鋳物ホーロー鍋で有名な日本ブランド「バーミキュラ」の鉄フライパンはホーローコーティングがしてあり扱いが楽、料理がワンランクアップすると人気。発売当初から品薄、注文してからも数ヶ月待ちの人気商品となっています。今回は実際にステーキなどを焼いてみて、その評判を実際に検証してみました!

バーミキュラのフライパンをテストレビュー

鋳物ホーロー鍋で有名な日本ブランド「バーミキュラ」がフライパンを出しました。鉄のフ ライパンですから少々重いのですが、素材が「鋳鉄」ですから蓄熱性が良く、水分をさっさ と飛ばし、うまく焼けるフライパンです。また、特殊なコーティングがしてあり、扱いも楽だとの触れ込み。前回はメーカーサイドの資料を元にした紹介。今回、そのテストレポートです。

▼前回の記事はこちら▼

個人所有の2つのフライパン

私事で恐縮ですが、私はフライパンを2つ持っています。一つはお馴染みのティファール。 ホームセンターなどで手に入ります。いちばんの特徴は、使ったあとの洗いが楽なこと。要するに焼き焦げがあっさりとれるのです。

ティファールには、妻が苦労している焼いた後のこびりつきを解消するためにコーティング技術を開発 上市した経緯があります。初めはあまり売れませんでしたが、当時の米国大統領夫人、ジャックリーン・ ケネディがデパートに買いにきたことで、状況は一変。それまでの10倍量が売れ、一気に有名ブランドへのし上がりました。
加えて、取っ手がとれるという、収納に便利という特徴もあり、とにかく使い勝手が 良いのが、ティファール。世界各国でも大人気です。

もう一つは、ドイツ・フィスラーのフライパン。「クリスピー」シリーズ。ステンレス製です。特徴は、底はアルミをステンレスで包み込んだ「底厚三層カプセル構造」。単純に 言うと、熱伝導と保温性を両立させたものです。また、食材が接する内面は、凹凸の付いた 「ノボグリル」。こちらは食材から出た脂で、再度食材を焼く働きをします。要するに、味 が濃厚になるわけです。
ただ、このピカピカ光るフライパンは、コーティングはされていません。このため、私は、 普段使いではなく、塊肉を焼く時に用います。肉が実に上手く美味しく焼けます。

この様に、一般的な調理にはティファールのフライパンを、塊肉、ステーキ系にはフィスラ ーと、調理しています。

いいとこ取りのバーミキュラのフライパン

バーミキュラのフライパンは、私の持つ2つのフライパンのいいとこ取りです。 それは、伝熱、保温力に優れ、美味しく焼け、なおかつ、コーティングしてあり、扱いやすいという ことです。
焼きのポイントは旨味の閉じ込めです。バーミキュラの表現を使うと「素材本来の旨味を凝縮」することです。わかりやすくいうと、表面をさっさと焼いてしまい、中の美味しさを外に逃さない様にすることです。

画像: バーミキュラ フライパン 26cm【ハンドル:オーク材】 shop.vermicular.jp

バーミキュラ フライパン 26cm【ハンドル:オーク材】

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このためには、食材と当たる面は、食材に素早く熱を与え、なおかつ焼き面の温度を下げないことがポイントとなります。いい例は鉄板焼き。皆さんが鉄板焼きを旨いと感じるのは、あの鉄板が分厚く温度保持能力に優れているからです。

バーミキュラは、このためにホーローに拘ります。またそのために今回開発されたのが、ホーローコーティングです。

熱を与える上で、一番問題なのは「水」です。水は沸騰します。その間は、幾ら熱を与えても100℃までしか温度が上がりません。要するに水を素早く蒸発させることが大きなポイントになります。このためバーミキュラが独自開発したホーローコーティングは、水がよくなじむ特殊な性質を持ちます。食材から出た水分を逃さずに、効率的に熱を伝えることで、アルミフッ素コートフライパンの約 100 倍・鋳鉄フライパンの約30倍速く水分を蒸発させることができると言います。

画像1: www.vermicular.jp
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熱伝がよく、保温力に長けるというのは、すべての調理機器の理想です。 例えば、炊飯器の内釜。IH でいろいろコントロールができるとされる今日ですら、内釜の 素材に各社こだわります。鉄にこだわりを持つメーカーは、象印ですね。トップモデルこそ、名前が変わりましたが、内釜の名前は「南部鉄器」。鉄瓶で有名な 南部鉄を使っています。
象印だけではありません。バーミキュラ自身も、その優れた鍋で炊飯器を作っていますね。この様に調理機器の技術は、別々のものではなく、つながっているものなのです。
が、こちらは鍋としての話。これだけでは足りないと開発されたのが、独自のホーローコーティングなのです。

