【2019年最新】APS-C 一眼レフのおすすめ13選!キヤノンの最新機種がトップ

文具・ホビー・カメラ

主要機種の長所と短所が丸わかり! 画質・機能・操作性・取り回しなど様々な観点から〇✕評価する特集。ここでは、APS-C一眼レフの13機種をそれぞれ徹底評価する。

一眼レフAPS-CAPS-C初の3250万画素モデルで高感度にも強いキヤノン「EOS 90D」

キヤノン
EOS 90D
2019年9月発売

実売価格例:16万5000円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
3250万 ISO 5万1200 45点 10コマ/秒
幅140.7mm×高さ104.8mm×奥行き76.8mm・701g

サブ電子ダイヤルの上にジョイスティックを新設。ダイレクトに測距点を選択できる。

撮影データ●18-135mmレンズ(135mm)●F8●1秒●マニュアル露出●ISO3200

高感度でも予想以上の画質
理屈上は、画素数が増えると高感度は不利になるはずだが、思ったよりもいい仕上がりだ。ノイズは少ないし、ディテールの再現も良好。

APS-Cサイズ一眼レフでは、初の有効3250万画素撮像センサー搭載モデル。画像処理エンジンもDIGIC8に更新され、常用感度の上限がISO2万5600にアップ。連写スピードが10コマ/秒になったほか、ファインダー撮影時にも顔認識が可能になった。

また、測距点選択用のジョイスティックが追加されるなど、操作性も向上している。さらに、電池のもちも改善。モニターはバリアングル式でタッチ操作も可能。ライブビューや動画撮影が快適だ。

連写できる枚数が先代のEOS 80Dより減っている。ファインダー撮影時の測距点のカバーエリアが狭めで、ピントの山がややつかみづらく感じる。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★★
機能性 ★★★★
操作性 ★★★★★
取り回し ★★★
コストパフォーマンス ★★★

一眼レフAPS-C画像処理エンジンを一新。撮影しつつ、スマホに画像転送キヤノン「EOS Kiss X10」

キヤノン
EOS Kiss X10
2019年4月発売

実売価格例:8万525円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2410万 ISO 2万5600 9点 5コマ/秒
幅122.4mm×高さ92.6mm×奥行き69.8mm・449g(ブラック)

ファインダー接眼部の右にあるボタンで、ライブビューに切り替えることができる。

撮影データ●18-55mmレンズ(18mm)●F9●1/250秒●プログラムAE●露出補正ー1.0●

葉の形までシャープに描写
キット同梱の標準ズームは、予想以上にシャープ。ピクセル等倍で見ると、ツタの葉の形までしっかり解像。発色も派手すぎない鮮やかさ。

人気エントリーシリーズの最新モデル。画素数は据え置きだが、画像処理エンジンを新型のDIGIC8に更新。高感度の画質やライブビュー撮影時のAF性能などが向上している。

一眼レフとしてはとても軽快で、ライブビュー撮影時は瞳AFも利用できる。バリアングル式モニターを使って自分撮りも容易だ。撮影しながらスマホなどに画像を転送できるので、SNSにも使いやすい。一眼カメラの画質をカジュアルに楽しみたい人におすすめできる。

ファインダー撮影時の測距点は9点のみで、見える像も小さくて見づらいため、ライブビューのほうが快適に撮れる。外観やシャッター音がチープに感じる。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★
取り回し ★★★★
コストパフォーマンス ★★★★

一眼レフAPS-C現行一眼レフで最軽量。初心者にも使いやすいニコン「D3500」

ニコン
D3500
2018年9月発売

ニコンのローエンドモデルで、現行一眼レフでは最軽量。ボディを薄型化してホールド性を高めたほか、背面のボタン類を右手側に集めて操作性も向上させている。初心者でも機能を使いこなせるガイドモードや、ファインダー撮影時なら1550枚撮れる電池寿命が見どころ。実売価のこなれ具合も魅力だ。

モニターが固定式で、自分撮りに対応できない。ファインダー像が小さくて見づらい。

実売価格例:4万4000円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2416万 ISO 2万5600 11点 5コマ/秒
幅124mm×高さ97mm×奥行き69.5mm・415g
採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★
取り回し ★★★★
コストパフォーマンス ★★★★★

一眼レフAPS-C画素数を2410万にアップ。スマホ連係を強化キヤノン「EOS Kiss X90」

キヤノン
EOS Kiss X90
2018年3月発売

実売価格例:5万5890円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2410万 ISO 1万2800 9点 3コマ/秒
幅129mm×高さ101.3mm×奥行き77.6mm・475g

