【車中泊グッズ】車でお米が炊ける「直流炊飯器タケルくん」が超絶おすすめ!自然解凍冷凍食品でお手軽に節約できる

調理家電

筆者の住む、北海道内でレンズレビューの作例などを撮るために、各地に赴き車中泊で写真を撮影しています。その際の食事なのですが、毎回コンビニや外食では、思った以上にお金がかかり、状況によっては不便です。そこでは最近、筆者は「直流炊飯器タケルくん」を導入、さらには自然解凍冷凍食品に目覚め、すっかりハマっています。この記事では、その様子をお伝えします。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラバッグなどのカメラアクセサリー、車中泊グッズなどの記事も執筆している。目下の悩みは月1以上のペースで増えるカメラバッグの収納場所。

なんで、いままで買わなかったのかと後悔したタケルくん

電気ケトルがいまひとつだったので敬遠していた

北海道の各地で撮影をするようになり、必然的に車中泊の回数も増えてくるとクルマのシガーソケットで調理などができるアイテムに興味を持つのは筆者だけではないでしょう。

さまざまなアイテムを眺めているうちに、12Vのシガーソケットで炊飯ができる定番アイテム「直流炊飯器 タケルくん」は自然と知っていました。しかし、筆者はご飯よりも、まずはお湯が沸かせるほうが便利なのではと思い、12Vシガーソケット用の電気ケトルを買ったのです。

残念ながら、この電気ケトルは、お湯が沸くまでに掛かる時間がとても長く、クルマの走行中に水がこぼれるなど、筆者との相性が悪く、いまでもまったく使っていません。おかげでなんとなく、12Vシガーソケットの調理器具はちょっと信用できないと思い込み、気になっていたもののタケルくんは購入していませんでした。

車中泊愛好家の定番アイテムともいえる「直流炊飯器 タケルくん」。さすがの定番商品は本当によくできていました。

キャンピングカー購入で節約を決意!

タケルくんはまったく悪くないのですが、なんとなく購入に踏み切れないまま、数年が経過しました。しかし、このコロナ禍でいろいろと不景気ななか、中古ですがキャンピングカーを買ってしまったのです。キャンピングカー本体の代金はもちろん、従来の乗用車よりも圧倒的に悪い燃費などなど、出費は増えます。

できることなら、撮影旅行時の出費を少しでも抑えたい、そこでキャンピングカーのなかでご飯を炊こうと思ったのです。

とうとう「直流炊飯器 タケルくん」(税込5,544円)を購入しました。

タケルくんの箱を開けた状態です。予備のヒューズやゴムパッキンなどまで入っており、定番商品だからこその安心感があります。

基本的に水とお米を入れるだけ、保温がとっても便利

基本的にクルマのシガーソケットからのDC12Vで駆動するということを除くと、小ぶりでシンプルな炊飯器であるタケルくん。操作も付属の専用計量カップでお米と水を計って、入れ、炊飯ボタンを押すだけというシンプルなものです。お米は、洗う必要のない無洗米が使いやすいと思います。

炊飯ボタンを押して、30分ほどでご飯は炊き上がりました。

タケルくんで炊き上がったご飯。自宅の圧力IHの炊飯器で炊いたものの比べると……であります。

温かいご飯がいつでも食べられるのがうれしい

普段、自宅で食べているものと同じお米をタケルくんで炊いたのですが、残念ながら、自宅の圧力IHの炊飯器で炊いたご飯に比べるとふっくら感がないのは事実です。とはいえ、水とお米を入れれば約30分で炊きたてのご飯がキャンピングカーのなかで、いつでも味わえるのは、とても便利といえます。温かいというだけで、ご飯がおいしく感じるのは筆者だけではないでしょう。

緑のランプが点灯している状態が保温になっています。保温可能な推奨時間は30分ほどと短いですが、車内で炊きたてのご飯が食べられるのは本当に便利です。

直流炊飯器 タケルくん DC12V専用 JPN-JR001
最大炊飯量:1.5合 ・入力電圧:DC12V ・使用電流:8.5A ・消費電力:110~120W ・本体重量:592g
直流電気(DC12V)で炊飯する為に様々な工夫が施されたポータブル炊飯器となります。密閉釜と内部保温構造により、省エネでもふっくらと炊き上がる仕組みとなっております。
車両の純正シガーソケットに直接差し込んでエンジンを始動させる事で安定した電気を受ける事が出来、炊飯を可能にしております。
直流電気はシビアですので分配器などを経由すると電力が足りなくなります。延長等も専用ケーブルを使用しないと電流不足になります。
蓄電池などで使用する場合はDC12V-10A以上を安定して…
¥5,500
2020-10-19 11:29

