【ポイントサービス比較】二重取り・三重取り!スマホ決済・電子マネーと組み合わせてお得に活用

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多くのお店で広く使える各種共通ポイントについて知っておくといい。たまったポイントは商品と交換して買い物代金の一部に使ったり、マイルなど別のポイントにも交換が可能だ。ここでは、最大規模の加盟店を誇る「Tポイント」をはじめ、dポイント、Ponta、楽天ポイントの特徴をまとめた。

今回紹介するポイントサービス

運営会社 基本の
付与ポイント
ポイント
使用
相性のいい
スマホ決済
相性のいい
クレジットカード
Tポイント カルチュア・
コンビニエンス・
クラブ
200円につき
1ポイント
1ポイント
=1円
PayPay Yahoo!
JAPAN
カード
Dポイント NTTドコモ 100円につき
1ポイント
1ポイント
=1円
d払い dカード
Ponta ロイヤリティ
マーケティング
200円につき
1ポイント
1ポイント
=1円
au PAY au PAY
カード
楽天ポイント 楽天 100円につき
1ポイント
1ポイント
=1円
楽天ペイ
楽天Edy
楽天カード

キャッシュレス決済 完全ガイドポイントの特徴と基礎知識

各種共通ポイントのメリットは?

顧客の囲い込みのために、決済金額や来店回数などに応じてもらえるポイント。中でも、多くのお店で広く使える各種共通ポイントは、店舗独自のポイントより、ずっとたまりやすい。たまったポイントは商品と交換したり、現金のように買い物代金の一部に使ったり、マイルなど別のポイントにも交換できたりする。

上手なポイントのため方は?

クレジットカードなどからチャージしたスマホ決済や電子マネーで支払うことで、スマホ決済の利用とカード提示の両方でポイントがたまり、ポイントの二重取りができる。利用する店舗がポイントカード加盟店なら三重取りも可能。賢く組み合わせて使いたい。

PayPayと連係Tポイント

最大規模の加盟店数を誇る国民的ポイントプログラム

共通ポイントの元祖。TSUTAYAやファミリーマート、スーパーのマルエツなどの加盟店で、基本200円につき1ポイントがたまる。たまったポイントは1ポイント=1円として利用できるほか、Tマネーにチャージして電子マネーとして使うこともできる。

Zホールディングス(元ヤフー)、ソフトバンク、ファミリーマートと資本業務提携し、各社の利用でTポイントがたまる。ただし、ほかのポイントサービスの追い上げなどから勢力図が変化。ファミリーマートではTポイントに加え、dポイントと楽天スーパーポイントも採用。Yahoo!ショッピングでは期間限定ポイントとして「PayPayボーナスライト」を併用するなど、やや風向きが変わりつつある。とはいえ国民的ポイントプログラムだけに、加盟店数が多く、活用しやすい。

PayPayアプリにも機能搭載

おなじみのTカード。Tカード機能付きクレジットカードもあるほか、「PayPay」アプリにもモバイルTカード機能を搭載している。

ココが○
■利用できる加盟店数がとても多い
■ANAのマイルに等価交換できる
■TSUTAYAの会員証にもなる

ココが△
■1%以上の加盟店もあるが、基本的に0.5%還元
■ドトールコーヒーや伊勢丹、アルペンなど、ここ2~3年で大手加盟店の脱退が相次ぐ

d払いと連係dポイント

ドコモのポイントプログラム。共通ポイント化で4強入り

ドコモのポイントプログラム。ドコモIDを取得すれば、ドコモ以外のユーザーでも利用可能。基本的に100円で1ポイントがたまり、1ポイント=1円として使える。dカードGOLDの契約者なら、毎月のドコモの利用料金で10%還元されるのでお得度が高い。

5月10日から最大プラス7%還元となった「dポイントスーパー還元プログラム」の条件が変更。これまではドコモサービスの利用で判定されていたが、dポイントをためた回数や利用料金、dカードの請求額などでの判定となり、条件が厳しくなる。また、ポイント還元対象となる決済金額は、月額1万5000円が上限。

街の加盟店ではローソンやマクドナルド、マツモトキヨシなどで利用できる。ただ、ローソンでは7月7日以降、時間帯によってポイント還元率が下がる予定。

スマホ用アプリでも使える

dポイントのカードの一例。このほか、加盟店独自デザインのポイントカードもある。dカードや「d払い」アプリとの連係も可能。

ココが○
■ドコモのケータイやネット利用でポイントがたまる
■「ポイントアッププログラム」がある
■「d払い」の支払いをポイントでできる

ココが△
■ほかのサービスと比べて加盟店数が少なめ。
■ローソンでのポイント還元率が今後下がる予定になっている

au PAYと連係Ponta

KDDIとの提携で今後の広がりが期待されている

Tポイントと並ぶ共通ポイント。ケンタッキーフライドチキンやスーパーのライフなどの加盟店で、基本200円につき1ポイントがたまる。リクルートとの提携により、じゃらんやホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティーなどでもポイントが付き、街でもネットでもポイントが活用しやすい。

たまったポイントは1ポイント=1円として利用できるほか、リクルートポイントをPontaポイントに等価交換することも可能。

2020年5月KDDIとの提携により、互いのIDが連係され、au WALLET(エーユー ウォレット)ポイントがPontaポイントに統一。auのケータイや「au PAY」などの利用で、Pontaポイントがたまるようになる。なお、ローソンでは7月7日以降、時間帯によってポイント還元率が下がる予定。

Pontaカードアプリもある

オリジナルカードに加え、提携企業ごとのカードも多数用意されている。さらに、スマホ向けの「Pontaカード」アプリもある。

ココが○
■リクルートのサービスでポイントがたまる
■auのサービスでポイントがたまるようになる予定
■JALのマイルに等価交換できる

ココが△
■1%以上の加盟店もあるが、基本0.5%還元
■ローソンでのポイント還元率が下がる予定になっている

楽天ペイ 楽天Edyと連係楽天ポイント

楽天グループサービスの利用でどんどんポイントがたまる

年間約3200億ポイント(2019年12月末時点)発行されている楽天のポイントサービス。楽天市場や楽天トラベル、楽天ブックスなど、楽天グループの利用はもちろん、マクドナルドやミスタードーナツなど、街の加盟店でも基本100円につき1ポイントがたまる。たまったポイントは1ポイント=1円として利用でき、楽天証券でポイント投資したり、楽天Edyや楽天ペイの支払いに使うことも可能。

楽天カードの利用でプラス2倍、楽天モバイルや楽天ひかりの利用でプラス1倍と、楽天グループサービスを利用するほどにお得になるスーパーポイントアッププログラム(SPU)があり、楽天市場では最大16倍になる。楽天ポイントの獲得回数と獲得ポイント数によって会員ランクが上がると、還元率がさらにアップする。

楽天Edy機能付きのカードが便利

楽天Edy機能付きのポイントカードが便利。もちろん、スマホ用の「楽天ポイント」アプリもある。

ココが○
■ポイントアップのチャンスが多い
■楽天グループの多くのサービスでお得にたまる
■ポイントで支払ってもポイントがたまる

ココが△
■楽天ユーザーでないとメリットが少ない
■一度に使えるポイント数に上限(3万ポイント。楽天サービス以外は5000ポイント)がある

※価格は記事作成時のものです。

■解説/綿谷禎子(ライター)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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