キヤノンのローエンドモデルで、先代のX80が有効1800万画素だったのに対して、本機は有効2410万画素となっている。
Wi-Fiやブルlトゥース通信機能も備えており、スマホからのリモートライブビュー撮影や画像転送なども可能だ。

ファインダー撮影時の測距点が9点と少なく、カバーエリアも狭い。一眼レフとしては電池のもちが悪い。モニターが固定式で自分撮りに対応しない。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★
取り回し ★★★★
コストパフォーマンス ★★★★

一眼レフAPS-Cローパスフィルターレスで解像度の高い描写ニコン「D5600」

ニコン
D5600
2016年11月発売

実売価格例:7万2900円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2416万 ISO 2万5600 39点 5コマ/秒
幅124mm×高さ97mm×奥行き70mm・465g

解像感の高い描写が楽しめるローパスフィルターレス仕様の有効2416万画素機。握りやすいグリップのボディに、39点測距のAF、自分撮り可能な3.2型のバリアングル式モニターを搭載。
スマホへの自動転送やリモートライブビュー撮影も可能だ。

ファインダー像が小さくて、ピントが合っているかどうかが見えづらい。
ライブビュー時はコントラストAFになり、スピードが遅い。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★
取り回し ★★★★
コストパフォーマンス ★★★★★

一眼レフAPS-C防滴・防塵や二つの電子ダイヤルなど、装備が充実ペンタックス「K-70」

ペンタックス
K-70
2016年7月発売

実売価格例:7万3300円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2424万 ISO 10万2400 11点 6コマ/秒
幅125.5mm×高さ93mm×奥行き74mm・688g

価格帯はエントリークラスだが、防塵・防滴ボディに視野率100%のファインダー、二つの電子ダイヤルによる操作系など、上級機に負けない装備が魅力。
撮像センサーはローパスフィルターレスで、4.5段の効果を持つボディ内手ブレ補正、バリアングル式モニターを搭載する。

このクラスではかなり重め。一眼レフとしては、電池のもちがよくない。ファインダーが暗め。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★
取り回し ★★★
コストパフォーマンス ★★★★

一眼レフAPS-Cバリアングルモニター、スマホ連係など機能十分キヤノン「EOS Kiss X9i」

キヤノン
EOS Kiss X9i
2017年4月発売

実売価格例:9万6830円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2420万 ISO 2万5600 45点 6コマ/秒
幅131mm×高さ99.9mm×奥行き76.2mm・532g

EOS Kissシリーズの人気モデル。有効2420万画素撮像センサーを搭載。ファインダー撮影時は45点測距AF、ライブビュー撮影時はデュアルピクセルCMOS AF。
バリアングル式モニターで自分撮りにも対応。初心者に親しみやすいビジュアルガイドなどを備える。スマホとの連係機能も充実している。

ファインダー像が小さくて見づらい。電子ダイヤルが一つしかない。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★
取り回し ★★★
コストパフォーマンス ★★★★

一眼レフAPS-CEVFが動く被写体に有利。カメラアングルも自在ソニー「α77 II」

ソニー
α77 II
2014年6月発売

実売価格例:10万9850円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2430万 ISO 2万5600 79点 12コマ/秒
幅142.6mm×高さ104.2mm×奥行き80.9mm・726g

光学ファインダーではなく、EVF搭載の一眼カメラ。79点測距の位相差AFにより、12コマ/秒の連写中でも切れ目なくピントの検出が可能なため、一眼レフに比べて、動く被写体に対する追従性の面で有利となる。
自由なカメラアングルで撮れる3軸チルト式モニターも見どころだ。

同社の主軸がすでにミラーレス一眼に移っている印象で、将来性に不安がある。発売時期の割に価格は下がっていない。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★
取り回し ★★★
コストパフォーマンス ★★★

一眼レフAPS-CISO81万の超高感度、5段分の手ブレ補正が魅力ペンタックス「KP」

ペンタックス
KP
2017年2月発売

実売価格例:11万2700円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2432万 ISO 81万9200 27点 7コマ/秒
幅131.5mm×高さ101mm×奥行き76mm・688g

防塵・防滴処理が施されたマグネシウム合金ボディのAPS-Cサイズ機で、高い解像感が得られるローパスフィルターレス仕様。視野率100%の高性能ファインダー、最高ISO81万9200、5段分の効果を持つボディ内手ブレ補正など、装備も充実している。発売時より3割ほど安く入手できる。

