【CDをリッピング】PCに音楽を高音質で取り込む方法 おすすめはパイオニアの光学ドライブ

Mac

「音楽を好きな曲順で自由に聴く」ことはパソコンを使った音楽再生の魅力のひとつ。手持ちのCDもパソコンなどを使ってリッピングすることでHDDに保存できる。そのCDリッピングで使用するのが光学ドライブだが、ぜひおすすめしたいのがパイオニア。Windows用・Mac用にそれぞれピックアップした。さらに、CD音源を高音質化できるアプリや、タグ編集ができる無料ソフトも紹介しよう。【2019年4月5日更新】

パソコンでCDをリッピングするなら「パイオニアの光学ドライブ」で決まり

●最近のノートパソコンの多くは光学ドライブが内蔵されていない!

手持ちのCDの楽曲をより手軽に再生するためには、CDをパソコンに取り込むリッピングが便利だ。リッピングした楽曲を、内蔵HDDやNASに保存しておけば、いちいちディスクを入れ替えることなく、自由に楽曲を再生できるようになる。

しかし、最近のノートパソコンは多くの場合光学ドライブが内蔵されておらず、CDリッピングをするためには別途USBで接続する光学ドライブが必要になる

●リッピング用に「パイオニア製」が絶対おすすめな理由

そんなリッピング用として光学ドライブを選ぶならば、パイオニア製がおすすめだ。その理由は最新モデルのBDR-XS07B-UHD(Windows用)BDR-XS07JM(Mac用)などのモデルが備える「PureRead」。これはパイオニア独自のリッピング技術で、独自のアルゴリズムでディスク読み取りを行うことで、高精度な信号の読み取りを可能にしている。しかも、傷や汚れなどの影響でCDプレーヤーなどでは再生ができないディスクでも、信号の読み取りが可能なほどの実力を備えている

Windowsユーザーにおすすめ!
パイオニア BDR-XD07J-UHD

精度の高い信号読み取りを実現する独自技術「PureRead3+」を搭載したUHD BD対応BD/DVD/CDドライブ。コンパクトながらUHD BDの再生に対応するほか、USB Type-C接続もできるなど、最新の機能を備える。

パイオニア
ブルーレイドライブ
BDR-XD07J-UHD
▼4Kコンテンツ『Ultra HD Blu-ray』再生に対応したクラムシェルポータブルドライブのハイエンドモデル。▼新規格USB「Type-C」変換ケーブル付属。▼新機能:PCレスでAndroidアプリを使用することにより、PCレスでAndroid端末へ直接音楽CDの取り込み可能(※別売りACアダプタ DCA-003 及び、接続ケーブルが必要)。▼新機能:長期保存メディア「M-Disk(DVD,BD)」への記録・読出し対応。(Amazon)

Macユーザーにおすすめ!
パイオニア BDR-XS07JM

パイオニア
ブルーレイドライブ
BDR-XS07JM
▼Mac OS X対応ポータブルBD/DVD/CDライター▼縦置き可能なスロットローディング方式を採用▼Mac用アプリケーションソフトRoxio Toast 17 Titanium + BD Plug-inを無償ダウンロード提供▼USB3.1 Gen1対応 Type-Cコネクタを装備▼データの長期保存が可能なM-DISCに対応(Amazon)

パイオニア独自の技術「PureRead」とは

●傷の多いディスクもリッピング可能

一般的な光学ドライブとリッピング用ソフトでは、傷や汚れで読み取りができないと、抜け落ちた信号を補間して再生するのだが、「PureRead」では、読み取り方法を変えてリトライするので信号の補間なしで完全な状態のリッピングが行える。情報の欠落がないので音質的にも優れるというわけだ。このほか、制振性や静音対策なども行っており、より正確な信号読み取りが行える作りになっている。

もちろん、CDだけでなく、BD/DVDなどでも高精度な信号読み取りが行えるので、ビデオソフトの再生も画質・音質で楽しめる。また、BD/DVDディスクへのデータの書き込みも高精度な書き込みのための技術が盛り込まれているなど、まさに光学ドライブの決定版と言える製品となっている。

