今回は銭湯サウナの魅力を取り上げつつ、都内のオススメ銭湯サウナを沿線別に10施設紹介します。サウナブームが続く昨今、大型施設に注目が集まっているものの、小規模な銭湯サウナはあまり知られていません。しかし、銭湯サウナならではの魅力も確かにあります。

銭湯サウナとは?その魅力を紹介

銭湯サウナとは、文字通りサウナ付きの銭湯(公衆浴場)を指す施設形態です。日本最大級のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」によると、サウナ付きの銭湯は全国に1257件存在し、うち285件が東京都内で営業されていることが分かります。
そもそも、銭湯とスーパー銭湯や健康ランドなどの施設を分ける基準が分かりづらいので、まずは簡単に解説します。

銭湯(公衆浴場)と公衆浴場以外の施設

・銭湯(公衆浴場)…公衆浴場法で「一般公衆浴場」と定められている施設。入浴料金が物価統制令のもと都道府県ごとに統一されており、地域生活に根ざした施設として運営されている

・公衆浴場以外の施設…「その他の公衆浴場」として定められている、銭湯以外の施設。サウナ・スーパー銭湯・健康ランドなど銭湯以外の施設は全てこの扱い

以上のように、公衆浴場としての銭湯とそれ以外の施設は似ているようで全くの別物として扱われています。見分けがつきにくいかもしれませんが、基本的には「昔ながらの雰囲気が漂うコンパクトな施設=公衆浴場」と考えてよいでしょう。

銭湯サウナが愛される理由

銭湯サウナの魅力は、何と言っても「地域に根ざしたアットホームな雰囲気」と「施設ごとのバリエーション」、そして「リーズナブルで通いやすいこと」です。

銭湯サウナには遠方から来る人よりも近所から日常的に通っている常連が多いので、その土地に溶け込むような気持ちで過ごすことができます。

また、施設ごとにサウナ室や水風呂、お風呂のセッティングが異なるのも銭湯サウナならではの魅力です。場所によっては健康ランド顔負けのシステムを導入していることもあります。
さらに、多くの銭湯サウナは入浴料金が1000円以下と非常にリーズナブルです。これは前述した公衆浴場の価格統一によるもので、東京都であれば入浴料470円+サウナ料で700~800円前後になる施設がほとんどです。

そのため、「サウナー」と呼ばれる愛好家のなかには、普段は近所の銭湯サウナに通いオフの日には遠くのサウナまで遠征する方もいるようです。

山手線沿線のおすすめ銭湯サウナ3選

ここからは、銭湯サウナが多数存在する東京都内のオススメ施設を沿線別に紹介していきます。
筆者が利用したことのある施設の中からよりすぐりの名銭湯をピックアップして、その魅力をお伝えします!

まずは東京の大動脈、山手線沿線の銭湯サウナ3選から。

鶯谷駅
「ひだまりの泉 萩の湯」

サウナ料金:620円~670円(サウナ:平日150円,土日祝200円)
アクセス:鶯谷駅北口より徒歩3分
ポイント:食事処あり
公式サイト:http://haginoyu.jp/

居酒屋などが多く、歓楽街というイメージが強い鶯谷駅。そんな場所に存在するのが、サウナ初心者にも愛好家にも絶対おすすめな銭湯サウナ「ひだまりの泉 萩の湯」です。
17~19℃の入りやすい水風呂に20名以上収容可能なドライサウナなど、銭湯とは思えないほど充実した設備が魅力。2017年のリニューアル以降、「都内最大級の公衆浴場」として近隣住民を中心に絶大な人気を博しています。
サウナはもちろん、銭湯自体の魅力を見つめ直すことができる施設のため、自宅から近い方はぜひ一度足を運んでみてください。

画像: ひだまりの泉 萩の湯 haginoyu.jp

ひだまりの泉 萩の湯

haginoyu.jp

上野駅
「寿湯」

サウナ料金:720円(入浴料+サウナ250円)
アクセス:上野駅入谷口より徒歩7分(銀座線稲荷町駅より徒歩2分)
ポイント:昔ながらの銭湯画がインパクト大
紹介サイト:https://www.1010.or.jp/mag-tokyosento-kotobukiyu/

寿湯は鶯谷とほど近い上野に位置する、昔ながらの銭湯サウナです。東京の下町エリアとして知られる台東区には魅力的な銭湯が数多く存在しますが、こちらは1952年から長年営業を続ける老舗として知られています。
寿湯の魅力は何と言っても、110℃前後の超高温サウナとバリエーションあふれる浴槽。男湯には2種類の水風呂が存在しています。
ドライサウナだけではなくミストサウナも備わっており、露天風呂や薬湯でしっかり温まることもできます。ボディソープやシャンプーも完備していて貸タオルも70円でレンタル可能なため、仕事帰りに手ぶらで訪れても問題ありません。
また、現在ではめっきり少なくなった昔ながらのペンキ絵で描かれた富士山や、頭をスッポリしまって利用するレトロなお釜ドライヤーなど、老舗ならではの設備も魅力的です。

