「ヨドバシ.com」なら家電、ボールペン1本の購入でも送料無料。「OKIPPA(オキッパ)」は、Amazonや日本郵便の受け取り場所に指定できる宅配バッグ。自分で受け取れない場合で家族や知人にも頼めないときは、コンビニで受け取りが便利。ネットショッピングの商品の受け取り方法を複数知っておくといい。
安い製品ほど送料が気になるが、全品送料無料のショップってある?
ヨドバシカメラの通販サイトは、家電はもちろん、化粧品や文房具など、小さな物でも無料で配送してもらえる。しかも、配送先によっては注文当日や翌日配送が可能で、その場合でも無料だ。
●全品送料無料のショップもある!
ヨドバシ.com
家電だけでなく、食料品や生活雑貨なども幅広く取り扱う。ボールペン1本の購入でも送料無料だ。
全品送料無料なら、無理に買い足さなくてもOK!
楽天ブックス
楽天ブックスは、本や雑誌だけでなく、DVDやスマホケースなども取り扱うが、全品送料無料だ。
楽天市場は、注文金額3980円以上で無料になる店が多い。
Amazonは、注文金額の合計が2000円以上の場合に、送料が無料になる(本や雑誌は金額にかかわらず無料)が、プライム会員なら、注文金額に関係なく無料になる。ただし、マーケットプレイスで購入した商品は、販売業者によって異なる。
今日か明日、商品を受け取りたいんだけど、どこで買えばいい?
Amazonは、エリア限定で生鮮食料品や日用品などが最短4時間で届く「Amazonフレッシュ」などのサービスを提供している。通常の注文でも、「当日お急ぎ便」や「お急ぎ便」を選べば、翌日までに届く商品も多い。いずれも、プライム会員は無料。
●当日や翌日受け取りは意外に多い
Amazonフレッシュ
4000円以上の注文が必要で、プライム会員限定のサービスだ。エリアは、東京都、神奈川県、千葉県の一部などに限られる。
楽天市場は、正午までの注文で翌日に届く「あす楽」を一部商品で提供。
あす楽
楽天市場では翌日配達の「あす楽」対象商品に絞って、商品を検索することができる。
Yahoo!ショッピングは、当日/翌日に届く「きょうつく」「あすつく」を、一部商品の対象エリアで提供している。ヨドバシ.comも、一部エリアで最短当日の配達を実現している。
置き配ってどういうもの? どうやって頼む?
“置き配“とは、配達員が直接荷物を手渡すのではなく、玄関前など指定した場所に荷物を置いて、配達を完了することを指す。新型コロナウイルス対策のために導入する業者が増えている。
Amazonは、地域や商品によっては玄関前に置かれるのが前提となり、置き配を希望しない場合は、注文画面での変更が必要だ。
日本郵便は、事前に「指定場所配達に関する依頼書」を郵便局に提出することで、置き配をしてもらえるようになる。
●Amazonや日本郵便で置き配が可能!
日本郵便
事前の申し込みが必要になるが、日本郵便では指定場所への置き配に対応する。
また、ヤマト運輸は置き配に特化した配達サービス「EAZY(イージー)」をネットショッピング業者に提供することを発表済みで、ZOZOTOWNやYahoo!ショッピングなどで導入が決まっている。
なお、玄関前に置くだけだと不安だが、宅配ボックスなどの設備もないという場合は、OKIPPA(オキッパ)のような宅配バッグを利用すれば、安心して受け取れる。
OKIPPA
実売価格例3980円
Amazonや日本郵便の受け取り場所に指定できる宅配バッグ。折り畳みも可能。
配送日を確認したり、日時を変更したりしたいんだけど……
Amazonはプライム会員であれば、無料で「お届け日時指定便」を利用できる。到着日時を指定しない「通常配送」の場合でも、配達の状況を確認でき、到着予定日を知ることができる。
配送業者がわかっていれば、各社のウェブサイトにアクセスして、配達番号(伝票番号)を入力すれば、配達状況を確認できる。配達時間を変更したい場合は、連絡すれば対応してもらえる。
●Amazonやヤマトは日時の変更が可能!
Amazon
Amazonで注文すると配達状況がわかるので、受け取りの対策を講じやすい。
ヤマト運輸では「クロネコメンバーズ」というサービスに登録しておけば、荷物の配達前に通知が届き、LINEなどから配達日時を変更することが可能。
クロネコメンバーズ
「クロネコメンバーズ」に登録すると、荷物の到着前にLINEで通知が届く。
佐川急便は、「スマートクラブ」というサービスが便利。こちらも事前にメールが届き、配送時間の変更などを申し込むことができる。
日本郵便も、メールやLINEで配達予定日時を通知し、変更に応じてくれる「e受取アシスト」を提供している。
家以外の場所で受け取りんだけど、どうすればいい?
ネットショッピングで購入した商品は、自宅でなくても、指定した住所に届けてもらうことができる。受け取り先として職場を指定したり、別の場所に住む家族に届けてもらうようにも依頼できる。
到着予定時間に自分で受け取るのが難しく、家族や知人にも頼めない場合は、コンビニでの受け取りがおすすめ。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手サービスで取り扱う、多くの商品が対応している。
●コンビニ受け取りは多くのショップで対応
楽天市場
商品によって選択できる配送方法が異なる。「コンビニ受取」が可能か確認が必要。
Amazon
ほとんどの商品でコンビニ受け取りが可能。注文時に指定できる。
また、Amazonでは「Amazon Hub」というサービスを全国に拡大中。これは、駅やコンビニ、ドラッグストアなどに設置された宅配ボックスや、Amazonが提携する店舗、施設などに荷物が届き、都合のいい時間に受け取りに行けるサービスだ。
●宅配ロッカーなどでの受け取りも可能
Amazon Hub
指定した場所で荷物を受け取れる「Amazon Hub」が増えつつある。
利用するサービスによっては「PUDO(プドー)ステーション」という宅配ロッカーも利用できる。ただし、ほとんどの場合、注文時に受取場所としてPUDOステーションを指定することはできない。
また、配送業者によって利用できるか否かが異なり、利用手順もまちまち。
ヤマト運輸の場合は「クロネコメンバーズ」への加入が必要で、受取場所を変更する際にPUDOステーションを指定できる。佐川急便は、一部のPUDOステーションを対象に、再配達の場合のみ利用することが可能。
PUDOステーション
PUDOステーションの所在地は、「ヤマト運輸」のウエブサイトなどで確認可能。
なお、ヨドバシカメラやユニクロなど、リアル店舗があるオンラインストアの多くでは、店舗で商品を受け取ることもできる。
●実際の店舗でも受け取れる!
ヨドバシ.com
ヨドバシ.comで購入した商品は、指定したヨドバシカメラ店舗で受け取り可能。
ユニクロ
ユニクロ公式オンラインストアで注文した商品はユニクロ実店舗で受け取れる。
◆解説/村元正剛(ITライター)
◆イラスト/中山昭(絵仕事 界屋)