CDからリッピングした音源を高音質で再生する方法

CDからリッピングした音源の管理・再生アプリは、「iTunes」をはじめとしてさまざまなものがある。これらは、自分が使いやすいと感じたものを使えばいいだろう。有料のソフトには、高音質で高い評価を得ているアプリなどもあるので、興味がある人は試してみるといい。

●CD音源をハイレゾ化してくれるアプリ

その中でちょっとユニークなのが、デジオンから発売されている「CurioSound」だ。Windows用のアプリで、買い切り(3950円)のほか、年間プラン(1598円/年)などが選べるのもユニークだ。操作は実に簡単で、難しい設定などの必要がほとんどなく、パソコンにインストールすればすぐに使えて、ハイレゾ音源を含めて手軽に再生ができるのは大きな魅力だ。

最大の特徴は、デジオン独自の「CQe」技術を搭載していること。波形編集ソフトなども発売するデジオンの技術を活かし、CD音源をハイレゾに近い品質で再生する機能がある。ハイレゾ化したデータを音源として保存することも可能だ。つまり、手持ちのCDをより高音質でライブラリーできるというわけだ。

ライブラリー機能も充実!
デジオン CurioSound

簡単操作に加えて、ライブラリー機能も充実。CD音源だけでなく、WAV、AIFF、ALAC、FLACといったハイレゾ音源ファイルの再生も可能。
入手先⇒https://www.digion.com/product/curiosound/(買い切り=3950円、年間プラン=1598円)

CurioSound
キュリオサウンド V1.2 Windows 10対応版
▼CD音質音源や圧縮音源をリアルタイムで、ハイレゾ相当の高音質で再生できるサウンドプレーヤーです。▼ハイレゾ相当の音源をファイルとしても保存もできるので、ハイレゾ対応ポータブルデバイスに持ち出して楽しむこともできます。(Amazon)

■「ハイレゾサウンドで聴く」を「ON」に

ライブラリー画面の上部にある「ハイレゾサウンドで聴く」を「ON」にすると、CD音源をハイレゾに近い音質に変換することができる。

「タグ」を活用して自由に音楽を再生しよう

●楽曲のデータが欠けている場合は「タグエディター」を使うと便利

パソコンでの音楽再生は、アルバム別だけでなく、アーティスト別やジャンル別など、さまざまな項目で楽曲を検索・分類して自由に再生できることも魅力。
音楽配信サービスなどで購入した楽曲には、楽曲データだけでなく、こうした情報を「タグ」と呼ばれるサブデータも記録されているので、自由な検索ができるのだ。

しかし、CDにはこうしたタグ情報は記録されていない。多くのリッピング用のパソコンアプリには、最低限のタグ情報を自動的に記録する機能がついているので、実用上はあまり問題ではない。しかし、より自由に音楽を再生するならば、タグ情報を追加することも必要だ。

そんなタグ情報の追加・編集ができるアプリも数多くある。しかもその多くが無料で使える。ここでは2つ紹介しよう。

無料で使える!音楽タグ編集アプリのおすすめ

ドラッグ&ドロップで操作できる
Mp3tag

Mp3tag」はドラッグ&ドロップで操作でき、手軽にタグ編集が行える人気アプリだ。ジャケットアートの登録を含め、一通りのタグ編集が簡単に行える。

ドラッグ&ドロップで編集したい楽曲やアルバムを読み込み、手軽に編集できる。ジャケットアートの登録も可能。入手先⇒https://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se506766.html(無料)

www.vector.co.jp

FLAC形式などのタグ編集にも対応
STEP_K

STEP_K」はハイレゾ音源に多いFLAC形式などの音楽ファイルに幅広く対応したタグ編集ソフト。表計算ソフトのようなリスト表示になっており、タグ情報の確認がしやすいことも魅力だ。

表計算ソフトのような表示で、見やすく使いやすい。FLAC形式などの音楽ファイル形式に幅広く対応していることが大きな特徴。入手先⇒https://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/art/se514010.html(無料)

www.vector.co.jp

※価格は記事制作時のものです。

◆鳥居一豊
オーディオ、AVの分野で活躍するAVライター。専門的な知識をわかりやすく紹介することをモットーとしている。自らも大の映画・アニメ好きで自宅に専用の視聴室を備え、120インチのスクリーン、有機ELテレビなどを所有。サラウンド再生環境は6.2.4ch構成。

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