神奈川県立あいかわ公園は愛川町にある宮ヶ瀬ダムと隣接している広大なプレイスポットです。近隣には有名な「オギノパン」もあり、ランチやおやつの調達におすすめ!大自然の中で遊具での遊びや探索など、お金をかけずに一日中子供と楽しめますよ。実際に家族4人で行ってみた感想をレビューしたので、子連れお出かけを検討してる方は是非参考にしてみてください。
神奈川県立あいかわ公園とは
1日ですべてを回り切れないほど広い!公園に隣接する楽しい施設も豊富
神奈川県立あいかわ公園は、神奈川県愛川町にある非常に大きな敷地面積を有する国営の公園です。
公園として遊具を楽しむのはもちろん、原っぱでピクニックをしたり森の探索をしたり工芸館でものづくりを体験したりと、豊富なあそび方ができます。
山を1つ切り崩して作ったためか、アップダウンが多いのもあいかわ公園の特徴のひとつ。園内をベビーカーを押しながら歩くだけでかなりの運動量となるでしょう。
あいかわ公園は、近くに牧場や宮ヶ瀬ダムが隣接しており、1日ですべてを回りきるのは難しいと思います。子供も大人も何回でも遊びに来たくなる、そんな魅力があいかわ公園にはあります。
料金・アクセス・営業時間
神奈川県立あいかわ公園の入場料は無料です。工芸工房村では愛川町の伝統工芸の体験などができますが、別途料金がかかります。また、施設によって営業時間が異なるので下記を参考にしてください。
【入場料】
入場料:無料
【アクセス】
住所:神奈川県愛甲郡愛川町半原5423
電話番号:046-281-3646
【営業時間】
◆4月~9月 8時30分~18時
◆10月~翌3月 8時30分~17時
・パークセンター:8時30分~17時(4月~9月)/8時30分~16時30分(10月~翌3月)
・冒険の森:9時~17時(4月~9月 )/ 9時~16時(10月~翌3月)
・工芸工房村:9時~17時(4月~9月)/9時~16時30分(10月~翌3月)
※休館日は月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日から翌年の1月3日まで)
・郷土資料館:9時~17時
※休館日は月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日から翌年の1月3日まで)
【駐車場】
◆4月~9月 8時30分~18時
◆10月~翌3月 8時30分~17時(入場時間16:45まで)
駐車料金は、平日は無料ですが、土・日・祝日及びゴールデン・ウィーク、夏休み、春休みなどは有料となり500円の前金制です。
神奈川県立あいかわ公園に親子で行ってみた!
10月某日、筆者の家族4人であいかわ公園に行ってきたので、レビューします。
近くに名物のパン屋さんがあり、そこでお昼を済ませてからスタート。まずは、このパン屋さんについてちょこっとご紹介しますね。
公園につく前に…有名パン屋「オギノパン」でランチ調達がおすすめ
宮ヶ瀬ダムから車で5分ほどのところに「オギノパン」があります。オギノパンはテレビにもよく出る有名なパン屋さんで、近隣の小学校のパンを作っているパン工場です。
工場でできたてのパンを、お得な値段で楽しめます。名物はなんといっても揚げたてサクサクの「揚げパン(120円)」。出来立ての揚げパンはその場で食べるのがおすすめです。
口に入れると、サクサクじゅわ~り。ほどよく油を吸ったパンが口のなかで溶けだし、優しい甘さがひろがります。
この日は広大な景色を眺めながら、懐かしい椅子に座っていただきました。たった120円で楽しめる贅沢なひと時!
ちなみにその他のパンの値段も高すぎず安すぎず、街のパン屋さんくらいの値段です。味は素朴なものが多く、飽きずに何個でもペロリと食べられてしまいますのでダイエット中の方は食べすぎ注意です(笑)
あいかわ公園に到着!駐車場は広く混雑は見られず
さて、お腹を満たしたところで再び車を走らせてあいかわ公園へ到着。駐車場は広いため、満車になることはあまりないかと思われます。この日、筆者家族は祝日の13時過ぎに到着しましたが、空きがちらほらありました。
山の中にあるあいかわ公園、どこを見ても自然・自然・自然!!!
入り口には噴水広場があり、夏は水遊びをする子供たちで賑わうそう。今年の夏はコロナの感染予防のため、解放していなかったようです。
展示物が豊富パークセンターへ
園の中心でもあるパークセンターは、展示物が豊富です。この日は「ムラサキツヤハナムグリ」と「ミヤマクワガタ」の虫かごが設置されていました。
その横には、寄生虫ハリガネムシが生きた状態で入っていました。うねうねと動くさまと生態に、ちょっとゾゾッと鳥肌が立っちゃいました。
さらにここは季節の写真スポットもあります。この日はハロウィンでしたが、七夕やクリスマスなどで装飾が変わるようなので来園記念写真はココで決まり!
こども広場・ふれあい広場はお弁当スポット
パークセンターを出ると、大規模なじゃぶじゃぶ池が目の前に広がります。ここも夏は水遊びスポットとなるようです。深さもないため、小さなお子さんの水遊びにも良さそうです。
さらにその目の前には、広い芝生エリア「こども広場」と「ふれあい広場」が広がります。
こども広場がなだらかな坂になった芝生のエリアで、ふれあい広場が林の中、といった感じです。
このこども広場には、パークの目玉の一つ「巨大トランポリン」があります。しかし今年はコロナのため閉鎖していました。
普段なら小学生未満と小学生以上で別れて、靴をぬいでぼよんぼよんと遊べる場所です。閉鎖によりしぼんだトランポリン…次の機会は遊べることを祈って、今回はスルーです。
トランポリンの横には、小さな子用の遊具があります。
こども広場の奥にはエレベーターがあり、上の橋につながっています。橋から見えるのは、美しいため池と滝の姿。このエメラルドグリーンの水に、我が子たちは「入りたい!」と大興奮です。(しかしもちろん、入れません!)
