ガスが溜まってお腹が苦しい!痛い!そんな経験はありませんか。一刻も早く解消したいのに、授業中や仕事中など、人前ではつい我慢しがち…。今回は消化器専門医である東邦大学医療センター大森病院総合診療科教授の瓜田純久先生に簡単なガス抜きポーズを教えていただきました。(文/編集部・石島葵)

ガスが溜まってお腹が痛くなることありませんか?

便秘と同時に起こることが多い「ガスだまり」。
どなたでも、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
お腹がガスでパンパンに張る、脂汗が出るほどの腹痛、とまらないオナラ…。
厄介なのは、この「ガスだまり腹痛」は仕事中や、授業中、電車の中でも容赦なく起こるものなのです。

なぜ、ガスが溜まってしまうのでしょうか?
東邦大学医療センター大森病院総合診療科教授の瓜田純久先生に教えていただきました。

画像: 瓜田純久(うりた・よしひさ) 東邦大学医療センター大森病院総合診療科教授。 1985年、東邦大学医学部卒業。 日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本超音波学会専門医、日本消化器内視鏡学会指導医、日本消化器病学会認定医、日本消化管学会胃腸科指導医、日本病院総合診療医学会認定医などとして活躍。 テレビ番組の医療コメンテーターとしても、わかりやすい語り口で人気。 監訳書に『Dr.アップルの早期発見の手引き診断事典』(マイケル・アップルほか著、産調出版)などがある。

瓜田純久(うりた・よしひさ)
東邦大学医療センター大森病院総合診療科教授。
1985年、東邦大学医学部卒業。
日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本超音波学会専門医、日本消化器内視鏡学会指導医、日本消化器病学会認定医、日本消化管学会胃腸科指導医、日本病院総合診療医学会認定医などとして活躍。
テレビ番組の医療コメンテーターとしても、わかりやすい語り口で人気。
監訳書に『Dr.アップルの早期発見の手引き診断事典』(マイケル・アップルほか著、産調出版)などがある。

日本人の“腸”はガスがたまりやすい?

「腸内ガスがたまっても、便とは違って、それ自体が悪さをするわけではありません。
問題は、たまったガスが不快感を引き起こすことです。
たびたび腸内のガスの量が増えて、おなかが張る、痛む、おならが出やすいといった悩みを抱える方が多いと思います。
ガスがたまりやすいところは、腸管のくねりが大きく、階段の踊り場のようになっているところです。
しかも日本人は、長年の野菜中心の食生活から大腸が長く、形も個性豊かです。
ガスがたまりやすい腸相をしているとも言えるでしょう。」(瓜田先生)

●バリウム検査でガスの溜まりやすいところがわかる!●
余談ですが、大腸ガン健診では、最近、内視鏡が主流ですが、Ⅹ線検査の一種であるバリウム注腸検査だと、腸全体の形と動きを見ることができます。その姿を見れば、その人の腸の「顔つき」と、ガスの停滞しやすいところがわかります。(瓜田先生)

日本人は、ガスが溜まりやすい体質なのですね。
では、ガスが溜まらないようにするにはどうすればいいのでしょうか。

ガス溜まりを防ぐ姿勢がある!

「ガスの排泄を促すには走るのがいちばんですが、逆立ちしても、前転しても効果があります。
ガス溜まりを防ぐ方法として、私がお勧めしているのが、1日1回、うつぶせになることです。
その際、おなかの下に枕を入れて圧迫するとより効果的です。
なぜうつぶせになるのがよいかというと、ガスは軽いので、消化管の中でも、上に上がってくる性質があるからです。立ち姿勢や、座り姿勢ばかりで過ごしていると、なかなか下に降りてくれないのです。
さらに、うつぶせに寝るだけでなく、体を左右に揺らしてやると、腸の踊り場のガスの排泄が促されます。
その方法がうつぶせゴロゴロです。」(瓜田先生)

「うつぶせゴロゴロ」とは、10分ほどうつぶせになった後、左右にゴロゴロと寝転がるだけの運動です。
腸を揺することで、オナラとして溜まったガスを抜くことができるのです。
先生に教えていただいた簡単なガス抜き方法「うつぶせゴロゴロ」を紹介しましょう。

ガス腹・オナラによく効く!ガス抜きポーズ「うつぶせゴロゴロ」 のやり方

①約10分間、床やベッドでうつぶせになる
※その間、本を読んだりしても良い

画像1: kenka2.com
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②そのままゴロリ、ゴロリと左右に体を揺らす
※腰だけひねるのではなく、全身を左右に転がす

画像2: kenka2.com
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●うつぶせゴロゴロのコツ●
・ゴロゴロする際には、おなかや腰だけを動かすのではなく、肩も使って全身で左右に転がる

・いつ行ってもいいが、夜寝る前に行うと効果的

便秘が腸内ガスを増やし、オナラの臭いをキツくする!

また、瓜田先生によると、便秘によって腸内のガスが増えたり、オナラのにおいがきつくなることがあるそうです。
そこで、「うつぶせゴロゴロ」に合わせて、便秘対策も行いましょう。
気を付けたいのが食物繊維の摂り方。
生野菜を食べると便通が良くなるのでは?と思いがちです。

「胃腸の健康の目安は、しっかり食べて太れることだと考えています。
食物繊維がお通じによいからと、野菜サラダばかり食べていても便通はよくなりません。
また、便秘をしている真っ最中は、消化しにくい食物繊維は控えたほうがいいでしょう。
消化しやすい炭水化物と水分を、しっかり摂ってほしいと思います。
また、腸の働きをよくするには、胃を休めるといいのです。夜寝ている間など、なにも食べない時間帯を1日8時間以上作るとより、便秘に有効です。」(瓜田先生)

●便秘を解消するポイント●
・便秘中は、食物繊維を控え、炭水化物と水分をしっかりとる

・何も食べず、胃を休める時間を1日8時間以上作る

まとめ

仕事中や、人と会っている最中に、ガスが溜まっているなと自覚しても、ついつい、我慢してしまうことも多いでしょう。

今回、瓜田先生に教えていただいた「ガス溜まり」の解消法は毎日の寝る前の習慣として取り入れることができます。皆さんも、是非参考にしてみてください。

参照:「ケンカツ!」https://kenka2.com/articles/356

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