街中で「赤い自転車」に乗った人を見かけたことはありませんか?コロナ禍で密を避けるために利用者が急増しているシェアサイクル。いざ利用してみようと検索してみると、複雑な手続きやウェブサイトに頭を悩ました人もいるのではないでしょうか。

コロナ禍でシェアサイクルの利用者が急増!

ウェブサイトがわかりにくい?

コロナ禍でシェアサイクルの利用率が伸びているそうです。理由は、通勤、通学、そして、大きなスーパーへの買い物だそうで、密を避けようとする人々の心意気が伺えます。

しかし、ステーションへ行くと、ただ自転車がずらりと並んでいるだけで、取っ付きにくいのも事実。こんな時には、まずはネットで検索となりますが、シェアサイクルに関しては、非常に分かりにくいのです。場合によっては、検索することでかえって不安になるかも知れません。

今回、シェアサイクルを初めて利用した友人がつまづいたポイントから、スムーズに導入する方法がわかりました。

友人のSさんは品川区に在住の女性。最近、赤い電動自転車に乗っている人を見かける機会も多くなり、シェアサイクルに興味が沸き、挑戦してみることにしたそうです。

普段からPCより携帯派の彼女は、まずiPhoneで「シェアサイクル 品川区」で検索しました。するとトップに、『東京・品川区シェアサイクル[自転車シェアリング]』というページがトップに。幸先いいと、開いてみると、ちょっと不安が出たそうです。

画像: 品川区シェアサイクルのトップページ docomo-cycle.jp

品川区シェアサイクルのトップページ

docomo-cycle.jp

Sさんが、シェアサイクルと聞いて一番に知りたいと思ったのは以下の3点

①シェアサイクルを借りれる場所(ポート)があるのか? 
②区をまたいで使えるのか?
③料金はいくらなのか?

借りる前に知りたいことです。特に①と②は、重要です。 

Sさんがチェックすると、①と②について確認するのに、サイト内をうろうろして情報をピックアップしないといけないので、ちょっと面倒に思ったそうです。

「初めての方へ」のリンクを踏むと、いきなり「メンバー登録はこちら」と誘導され急にドコモのサイトに飛んで突然『ログイン』画面が出るので少し驚いたそうです。

Sさんは区がやってると思っていたので無理もありません。

画像: tcc.docomo-cycle.jp
tcc.docomo-cycle.jp

ウェブサイトがあやふやな理由

まず、東京23区は、放置自転車問題を抱えているので、シェアサイクルの導入に積極的です。このため、業者と組んで、区の名前で実証実験をして、導入方向へ導きます。このため、当たり前ですが、区により、業者が異なります。

しかも業者は、場合によっては、システム事業者とシェアサイクル事業者に分かれます。システム事業者というのは、移動データ提供やその分析、ネット上での金銭とやりとりを主な役割としています。このため、docomo、Softbankと言った通信事業者が強いです。シェアサイクル事業者は実際にシェアサイクルを運営し、システム事業者と共に分析データと運営状況を鑑みつつ、自治体にサービスを提供しています。では自治体は何をするのか?自治体が持つ公共施設にステーションを設置するなど、利便性の追求です。

ややこしいのは、区ごと、もしくはエリア毎に有力事業者が違う場合があることです。
DoCoMoBikeShare(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区、中野区)
DoCoMoBikeShare(練馬区シェアサイクル※練馬区は上記11区との乗り入れ不可)
HELLOCYCLING(東京23区)
Luup(渋谷エリア、六本木・赤坂・虎ノ門エリア、新宿エリア)
ちゃりちゃり(秋葉原~上野~押上~錦糸町)
PiPPA(板橋区を中心に21か所)
コギコギ(都内10か所)
すいくる(武蔵境~国立の中央線沿線に4か所)

カバー広さでいうと、Softbank系のHELLOCYCLINGですが、DoCoMoBikeShareは、目立つ地区を抑えています。赤い電動自転車は、彼らの自転車です。

その上、ホームページは、区役所、システム事業者、シェアサイクル事業者が持っており、システム事業者、シェアサイクル事業者共に、登録ができます・・・。香港の九龍に似た混沌(カオス)ぶりです。東京都からみると、区に頑張って欲しいところでしょうが、当然、業者のパワフルな提案に飲まれます。画して、自由な移動手段であるべきなのに、隣の区に行きにくいシステムとなっています。また、今、ステーションはガンガン増えていますので、利便性はよくなりますが、この混沌ぶりはなかなか、治りそうもありません。

「スマホアプリ」を利用するのが一番便利

私も、これにはうんざりしました。区で登録しようとしたら、別のところに転送。フィッシング詐欺も転送されますので、本当に健全なホームページなのか、不安になります。

しかし、楽な方法がわかりました。それはインターネットではなく、スマホアプリを利用する方法です。まず、自分の区が、どこの業者で実証実験をしたのか、確認します。多くの場合、そのエリアで最も有力な業者です。その業者のアプリ、DoCoMoBikeShareなら「ドコモ・バイクシェア・バイクシェアサービス」を、HELLOCYCLINGなら「HELLOCYCLING」を、さっさとインストールします。アプリは全社持っています。

アプリが便利なのは、登録で迷わずに済むこと。そして、地図で、どこにステーションがあるのかを確認することができます。

アプリは思い立った時に、現在地近くのステーションで借りられる様に作られていますので、その辺長けています。気をつけるのは目的地の近くにステーションがあるのかです。ステーションがなければ返せませんからね。

とにかく、ネット情報より、ずいぶん使いやすいのがプラスです。
その後で、ゆっくり他のシステムに乗り換えるのもありです。

無事シェアサイクルデビュー!

アプリダウンロードや最初の登録を乗り越え、家の近くでステーションを決めて、使ってみるとかなり快適です。

まず、電動自転車であるのがありがたい。東京は坂が多く、京都、大阪、名古屋、広島、福岡、札幌と異なります。また、密な電車を利用しなくてもイイ上に、ちょっとした運動にもなります。

30分毎に支払いが増えるのですが、それを阻止しようとする自分がいることにも気づきました。自分は結構セコい存在だったわけです。

Sさんも、この大変な初期事項を乗り越え、シェアサイクルデビューできたようです。

コロナ禍でも、春の風は爽やか。気が向いた時、すぐ使えるシェアサイクル。お勧めですよ。

◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーをつなぐ商品企画コンサルティング ポップ-アップ・プランニング・オフィス代表。また米・食味鑑定士の資格を所有。オーディオ・ビデオ関連の開発経験があり、理論的だけでなく、官能評価も得意。趣味は、東京歴史散歩とラーメンの食べ歩き。

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