画像: 寿湯 www.1010.or.jp

寿湯

www.1010.or.jp

渋谷・恵比寿駅
「改良湯」

サウナ料金:820円(入浴料+サウナ350円)
アクセス:渋谷駅・恵比寿駅より徒歩15分
ポイント:東京銭湯随一のデザイン性の高さ
公式サイト:https://kairyou-yu.com/

改良湯は渋谷と恵比寿の中間地点にひっそりと佇む老舗の銭湯です。創業は1916年に遡りますが、2018年12月に今井健太郎事務所の手によって大幅にリニューアルされました。外壁や浴室内にはアーティストによるインパクト大のペインティングが施され、上品ながら渋谷・恵比寿らしさを演出しています。
ちなみに、今井健太郎事務所は他にも池尻大橋「文化浴泉」や中目黒「光明泉」、両国「御谷湯」などのデザイナーズ銭湯を多数手掛けています。
アパレル店と見紛うモダンな外観はもちろん、青を貴重とした照明のライティングや水風呂のチラー(冷却装置)一新など、内装にもさまざまな趣向が凝らされています。
良い意味で銭湯とは思えないデザイン性の高さが最大の魅力ですが、しっかり温まれる100℃超えのサウナや軟水を利用した肌触りの良い水風呂も快適です。

画像: 改良湯 kairyou-yu.com

改良湯

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中央線沿線のおすすめ銭湯サウナ2選

ここからは中央線沿線のおすすめ銭湯サウナをご紹介します。中央線にもさまざまな銭湯が存在しますが、特に筆者がお気に入りの施設をチョイスしました。

東中野駅
「アクア東中野」

サウナ料金:970円(入浴料込)
アクセス:東中野駅より徒歩2分
ポイント:インパクト大のプールに注目!

東中野駅からすぐの住宅街に位置するアクア東中野は、なんと露天風呂エリアに「ミニミニプール」という名前の温水プールを備えている特徴的な施設です。春から秋口にかけては30度前後ですが、冬場は水風呂と遜色ない冷たさになるためサウナーからの人気を集めています。
100度のコンフォートサウナやジャグジー付きの冷たい水風呂はもちろん、全浴槽・シャワーに軟水を利用しており、初めて訪れる方は独特の肌触りに驚くこと間違いなしです。
インパクト大のプールやしっかりしたセッティングのサウナ室、人工炭酸泉などレベルの高い設備から、中央線沿線でもトップクラスの有名銭湯として多くの方に愛されています。

画像: アクア東中野

アクア東中野

武蔵境駅
「境南浴場」

サウナ料金:670円(入浴料金+200円)
アクセス:武蔵境駅より徒歩6分
ポイント:アットホーム感が魅力的な「コミュニティセントウ」

境南浴場は、吉祥寺から2駅の閑静な住宅街「武蔵境」に根ざした銭湯です。看板にレトロな字体であしらわれた「コミュニティセントウ」のフレーズが表すように、シンプルでコンパクトながら温かみのある雰囲気が親しみやすさを演出しています。
施設最大の魅力は水風呂で、肌にするっと溶け込むような柔らかさは冷たくてもずっと入っていたくなるほど。古い施設ですが清潔感が漂い、地元の常連さんの会話で賑わう癒しの空間です。

画像: 境南浴場

境南浴場

京王線沿線のおすすめ銭湯サウナ3選

ここからは、筆者も頻繁に利用する京王線沿線の銭湯サウナをご紹介します。

下高井戸駅
「月見湯温泉」

サウナ料金:700円(入浴料金+230円)
アクセス:下高井戸駅より徒歩6分
ポイント:最高の天然温泉で水風呂を堪能できる!