工芸工房村で郷土の作品を眺める
橋を渡りきると、工芸工房村に出ます。ここには郷土資料館と工芸を楽しめる施設があります。
郷土資料館の中ではこのあたりで取れた化石のレプリカが展示してあります。基本は撮影NGのようなので、是非足を運んで目に焼き付けてください!
工芸工房村では、愛川町の伝統工芸である染物や陶芸が体験できます。
季節や時間によって違うため、この日に体験できるものは限られていました。体験の費用も作るものによって変わるようです。何も作らなくても入館できるため、今回は見学だけさせてもらいました。作品は展示と販売をしており、美しい木工作品で溢れていました。
なかでも私が心を奪われたのは、このランプ。竹をくりぬいた作ったランプですが、見惚れる美しさでしょう?
和紙のランプも趣があってステキ!
外に出てみると、竹をくりぬいて作った打楽器がありました。
さっそく息子が体験!竹の太さやくり抜く形で音がかわるようで、「ぽん」「コロン」という涼しげな音色に自然と人が集まってきました。
工芸工房村を出ると、目の前にはちょっとした遊具もありました。つぎの冒険の森に行く前に子供は寄り道必至です。
少し遊んだあと、近くにあった「森のわたりばし」を通過して冒険の森に向かいます。
ちょっぴり足元がふわふわする感じがする不安な橋です。ゆらゆら揺れるわけではないのですが、振動で上下するようで、歩いていると平衡感覚がなくなります。まさに「いざ、冒険」という感じが子供心をくすぐるようです。もしかするとこの感覚が苦手な人もいるかも?
いざ、メインスポット「冒険の森」へ
「森のわたりばし」を抜けて、蛇行した山道を登ったり降りたりを繰り返したどり着いたのは、公園のメインスポット「冒険の森」です。
実は、駐車場から直結した位置なので、車を降りたらすぐ行くこともできます。
ここは、あいかわ公園のメインスポットともいえる場所。ローラー滑り台にターザンロープ、壁の迷路に巨大ツリーにアスレチックと、ここだけで3時間は遊べます。
ローラー滑り台は思ったよりスピードが出ませんでしたが、小学生くらいの大きなお子さんは、自分で手すりを掴んで加速させて遊んでいました。
壁の迷路は改修が終わったばかりのようです。忍者気分を味わいながら、ゴールを目指します。
壁の迷路は巨大ツリーとつながっています。まわりがネットに囲まれているため、高い場所からの落下の心配は少ないでしょう。
アスレチックは波打った坂道やロープを伝って、山のてっぺんを目指します。8歳の息子と4歳の息子を下から見守っていましたが、手を貸さずともクリアーできるくらいの難易度です。
高低差の少ないターザンロープは、どういうわけか親ががんばる遊具のようです。平坦なため、ロープを持った親が走って加速させなくてはいけません。全力で走るお父さんという珍しい光景が眺められるはずが、わが家の場合なぜか私がやることに……。
子供をひっぱって走らなくてはならないため、かなり疲れます。次の日は腕がバキバキに筋肉痛でしたよ(トホホ…)。
あっという間に閉園時間に…まだまだあるプレイスポット
到着が遅かったため、あっというまに閉園時間となってしまいました。
この日は周れなかったのですがほかにも、あいかわ公園には斜面でそり遊びができる「冒険広場」や、春にはつつじが美しい「花の斜面」などがあります。園の半分以上が森なため、自然や虫の探索にはうってつけです。
あまりに広すぎるためか、園内には移動時間を短縮できる有料の列車も走っています。
季節によって開催されるイベントにも注目
この日、じつは園内では「ハロウィンかぼちゃをさがせ!」というプチイベントが開催されていました。
園内のいたるところにあるかぼちゃの絵を8個以上写メにおさめると、景品がもらえるそうです。
ちなみに15個すべて見つけると、スペシャル景品があるのだとか。
わが家が見つけられたのは9個。とてもかわいいかぼちゃのライトをもらいました!
以前冬にきたときは「トナカイを探せ」のようなイベントをやっていたので、季節によって「〇〇を探せ」系のイベントが開催されているようです。
まだまだ気になるコロナ対策は?
密な空間ではないためコロナ対策はほとんどされていないだろう、と思っていたのですが、各遊具のそばには消毒用のアルコールスプレーが置いてありました。
ふわふわドームやじゃぶじゃぶ池の閉鎖など、どうしても子供同士の接触が濃厚になりそうな遊具はあらかじめ閉鎖されており、公園側の配慮がみられます。しかし、それで子供同士の接触がゼロかというと、もちろんそうではありません。
なるべく親がついてあげて、距離を取るよう声かけをしたほうが良さそうですね。
まとめ
神奈川県立あいかわ公園は、子供がおもいっきり遊べて大人もリフレッシュできる場所です。家族みんなで大自然に触れながら体を動かして、日頃のストレスをすべて発散してみてはいかがでしょう。