Windows起動時のパスワード入力を省略する場合、顔認証か指紋認証を利用するのが一般的だ。確実に自分しか使わない場合なら、パスワードの入力自体を不要にする設定もできるが、セキュリティ面のこともよく考えて設定することをおすすめする。
Windows起動時のパスワード入力を省略する
●王道はWindows Helloで顔認証か指紋認証
![](https://tokusengai.com/assets/images/2019/07/08/085e1ff247704f89dd46dd04116fcb308d7a341f_xlarge.jpg)
現在、WindowsにログインするにはパスワードかPINと呼ばれる数字(英字も可)を入力するのが一般的。これがめんどうなら、Windows Helloという機能を使って、指紋認証か顔認証でロック解除するといい。指紋認証センサーや顔認証カメラが非搭載のパソコンでも、対応機器を買い足せば利用できる。
![](https://tokusengai.com/assets/images/2019/07/02/5a1dc759479e4f4ea7f8c8de6d0f65b6a0b384f7.jpg)
Windows Hello対応パソコンは「スタート」→「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」で認証方法を設定できる。
![](https://tokusengai.com/assets/images/2019/07/02/4ee0bbab843901dcaac9e9298b25980ff95a49cd.jpg)
例として、指紋センサーで指紋を登録中。次回から、ログイン画面でセンサーに指を当てればパスワードやPINを入力することなくロック解除できる。
●パスワード不要にするなら「netplwiz」コマンドを使う
確実に自分しか使わないパソコンなら、パスワードの入力を不要にすることもできる。ただし、そのパソコンは無防備な状態となるので、よく考えてから設定しよう。
現実的なのは、短めのPINを設定しておく方法だ。「スタート」→「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」で設定できる。PINの設定があると、指紋認証などで不具合が起きた際の代替えにもなる。
![](https://tokusengai.com/assets/images/2019/07/02/3c26e14ae3be2fc47a02fa4868507bf751f0f623.jpg)
「スタート」ボタンの右の検索枠に「netplwiz」と入力して「コマンドの実行」を選ぶと、ユーザーアカウントの設定画面が開く。
![](https://tokusengai.com/assets/images/2019/07/02/f89e22865a2e80d05dbbaa2436faf1b9d227536f.jpg)
ユーザー名を選び、その上の「ユーザーがこのコンピューターを~」のチェックを外す。「OK」を押し、次の画面で現在のパスワードを入力。
解説/下島朗(エントラータ)