故障に対応できる『回復ドライブ』のほうが強力ですね。システム回復オプションの起動も含め、『システム修復ディスク』でやれることは、すべて『回復ドライブ』でできるので、作成するなら『回復ドライブ』を作っておけばいいでしょう。なので、バックアップの際に表示される『システム修復ディスク』を作るかどうかのメッセージは無視してかまいません。

──回復ドライブは頻繁に作る必要があるのでしょうか?

福多
『回復ドライブ』は、Windowsを工場出荷状態に戻すものですが、実際には、『回復ドライブ』が作成された時点で、OSに適用された各種のアップデートの内容も反映します。そのため、大規模なアップデートを行ったら、『回復ドライブ』を作り直すといいでしょう。バックアップをするときに『回復ドライブ』を作るのが上策です。

──データのバックアップの作成は、半年ごとでいいでしょうね。ありがとうございました!

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