ファインダー像には手ブレ補正が効かない。一眼レフとしては電池のもちがいま一つ。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★★
取り回し ★★★
コストパフォーマンス ★★★★

一眼レフAPS-CEOS Kissの快適操作と上位に迫る装備を両立キヤノン「EOS 9000D」

キヤノン
EOS 9000D
2017年4月発売

実売価格例:11万5500円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2420万 ISO 2万5600 45点 6コマ/秒
幅131.9mm×高さ99.9mm×奥行き76.2mm・540g

EOS Kiss X9iをベースに中級機の要素を盛り込んだモデル。二つの電子ダイヤルで快適な露出調整が可能なほか、AF-ONボタンや上面の表示パネルなど、X9iの軽快さに加え、上位機に迫る充実装備や操作性が楽しめるのが魅力だ。

ファインダー像が小さくて見づらい。上位のEOS 80D(EOS 90Dの先代モデル)のほうがボディ単体では安くて、スペックも高い。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★
取り回し ★★★
コストパフォーマンス ★★★

一眼レフAPS-C51点測距や8コマ/秒連写などスペックが充実ニコン「D7500」

ニコン
D7500
2017年6月発売

実売価格例:12万6500円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2088万 ISO 164万 51点 8コマ/秒
幅135.5mm×高さ104mm×奥行き72.5mm・720g

ハイスペックと軽快さを併せ持つ中級モデル。ファインダー撮影時のAFは、51点測距。連写最高速は、先代のD7200(6コマ/秒)から8コマ/秒にアップしたほか、連続で撮れる枚数も増加。
握りやすいグリップやチルト式モニターなど、使い勝手も向上している。

画素数がD7200より減り、カードスロットも一つになった。外装がプラスチックに変わって、質感が落ちたのも残念。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★
操作性 ★★★★★
取り回し ★★★
コストパフォーマンス ★★★★

一眼レフAPS-C10コマ/秒の連写や高倍率ファインダーが魅力キヤノン「EOS 7D Mark II」

キヤノン
EOS 7D Mark II
2014年10月発売

実売価格例:13万470円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2020万 ISO 2万5600 65点 10コマ/秒
幅146.8mm×高さ112.4mm×奥行き78.2mm・910g

キヤノンのAPS-Cサイズ一眼レフの最上位モデル。65点測距のAFに、10コマ/秒連写を搭載してスポーツ系の撮影に強い。
見やすい高倍率ファインダーやジョイスティックなどを装備して操作性も高めている。2014年発売の古いモデルとあって、発売当初より4割近く値下がりしているのも見逃せない。

金属製ボディで頑丈だが、重い。固定式モニターでライブビューや動画撮影時に不便。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★★
操作性 ★★★★★
取り回し ★★★
コストパフォーマンス ★★★

一眼レフAPS-C10コマ/秒&153点測距でスポーツ系に強いニコン「D500」

ニコン
D500
2016年4月発売

実売価格例:19万9650円(ボディ)
有効画素数 最高感度 AF測距点 最高連写速度
2088万 ISO 164万 153点 10コマ/秒
幅147mm×高さ115mm×奥行き81mm・860g

ニコンのAPS-Cサイズの最上位モデル。AFは153点測距で、ジョイスティックによる快適な測距点選択が可能。
10コマ/秒でRAWでも200枚まで連写できるので、スポーツ系の撮影には頼もしい。感度もISO5万1200と高い。発売時より3割近く下がった価格も魅力。

上級者向けとあって、内蔵ストロボがない。ライブビューでのAFが遅い。ボディは金属製で重さがある。

採点表 満点は5個
実写性能 ★★★
機能性 ★★★★★
操作性 ★★★★★
取り回し ★★★
コストパフォーマンス ★★★

まとめ

ハイスペックで軽快。操作性もいいEOS 90D

APS-Cサイズ一眼レフで最も多くの★を獲得したのは、EOS 90DD500の2機種。ただし、重さがあるD500とEOS 7D MarkIIの「取り回し」の★3個は2個に近いので、それを差し引くと、EOS 90Dがトップといえるだろう。

とはいえ、D500のAFと連写のパフォーマンスは素晴らしいので、そちらを重視するなら、いちばんにおすすめしたい。

EOS 90Dも、最新モデルらしくハイスペックなうえに軽快で画質も操作性もいい。ライブビュー時のAFも快速で使い勝手がいい。

最新モデルらしい画質と使い勝手
キヤノン
EOS 90D

◆解説/北村智史(カメラライター)

※価格は記事作成時のものです。

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