手軽でバリエーション豊富、しかも安価な自然解凍冷凍食品

お弁当向けの自然解凍冷凍食品なら調理の必要なし

タケルくんのおかげで温かいご飯は確保できました。すると後必要なのは、おかずです。

筆者にとっては、車中泊も、キャンピングカーも写真を撮るための手段だと思っています。なので、キャンピングカーとはいえ、本格的な調理をする気は基本的にありません。ゴミが増えるのもいやなので……。

そんなことを考えながら、スーパーで見かけたのが、自然解凍で食べられる冷凍食品です。普段、調理済みの冷凍食品を食べることがないので、まったく無知だったのですが、唐揚げや春巻き、トンカツなどまでさまざまなおかずがラインアップされています。

調理は、ただ自然解凍するだけです。

さまざまなおかずがラインアップされる自然解凍冷凍食品。写真には写っていませんが、自然解凍するだけでパリパリの春巻きには驚きました。

普通乗用車時代から愛用の冷蔵冷凍庫がとても便利

筆者の購入したキャンピングカーには残念ながら電子レンジがないので、冷凍食品は自然解凍でOKのものを探すことになります。しかし、冷凍食品を保存するには、普通乗用車での車中泊時代から愛用していたBonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15Lがあり、マイナス20度までの温度設定ができるのです。

キャンピングカーの冷蔵庫は冷凍室が小さいので、冷凍食品を保存するなら車載用の冷凍庫があると便利だと思います。

筆者が購入したときの価格で約15,000円程度だったBonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L。キャンピングカーでも活躍してくれています。

Bonarca 車載用 冷蔵冷凍庫 15L -20℃~20℃まで温度設定可能 2WAY電源対応 アウトドアや緊急時の車中泊にも活躍
20℃~-20℃まで1℃単位で温度設定ができる優れた冷蔵・冷凍性能を搭載した『ポータブル 冷蔵庫 / 冷凍庫』
【様々なシーンで活躍】キャンプやBBQ、釣り、運動会などで使用するアウトドア用品、車中泊のお供、冷凍食品・冷蔵食品の運搬・保存用クーラーボックス、防災・災害時などの緊急時の備えなど
【AC/DC電源の2WAY】2種類のDC電源(12V/24V)により、N-BOXなどの軽自動車や普通車、ハイエースや大型トラックなどの車内でのご使用はもちろん、AC電源にも対応しているため、室内で小型冷蔵庫としてもご利用頂けます。
【バッテリー上がりの心配無用】低電圧保護基盤を搭載している為、供給電…
¥16,300
2020-10-19 11:27

小分けになっているので解凍も便利

自然解凍冷凍食品の多くは、お弁当箱に入れるだけで、食べる頃には解凍されて食べ頃になるものが多く、パッケージなかで、さらに小分けになっているものが多いのが特徴です。

これは、車中食としても非常に有利といえます。

食べたい量だけだけ、取り出して解凍すればよいのです。

写真左から、ちくわの磯辺揚げ、黒豚ひとくちかつ、牛カルビマヨネーズ、六種の和総菜です。どれも小分けになっています。

プラス、インスタント味噌汁で一食完成

タケルくんの温かいご飯、自然解凍冷凍食品のおかず、これにお湯を入れるだけのインスタント味噌汁があれば、十分に一食になります。個人的にはまったく不満はありません。

計算するまでもなく、外食やコンビニでお弁当を買うよりも安く済んでいることは間違いないでしょう。しかも、撮影が終わってから、近くのコンビニや食堂を探す必要もありません。

普段の食事としては、十分以上ではないでしょうか。しかも、外食やお弁当ではオーバーしがちなカロリーもコントロールしやすいです。

まとめ

妻とスーパーに行くのも楽しくなった

筆者の場合、撮影旅行に妻がいっしょに行くことも多いのです。自然解凍冷凍食品は、普段の生活ではほとんど食べないので、ふたりにとって珍しく、妻とスーパーに行くたびに、まだ食べたことのない製品を探しています。だいたい1袋で百数十円から300円程度と、気になったものは購入して、多少失敗しても、気にならない価格で新しい体験ができるのは、とても楽しいのです。

冷凍食品、しかも調理は自然解凍のみというと、味について半信半疑の方も多いでしょう。しかし、ちょっとびっくりするほどのおいしいものも多いです。さまざまなメーカーから多くの製品が出ているためか、スーパーごとのラインアップも異なり、新製品などのチェックも楽しめます。

さらに、ちくわの磯辺揚げや唐揚げなど、晩酌のおつまみにぴったりのものも多く、車中泊ライフをより充実させてくれるでしょう。ぜひ試してみてください。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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