バーミキュラのフライパンの使用感

すぐさま上がる湯気

下ろし立てのバーミキュラのフライパン。届いた日、帰宅が遅かったので、とりあえず冷蔵庫から出したソーセージを焼いてみました。普段ならティファールですね。 中火です。すぐに湯気が出ます。しかもはっきり認識できるほど。あきらかに。熱の伝わりが早く、しかも効率がいいのです。ティファールの場合、こんな感じではないです。確かに湯気は出るのですが、もっと遅く、もっと、もったりした感じ。
食べると、パリジュワ。皮はパリッとしていて、噛むと中から肉汁がジュワッと舌上に。安 いソーセージが、100〜150 円(100g 当たり)増に感じられます。 いきなりいい結果が出てきたので嬉しかったです。

石焼きに匹敵する熱量

次に挑戦したのはチャーハン。 豚肉、玉ねぎ、冷や飯、レタス、卵をを入れて作るのですが、火力が違うと感じました。中火でもあっさり火が通ります。油断していると、焦げます。
何やら、途中からチャーハンというより石焼きビビンバを作っている気がして来ました。 分厚い石焼ビビンバの石製のお碗は、膨大な熱量を蓄積できますが、バーミキュラのフライ パンも同じ感じなのです。途中で火を止めても、焼けていきます。
当然、出来上がりも早いし、美味い。かなり得した気分です。
万一、焦げついても問題ありません。コーティングしてあるので、簡単にこそぎ落とすこと ができます。

フィスラーのフライパンと比較

さて、最後は、フィスラーのフライパンと塊肉(ステーキ)勝負。 価格的にはフィスラーの方が値が張るのですが、焼いてみると、全く遜色ありません。牛、 豚、鶏と試しましたが、実に綺麗に焼けます。 ポイントは、表面を強火〜中火でさっさ焼き、美味しさを閉じ込めた後、中火〜弱火でフタをして じっくり焼くことです。
多くの場合、塊肉はご褒美食材ですから、上手に焼きたいわけですが、それが実に簡単にで きます。

バーミキュラの専用フタ

さて、フライパンのフタは、どんなものをお使いでしょうか? どんなフライパンもそうですが、ベストは、専用フタです。と言うのは、サイズがぴったり 合うので、水分コントロールが適格にできるからです。一つ汎用性のがあればと言う人もい ますが、専用フタは、デザインを初めとして、そのフライパンを活かして使えるように工夫 されています。
特に、バーミキュラは、やや重いこともあり、水分を逃がしません。 また、使わない時は立たせることもできる上に、ピシッとしたデザイン。とても魅力的です。

画像2: www.vermicular.jp
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まとめ

長く付き合えるサポート体制が魅力

話は変わりますが、今ドキの炊飯器の寿命はどこで決まるのかご存知でしょうか? 一番最初にダメになるのは、内釜のコーティング。剥がれると、洗うのが面倒になります。 しかし、内釜は買い換えるにして高いのです。いろいろな技術を注ぎ込んでいますから、場合によっては買値の半分くらい払う必要がでてきます。それなら、新しいの買った方が、性能も上がっているので、お得と考えることが多いのです。

今は、フライパンもコーティングが剥がれると使い捨てられる調理器具といえます。 しかし、フライパンは、包丁と共に、毎日使うもの。手の延長でありたい調理器具。気に入 ったら手放したくない調理器具でもあります。

バーミキュラは、その想いに答えてくれます。 再コーティングに対応していますし、柄の部分も付け替え可能。ちょっとお金はかかります が、手離さないですみます。「一生サポート」がバーミキュラなのです。今からの世、継続して、常に手に馴染んだ新品として使えるのはとてもいいと感じました。

画像: 【レビュー】予約待ちが続く大人気「バーミキュラ フライパン」 使用感は?塊肉・チャーハンを実際に焼いてみた!
バーミキュラ
フライパン 26cm【ハンドル:オーク材】
直径(外形):26cm  幅:46cm(取手含)
深さ:4cm      高さ:10cm
満水容量:約1.8L  重量:約1.1kg
材質
本体:鋳物ホーロー
ハンドル:オーク材・ウォールナット材
耐熱温度
フライパン本体部分:300℃
ウッドハンドル部分:60℃
付属品:VERMICULAR FRYING PAN RECIPE BOOK 26cm (レシピ26品・80ページ)
対応熱源:ガス・IH・ハロゲン・ラジエント・シーズ

◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーをつなぐ商品企画コンサルティング ポップ-アップ・プランニング・オフィス代表。また米・食味鑑定士の資格を所有。オーディオ・ビデオ関連の開発経験があり、理論的だけでなく、官能評価も得意。趣味は、東京歴史散歩とラーメンの食べ歩き。

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