【アクア AQW-GV80/90H】新たなニーズに応える洗濯機が登場!香りが強く・長く続く「ジェルボールコース」搭載

洗濯機

洗濯機の選ばれ方に「洗浄力」だけでなく新たな項目が加わりそうです。アクアから発売された洗濯機「AQW-GV80/90H」は、ジェルボールコースという機能が搭載し、「衣類への香り付け」を行います。開発の背景には、日本人が好む「香り」が関係しているようです。

衣類への香り付けは「洗剤」で

日本人は「石けん」のニオイが好き?

技術革新が多い日本の家電。なかでも独特なのが、『ジェルボールコース』を搭載した全自動洗濯機「アクア AQW-GV80/90H」(80は8kg、90は9kg。以下80のみ表記)。何故かと言うと、このコース、「汚れ落とし」ではなく「香り付け」のために作られたコースだからです。

ところで、今、洗剤のトレンドは何でしょうか?
実は、いろいろなところで聞くのが「香り」です。

現代の日本人は、どちかかというと「無臭」を好みます。女性が香水を使う場合も、どちらからと言うと控えめです。まあ、香水が強く香るのはある種の暴力にも似た所がありますからね。電車の中もそうですが、エレベーターで、この暴力に遭遇したら耐えるしかありません。私などは、その後は、数分、グロッキー気味で、何もやる気がおきない程です。

消臭剤も、すごーく売れます。見境なく使う人もいます。衣類にぶっかけるのはありですが、汚れを見定めて使わないと、汚れの成分が拡がり「輪ジミ」になることもあります。

おーっと、話題が逸れました。

今の日本人、香りを楽しまないのかと言うと違います。「ナチュラルの香りが好き」という人が、実に多いのです。

このため、一番好きな香りに来るのは「石けん」です。洗剤もこれに含まれます。そう今ドキの若者は、洗剤の香りに敏感なのです。

これがエスカレートすると、どんなモノにも、特定の洗剤、柔軟剤、漂白剤を入れる人が出てきます。いわゆるイキ過ぎな人で、「洗う」「汚れをおとす」という目的から外れ、「香り付け道」を邁進します。

海外では、乾燥時に香り剤を入れて、服に香りを付ける人もいますが、それと同じです。

「ジェルボールコース」を持つ洗濯機が登場!

一番新鮮な香りを持つジェルボール型洗剤

さて、P&Gは、「ジェルボール」という洗剤を持っています。ジェルボールというのは「アリエール」と言うような商品名ではありません。「粉末洗剤」「液体洗剤」と同じように、洗剤のタイプを表したモノです。

液体洗剤がカプセルの中に入っている。

アリエール
リビングドライジェルボール 3D
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ジェルボールは、その名の通り、大きいビー玉位の大きさのフィルムに包まれたボール状の洗剤です。1つの洗剤をフィルムで包んだモノではなく、洗剤の成分を混ぜずに入れておき、使用時にフィルムが溶け、混ざり合います。香りも新鮮です。

私も使って見ましたが、香りの鮮烈さにはビックリしました。脱水後の洗濯物は、余り臭わないモノですが、鮮烈な香りがするのです。かなりインパクトのある体験でした。

若者を中心とした香りニーズに応えようと、ジェルボール洗剤と洗濯機をいち早く組み合わせたのが、「アクア AQW-GV80H」に搭載されている「ジェルボールコース」なのです。

AQUA
AQW-GV80H

●主な特徴
・ガンコな汚れもキレイに「3Dパワフル洗浄」
・繊維の奥から汚れを落とす「高濃度クリーン浸透RX」
・「しっかり洗う」「やさしく洗う」が見える安心感「ワイドガラストップ」
・ P&Gアリエール・ボールドと共同開発「防臭」「香り付け」効果を高める「ジェルボールコース

AQUA
全自動洗濯機
AQW-GV80H
▼立体水流で大きくかくはん「3Dパワフル洗浄」▼繊維の奥から汚れを落とす「高濃度クリーン浸透RX」▼衣類をやさしく洗い上げる「やさしくコース&やわらか脱水」(Amazon)

まとめ

洗濯は「嗜好」にシフトしていく?

洗濯機に搭載されるコースは、基本、布種です。最も多い木綿・混紡のための「標準コース」。デリケートな衣類のための「デリケートコース」。また、洗濯時間の短縮を主眼に置いた「時短コース」等々。ですが、これらは「汚れおとし」もしくは「便利」に特化したモノです。

その中に現れた「香り付け」コースは、どうみるべきでしょうか?

このジェルボールコースを、アクアは、「決して、汚れをおとすためのコースではない」と言います。標準コースと一番違うのは、「すすぎ」です。アクアの洗濯機は「すすぎ」は「ため」と「シャワー」が使われ、標準コースでは各1回です。ジェルボールコースで使われるのは、シャワーのみ3回。洗剤が働く「洗濯」部分は変わりません。が、確かに、香りが残る仕様です。

私は、このコースに大きな意味を感じています。

今まで洗濯で大事にされてきたのは「洗浄力」でした。「いかに汚れを落とせるか」を追求してきたと思います。今回のジェルボールコースは、一歩進んだ「香りを着る」という発想。料理が「食べるだけ」でなく「見て楽しむ」ことができるのと同じように、洗濯も”結果を楽しめる”ものへと進化していくのかもしれません。

アクアの新しい提案。とても面白いと思います。

◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーをつなぐ商品企画コンサルティング ポップ-アップ・プランニング・オフィス代表。また米・食味鑑定士の資格を所有。オーディオ・ビデオ関連の開発経験があり、理論的だけでなく、官能評価も得意。趣味は、東京歴史散歩とラーメンの食べ歩き。

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