昨年の8月下旬に生まれたうちの息子は、もうすぐ1歳。まだ、歩き回ることはないですが、つかまる場所があれば、どこでも立ち上がり、足の引っかかる場所があれば、どこにでも登りたがります。しかも、簡単に転倒・転落するので、冗談ではなく、まったく目を離せません。しかし、短時間でも少し目を離せるスペースがほしいと考え、ベビーサークルを購入しました。それが今回紹介する「タンスのゲン ベビーサークル」です。
執筆者のプロフィール
齋藤千歳(さいとう・ちとせ)
元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1ヵ月かけて北海道を一周するなどしている。
アマゾンの売れ筋NO.1
シンプルでハイコストパフォーマンス
まもなく1歳になる我が家の息子は現在、徐々に立って歩くための練習中。ハイハイで動き回っては、壁やテーブル、テレビ台などを使って、つかまり立ちをしては転ぶ毎日です。転倒するたびに頭を打たれてはたまらないので、妻か私が付いて回り、まったく目が離せません。
しかし、さすがに、ちょっと目を離したいときもあるわけです。そんなとき、安全性を確保するためにベビーサークルを購入しようと考えました。
実をいうと、これまでは、「ベビーベッドの床面を低くして対応しよう」と思っていたました。ところが、我が家のベビーベッドは、柵がスライドするタイプなので、息子が足をかけるのにちょうどいい横棒があるのです。安全性を確保してくれるどころか、落下距離を伸ばす危険なアイテムになっています。
どこかに閉じ込めると、脱出するために、その壁を登るための方法を必死探すうちの息子。足をかける場所を見つけると、それを利用して、テーブルやソファー、ワイヤーシェルフにまで登る始末です。
そのため、我が家がベビーサークルに求める条件は、「足をかける場所がない」というもの。壁についたおもちゃとか、かわいいデザインなどは不要です。シンプルで、「登れなさそう」なことを優先して選びました。
また、家具といっても、使うのは子どもが小さいときにだけ。長く愛用するものではないので、安全性などに問題がなければ、できるだけ安い、コストパフォーマンスの高いものを探したのです。
その結果、購入したのが「タンスのゲンベビーサークル 【コンパクトサイズ】 木製 ジョイント式 幅136cm×奥行136cm×高さ56cm 8枚セット 滑り止め付き ナチュラル25400012 05AM 【73453】」です。
【重量】約8kg 【素材】パイン材(ラッカー塗装) 【カラー】ナチュラル
セット内容】パネル8枚 / 角パーツ16個 / ストレートパーツ12個 / 滑り止め28枚 【梱包サイズ】幅18.5×奥行61x高さ68cm 【生産国】中国
※他サイズのベビーサークルとはジョイントできませんので予めご了承ください。※コの字型でのご使用は推奨しておりません。※20…
商品名があまりにも長いので、以下「タンスのゲン ベビーサークル」と記載します。購入したときの価格は7,980円。アマゾンで購入したのですが、色は筆者が選んだ「ナチュラル」のほかに、「グレー」「ブラウン」「ホワイト」があります。
8枚のパネルセットをジョイントパーツを使って組み上げます。【コンパクトサイズ】はパネル8枚で、正方形に組み上げると136cm×136cmの大きさになります。高さは56cmです。163cm×163cmになる、大きいサイズのものもあります。高さは同じ56cm。
筆者は、あまり邪魔にならないように【コンパクトサイズ】の「ナチュラル」カラーを購入しました。
工具不要で組み立てが簡単
なめても安全なのが嬉しい
数日後、高さ約70cm、奥行き約60cm、幅約20cm、重さが10kgほどのある、それなりの大きさダンボールが届きました。ちょっとバタバタしていたので、じっくり組み立てられる時間が取れるまで放置していました。
ところが、ダンボールを開けてみてビックリ!工具がいらないどころか、プラスチックのプッシュボタンを押すだけ、めちゃくちゃ簡単に組み立てられるのです。○KEAや○トリの家具を組み立てるくらいのつもりで、気合いを入れていたので、いいことなのにちょっとがっかりした次第。
プラスチックのボタンを押して、ジョイントでパネルをつないでいくだけ、簡単にベビーサークルは完成しました。
筆者が見落としただけで、このあたりはAmazonの販売ページでも詳細に解説されています。
完成したベビーサークルに息子を入れると、さっそくかみついていました。何を見ても触っても、なめて、かみたいお年頃なので仕方ないでしょう。
嬉しいことに、「タンスのゲンベビーサークル」に使用されている着色料は、食品衛生規格試験に合格しており、「なめても安全」だそうです。また、低ホルムアルデヒド塗料を使用しており、ホルムアルデヒド等級でもっとも安全な基準である「F☆☆☆☆(エフフォースター)」をクリアしているといいます。
つかまり立ちで転倒するだけでなく、なんでも口に入れることを日々心配する親としては、非常にうれしいところです。
さまざまな場所で活躍
組み替えで使い道はいろいろ
パネルとジョイントパーツで簡単に組み替えができるので、シーンに合わせて必要な形に組み替えることができます。基本形であるパネル8枚での正方形から、L字形やI字型、パネル4枚の正方形を2つ作ることもできます。
長細いI字形に組み替えて、息子をベビーサークルの中に入れるのではなく、障子を息子からガードするためのフェンスとして使うこともあります。
妻が出掛けてしまい、筆者が仕事している横に短時間いるときは、パネル4枚で小さな正方形を作って、そのなかに入ってもらうことも。
さらに、我が家の場合、キャンピングカーの中でも使っています。もちろん、停車しているときです。車内は段差が多く転落の危険があるので、ベビーサークルは思う以上に便利です。以前は、車内でご飯を食べるときや、ちょっとした作業をするとき、いつも妻か筆者が息子を抱いている必要がありました。ベビーサークルの導入で、心身の負担がかなり減りました。
まとめ
アマゾンの「カテゴリ ベビーサークル・プレイヤード」でベストセラー1位というだけあって、とてもよくできていました。長時間は無理ですが、短時間なら、かなり安心して子どもを中に入れておくことができます。また、「子どもに触られたくないものを中に入れておく」という使い方もおすすめです。
56cmという高さも絶妙です。足の短い筆者でも苦もなくまたげますが、息子は乗り越えられません。毎回、脱出を試みていますが、現在のところ成功していません。そこで息子が編み出した脱出法が、ギャン泣きすること。妻か筆者が出してくれるまで、大声で泣くわけです。
かわいい息子に泣かれるのはつらいところですが、安全には代えられません。子どもからちょっと目を離すときに、ベビーサークルという安全地帯があるだけで、親の心と体がかなり楽になります。同じ年頃のお子さんのいる皆様、ぜひ試してみてはどうでしょうか。おすすめです。