薄いスマホは、撮影のときなど、持つ手が心もとなく感じる。今回の撮影でフィンガーリングやストラップのありがたさを改めて実感した。ここでは、アップル「iPhone 12 Pro Max」を使用して解説する。
写真・解説/大浦タケシ(フォトグラファー)
宮崎県都城市生まれ。薄いスマホは、撮影のときなど、持つ手が心もとなく感じる。今回の撮影でフィンガーリングやストラップのありがたさを改めて実感した。
スマホならモノクロ画面と実際の風景を見比べて撮れる!
グレーの階調だけで再現するモノクロ写真は、見慣れた風景も、印象が大きく異なるものになる。青い空も赤いパラソルもグレーで表現されるので、とても新鮮だ。スマホの画面に表示されるライブビュー画像がモノクロであれば、撮影結果も一目瞭然。思いどおりにモノクロ写真の撮影が楽しめるはずだ。
スマホのカメラでもフィルター機能を活用すればOK!
スマホでも、モノクロ写真の撮影が楽しめる。iPhoneなら標準のカメラアプリにモノクロ撮影用フィルターが備わっているし、Androidでも多くの機種がモノクロ撮影機能を備えるほか、機能がない機種でも、モノクロ撮影用のアプリをインストールして使えばいい。
また、いったんカラーで撮影した画像をモノクロへ変換する方法もあるが、カメラアプリを使えば、撮る際の画面もモノクロなので、カラーの被写体がモノクロではどう再現されるかをリアルタイムで把握でき、明るさの調整なども、モノクロの持つ雰囲気に合わせやすい。モノクロにするとより効果的な被写体と、そうでない被写体も、事前に見分けられるし、撮影後にモノクロに変換する手間もかからない。
さらに、モノクロ撮影用のアプリの中には、明るさ以外にも、コントラストなどの調整が可能なものや、粒状感、フレーム、着色などの効果を画像に施すフィルター機能を搭載するものもあり、よりモノクロ写真らしい表現やちょっと変わった雰囲気を作り出すこともできる。
ただし、カラーで撮った写真は、後からモノクロに変換できるが、いったんモノクロで撮ってしまうと、多くの場合、その写真をカラーにすることはできない。しっかりした意図を持って撮ることが大切だ。
アップル「iPhone 12 Pro Max」を使用
「フィルター」で「モノ」「シルバートーン」「ノアール」のいずれかを選べばOK!
上部の「>」をタップしてメニューを表示
モノクロ撮影用アプリを利用!
◆写真・文/大浦タケシ(フォトグラファー)