’80年代に大流行した横長コンパクトラジカセを模した、デジタルオーディオ対応のラジカセ。ラジオ(ワイドFM対応)、カセットテープのほか、USBメモリーとSDカードに保存したMP3ファイルの再生が可能。ブルートゥースにも対応しており、スマホの音楽などを本機で聴ける。見た目はレトロでも中身は最新だ。
サンスイ
SCR-B2
実売価格例:7770円
単1電池でも駆動するので災害時にも役立ちそう
カセット部分はシンプルな仕様で再生も録音もノーマルテープのみに対応。本体上面に配置されるカセットの操作ボタンも、’80年代当時と同じ仕様なので、ある程度の世代以上は説明書なしで使えるはず。
内蔵ソースとしてはラジオと、USB、SDカードのデジタルオーディオ再生に対応しており、これらをカセットテープで録音することができる。ラジカセ全盛時代のように、深夜ラジオのカセット録音が、今また楽しめる。ソースを指定しないで録音ボタンを押した場合には、内蔵マイクでの録音が開始されるのも、当時のラジカセと同じだ。
カセットを再生した場合の音質も’80年代テイストで、このサイズのラジカセとしては十分という感じ。まじめに音質を追うというより、手軽にカセットやデジタルオーディオを楽しむための機器である。
ブルートゥースを搭載しており、スマホなどから音楽データを受け取って、本機で鳴らすことが可能。通常はAC電源駆動だが、単1電池4本でも作動する。その場合、ラジオなら90時間の再生ができるので、災害への備えにもなりそうである。
●’80年代テイストの操作系
●USB、SDカードに対応
●ブルートゥース受信が可能
●機動性のいい乾電池駆動
解説/福多利夫(フリーライター)
※価格は記事制作時のものです。