現代日本人の食生活では「体内の不要なナトリウムを減らし、カリウムを増やす」ことが重要です。消化・吸収のいい長生き野菜スープ(ヒポクラテススープ)は、必要なビタミン、ミネラル、たんぱく質、糖質、脂質などが細胞に届き、栄養不足を解消します。【解説】 石黒香(「治ゆの扉」代表)

解説者のプロフィール

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石黒香(いしぐろ・かおる)
食事療法施設「治ゆの扉」代表。いしぐろクリニック薬剤師。富山県出身。昭和大学薬学部卒業。夫・石黒栄紀とともに、ガン患者さんたちの診療に取り組む中、ゲルソン療法に出合う。現在、日本に3名しかいない認定ゲルソン・エデュケーターの1人。認定ゲルソン・シェフ。「治ゆの扉」では、患者さんが正しいゲルソン療法を実践するための教育やサポートに務めている。

代謝の乱れが万病を招く

別記事:「長生き野菜スープ」の作り方→

私たちの体内では、さまざまな化学反応が起こっています。栄養素を分解・合成して、活動に使うエネルギーや必要な物質を作ったり、老廃物や毒素を分解して体の外に排出したり……これらの化学反応をひっくるめて「代謝(たいしゃ)」といいます。

その代謝に不具合が生じる「代謝障害」になると、生命維持に必要なエネルギーや物質が不足し、老廃物や有害物質が体にたまります。すると体の機能が低下し、正常に働かなくなって、さまざまな「病気」につながっていきます。

例えば、糖尿病は、本来ならエネルギーの源となる糖の代謝障害が起こり、血液中のブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気です。

代謝障害を改善するために、現代医療では薬を用います。血糖値や血圧が非常に高いとか、体の痛みがつらくて眠れないときなど、薬の助けが必要になることはあります。

でも、頼りきるのは危険です。人工の化学物質である薬には、必ず副作用があるからです。薬に頼らずに健康を取り戻すには、何より体に備わっている「治る力」=「自己治癒力」を高めることがたいせつです。

代謝障害を引き起こす重大な要因は、〝栄養の不足と過剰〟です。

現代人の食生活は、糖質、脂質、たんぱく質は過剰になりやすい半面、ビタミンミネラルが不足しがちです。ビタミンとミネラルは、体内のあらゆる代謝に関わります。

ビタミン、ミネラル不足の第一の原因は、野菜の摂取量が少ないこと。加工食品のとり過ぎも大いに影響します。加工食品に含まれる食品添加物は体にとっては毒物で、これを解毒するために大量のビタミン・ミネラルが使われてしまうのです。

ただし、ミネラルのなかでも「ナトリウム」だけは例外。ほとんどの人が過剰に摂取しています。塩(塩化ナトリウム)を含む食品を多くとっているからです。

細胞がエネルギーを作る代謝を正常に行うためには、体内のナトリウムとカリウムのバランスが一定に保たれている必要があります。

塩をとり過ぎると、細胞の外側で増えたナトリウムが内側に流れ込み、細胞内でのエネルギー代謝をさまたげます。その結果、体内のさまざまな代謝の働き全体に悪影響が及び、病気を招くことにつながるのです。

代謝が改善されて平均体温が上昇!

現代日本人の食生活では、「体内の不要なナトリウムを減らし、カリウムを増やす」ことが重要です。

消化・吸収のいいヒポクラテススープ(長生き野菜スープ)を飲めば、必要なビタミン、ミネラル、たんぱく質、糖質、脂質などが余すことなく細胞に届き、栄養不足を解消します。

ヒポクラテススープには、余分なナトリウムを排泄する働きのあるカリウムがたっぷり含まれていて、ナトリウムとカリウムのバランスを改善します。それとともに、細胞でのエネルギー産生もスムーズに行われるようになり、代謝全体が円滑に進むようになります。

ヒポクラテススープを飲むと、皆さん「体がポカポカする」「汗が出る」とおっしゃいます。

これは、ヒポクラテススープは消化にエネルギーが必要ないため、急激に消化吸収が始まって、消化熱が発生するためだと思われます。数カ月飲み続けるうちに「平均体温が1℃上がった」という声もよく聞かれます。

ミネラルバランスが整うと、細胞の解毒力も回復します。老廃物や有害物質、未消化のゴミが一掃されることで、浄化された血液が全身を巡り、内臓に栄養と酸素をしっかり届けられるようになります。

野菜特有のファイトケミカルなどの抗酸化成分は、体内で発生する活性酸素を消去し、病気や老化を防ぎます。

細胞を攻撃する活性酸素を抑えると、細胞の修復にエネルギーを消耗せずに済みます。その結果、薬などに頼らず、自己治癒力で病気を克服できるようになるのです。

別記事:「長生き野菜スープ」の作り方→

画像: この記事は『ゆほびか』2020年1月号に掲載されています。 www.makino-g.jp

この記事は『ゆほびか』2020年1月号に掲載されています。

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