銭湯サウナを紹介する上で外せないのが、下町情緒が残る下高井戸に位置する月見湯温泉です。
天然温泉の源泉かけ流しという贅沢な水風呂を楽しむことができ、特に夏場の暑い季節には水風呂メインで入浴することもできます。
サウナ室も木の香りが漂う快適な空間で、46度超えの熱湯などとあわせて銭湯の魅力をしっかり感じられる施設です。水風呂後の休憩は、緑豊かな脱衣所の中庭でじっくり楽しみましょう。

画像: 月見湯温泉

月見湯温泉

西永福駅
「ゆ家和ごころ 吉の湯」

サウナ料金:850円(入浴料込)
アクセス:西永福駅より徒歩20分
ポイント:露天スペースの"無重力イス"で最高のととのい体験を
紹介サイト:https://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-388

今回紹介する銭湯サウナの中では唯一、最寄駅から距離のある施設です。
アクセスの悪さを加味しても紹介したい魅力にあふれる銭湯で、ドラマ「サ道」にも登場するなどその人気は確かなもの。広々とした露天スペースにサウナ・水風呂・炭酸泉が揃っており、交互浴のサイクルを快適にこなせることが魅力です。
また、この銭湯にはいわゆる「無重力イス」と呼ばれるコールマンの「インフィニティチェア」が備え付けられていることも大きなポイント。水風呂から上がった身体をしっかり休められる座り心地は、ぜひ一度体験してみるべきと断言できます。

画像: ゆ家和ごころ 吉の湯 www.1010.or.jp

ゆ家和ごころ 吉の湯

www.1010.or.jp

代田橋駅
「湯の楽代田橋」

サウナ料金:750円(入浴料込)
アクセス:代田橋駅徒歩4分
ポイント:男女日替わりの浴室で、2倍楽しめる銭湯

甲州街道に面した湯の楽代田橋は、都内をドライブした経験のある方なら一度目にしたこともあるかもしれません。レトロなネオンサインが目を惹く銭湯サウナです。
最大の特徴は、偶数日・奇数日で男女の浴室が切り替わること。塩サウナと高温サウナがそれぞれ備わっており、男性の方は「奇数日:塩サウナ 偶数日:高温サウナ」、女性の方は「奇数日:高温サウナ 偶数日:塩サウナ」をそれぞれ楽しめます。
どちらも快適なため、近くにお住まいの方は2日続けて通ってみても良いかもしれません。水風呂が90cm台と深いため、全身をしっかり冷やせるのも嬉しいポイントです。

画像: 湯の楽代田橋

湯の楽代田橋

小田急線沿線の都内おすすめ銭湯サウナ2選

最後に紹介するのは、神奈川と東京を繋ぐ小田急線沿線のおすすめサウナです。長い路線の分、魅力的な施設も数多く存在しますが、特におすすめの銭湯サウナを2つご紹介します。

祖師ヶ谷大蔵駅
「そしがや温泉21」

サウナ料金:800円(入浴料金+330円))
アクセス:祖師ヶ谷大蔵駅より徒歩5分
ポイント:黒湯にプール、冷凍サウナとバリエーション豊かな設備が魅力

そしがや温泉21は、その名前通り黒湯の天然温泉を楽しめる銭湯です。施設の魅力は何と言っても、そのバリエーションの豊かさ。3種類の浴場やマイナス10度前後の「冷凍サウナ」という珍しい設備、露天スペースに存在するミニプールなど、ついつい長湯になってしまいそうな充実っぷりです。
サウナ室は暗く落ち着いた雰囲気でじっくりと入れるため、サウナーを含む多くの方から人気です。プールにはジェット機能も付いており、人気がないときにはコッソリ水泳の練習もできたりする仕掛けも。

画像: そしがや温泉21

そしがや温泉21

千歳船橋駅
「世田谷温泉 四季の湯」

サウナ料金:770円(入浴料込)
アクセス:千歳船橋駅より徒歩3分
ポイント:薬湯と露天は日によって男女シャッフル。キンキンに冷えた水風呂は地下水利用
紹介サイト:https://www.setagaya1010.tokyo/guide/setagaya-onsen-shiki-no-yu/

千歳船橋駅を降りて商店街を抜けると見えてくるのがこちらの銭湯サウナです。
施設最大の魅力は、潤沢な地下水を惜しみなく使った水風呂。15度~17度と非常に冷たいですが、水質が良いため刺激を感じにくく、しっかりと身体を冷やせます。
高温サウナと薬湯がセットになった「くすりの湯」と、中温サウナと露天風呂がセットになった「ろてんの湯」は男女日替わりとなっており、くすりの湯が「男性:水・金 女性:火・木・土」、ろてんの湯が「男性:火・木・土 女性:水・金・日」です。(月曜定休)

画像: 世田谷温泉 四季の湯 www.setagaya1010.tokyo

世田谷温泉 四季の湯

www.setagaya1010.tokyo

まとめ

今回はJR・京王線・小田急と都内の主要路線を中心に、筆者おすすめの銭湯サウナをご紹介しました。ラグジュアリーな施設でゆっくり過ごすのも勿論よいのですが、サッとサウナを楽しんで上がるスタイルもオススメです。幅広いエリアからおすすめの銭湯サウナを紹介したので、近所の方はぜひ仕事帰りに立ち寄ってみてください。

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