バドミントン用品で世界的に圧倒的シェアを持つヨネックスが、そのカーボン成形の技術を応用し、スポーツサイクル市場に参入したのが2014年。ラケットやゴルフクラブの性能向上に貢献した新カーボン「Namd」(エヌアムド)を採用したロードバイクフレーム「AEROFLIGHT」(エアロフライト)のスペックが、満を持して公開された。2019年1月中旬より、70万円(税抜)で発売される予定。「楽に、速く」を実現する注目の逸品だ。(特選街web編集部)
空力性能はモータースポーツからの技術を応用
ヨネックスから、フレーム形状を流線形にすることで空気抵抗を減らし、よりレース向けとなっているロードバイクフレーム「AEROFLIGHT」(エアロフライト)が、2019年1月中旬より70万円(税抜)で発売される。
空力性能はモータースポーツからの技術を応用し、4年の開発期間で30種類以上の形状を試作。風洞実験を重ねて従来製品より空気抵抗を約20%低減。
従来製品の技術や形状に加え、ラケットやゴルフクラブにの性能向上に貢献した新カーボン「Namd」(エヌアムド)などの新素材を採用。エアロ形状化による重量増加を抑え、高速走行時のショックを緩和させている。従来製品の「軽量」「推進力」「快適性」はそのまま、瞬時の加速と高速巡行と安定性が向上。より楽に、速くを実現したフレームだ。
製造は新潟県長岡市の自社工場で一貫生産。「Made in Japan」の高品質をアピールする。
「Namd」はニッタ社が開発した「ナノ分散カーボンナノチューブを炭素繊維へ均一複合化」する先進の技術で、ヨネックスのラケット、ゴルフシャフトに採用され性能向上に寄与している。
エアロフライトにはNamdをフロントフォークのコラムとブレード前後に複合し、強い入力に対し、大きくしなって素早く戻る特性が、路面からの衝撃や突き上げを緩和。また反発性と衝撃吸収力をあわせもつ素材「バイブスレーヤーカーボン」をトップチューブなどに複合し、サドルに伝わる振動を低減させている。サイズはXS、S、M、Lの4サイズ、カラーはブルー/グリーンとグラファイトの2種類のカラーが設定されている。
最新技術が惜しみなく注ぎ込まれ、新潟県長岡市の自社工場で一貫生産されたMade in Japanのロードバイクフレームに注目だ。
●通常のカーボンとNamdとの比較とバイブスレーヤーカーボン使用部分
●寸法表
情報提供元/@Press、ヨネックス株式会社