ベビーレジストリに登録すると、出産や育児に必要なマタニティ用品やベビー用品の欲しいものリストを作成できる。また、出産準備お試しBoxを無料でもらえる他、コンプリート割引などの特典を受けることができる。2018年秋に日本で始まったばかりのサービスを第二子出産直後の筆者が体験してみた。
Amazonベビーレジストリとは?
ベビーレジストリの主な特徴は、以下の3点だ。
1.産前産後の「欲しいものリスト」を作成できる
2.出産準備「お試しBox」を無料で受け取れる
3.10%の「コンプリート割引」を受けられる
ベビーレジストリの欲しいものリストは、親戚や友人に公開することができる。
「出産祝いは何がいい?」と聞かれて、相手の予算もわからず回答に困った経験はないだろうか。
また、せっかくいただいたプレゼントを既に持っていた、ということもよくある話。
そのような問題を解決するために、このリストを共有すれば、欲しいものを相手に知らせることができる上、既に購入済の商品もわかり、出産祝いがかぶるという心配もない。
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出産準備お試しBoxの受け取り方法
出産準備お試しBoxを受け取るためには、以下の条件を満たす必要がある。
1.Amazonプライム会員(年会費4900円)である
2.出産日または、出産予定日を登録して、ベビーレジストリに登録する
3.30商品以上をベビーレジストリのリストに追加する
4.リストの中から合計700円以上の商品を購入する
30商品というと、数が多いように感じるが、登録するものは何でも良い。
オムツやおしりふきだけでも、種類は豊富だ。
筆者は、妊娠線予防クリームや、ベビーオイル、ベビー用シャンプーやミルクなどの30商品を登録。カフェインレスコーヒー(1010円)を購入して、700円以上の商品の購入という条件をクリアした。
条件をクリアしてすぐにお試しBoxがもらえるかと思ったが、その時は【品切れ】という表示がでた。
時々チェックして約1ヵ月後、ようやく【準備ができました】と表示。すぐに注文すればよかったが、半日後に見ると再び【品切れ】。その後1週間ほどして、ようやく注文できる状況になり、申込みすることができた。
価格920円の表示に注意
なぜ筆者が、一度注文をためらったかというと、出産準備お試しBoxを選択すると、そこには920円の表示が。
お金がかかるの?と思い、躊躇したのだ。
カートに入れた時点では、920円の表示。無料だと思っていたのに、そのまま購入してしまったという書き込みもあるので、要注意だ。
無料で受け取るためには、お支払い方法のページで、「920円分のAmazonギフト券、Amazonショッピングカード、クーポン」を選択。レジに進むと、ようやく「0円」という表示になるので、安心して注文を完了することができる。
届いたサンプル品は全部で9点
数日後にBoxが届き、中に入っていたものは全9点(2019年5月下旬時点)。
・ベビーおしりふき 80枚入り
・ベビー綿棒 160本入り
・おむつ 新生児用 2枚(ホワイト)3時間用
・おむつ 新生児用 1枚(メリーズ)
・おむつ S 1枚(メリーズ)
・キューブタイプ ミルク(ほほえみ)200ml×2本入り
・粉タイプ ミルク(はぐくみ)100ml×1本入り
・洗濯用部分洗いせっけん(アラウベビー)
・ベビークリームのサンプル(和光堂)
ネット上で届いた人のブログを見ると、時期により中身が違うようだ。
オムツが6種類12枚入っていた、葉酸サプリが入っていた、という書き込みもあり、何が届くかはお楽しみといったところだろうか。
お試しBoxの良いところは、複数種類のおむつを比較できることだと思う。
子供の体形によって、おむつの形との相性があるため、どのメーカーが漏れにくいなど、人それぞれ。筆者は、第一子の時からメリーズを愛用しているが、今回初めてホワイトを試す機会となり、触り心地や生地の薄さなど、手に取って実感することができた。
また、部分洗い用の固形石鹸は今まで使用したことがなかったが、スタイやガーゼの汚れなどちょっとした洗濯をしたいときには、固形石鹸はとても便利だと実感。このサンプルがなくなれば、購入しようかという気になっている。
コンプリート割引とは
ベビーレジストリに登録した出産予定日の60日前かつ、ベビーレジストリが作成されてから14日以上経過した後に利用できる割引がある。
最大2回の買い物で、合計金額10万円までの商品が対象。プライム会員は10%(最大1万円)割引が受けられる。
ただし、コンプリート割引適用時点で、プライム会員ではない場合は、5%の割引となるので注意が必要だ。使用期限は、出産予定日から最大で365日まで。
割引適用は専用ページから
ベビーレジストリに登録した商品の中でも、対象商品のみに適用され、専用ページから購入する必要がある。
意外にも、おむつなどの消耗品は対象とならないようで、適用外という表示がされた。
そのほか、おしりふきやベビーオイル、母乳パッドも適用外であった。ベビーカーや抱っこ紐などが対象となるそうだが、どの商品が対象となるかは、1点1点確認が必要だ。
まとめ
メリットばかりのベビーレジストリ
既にプライム会員であれば、ベビーレジストリに登録するデメリットは何もない。
出産予定日を登録するだけで、様々なサービスが受けられる。
欲しいものリストを公開することに抵抗があれば、「非公開」設定にしてシェアをしなければ、プライバシーは守られる。買い物をお得に楽しんでみてはいかがだろうか。
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◆小嶋彩葉(フリーライター)
医療系広告代理店の勤務を経て、編集兼ライターとして独立。現在は、子育て・旅行・映画関連記事などを中心に執筆活動を行う。また、2児の母として、育児に奮闘中。