【赤ちゃん用ヘッドガード】転んでも頭を守ってくれる ヘルメットタイプとリュックタイプを試してみた

暮らし・生活・ペット

つかまり立ちに、よちよち歩き、お座りの始まる6カ月から1歳前後まで、転んでゴツンと頭をぶつけるのはよくあること。しかし、転ぶたびに、そのまま頭をぶつけていては、親としては今後の成長に影響があるのではと心配になります。そこで、赤ちゃん用のヘッドガードの購入を考えている方も多いでしょう。本記事では、赤ちゃん用ヘッドガードのなかでもメジャーな「ヘルメットタイプ」と「リュックタイプ」を実際に試してみた結果をお知らせします。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

ヘッドガードは大きく2種類

ヘルメットタイプか? リュックタイプか?

つかまり立ちやよちよち歩きが始まる前から、お座りをしてはひっくり返り、ハイハイではつんのめり、赤ちゃんはちょっと目を離すとあちこちで頭をぶつけます。すべての動作が練習中なのだから仕方ないともいえるでしょう。

とはいえ、親としては心配でたまりません。そのためか、赤ちゃんの頭を守る「ヘッドガード」が、さまざまなブランドやメーカーから販売されています。

赤ちゃん用のヘッドガードは大きく分けると2種類。帽子のように頭全体を覆い、あごひもで固定する「ヘルメットタイプ」。そして、背中に後頭部までを覆うようなクッションを背負う「リュックタイプ」です。

左がヘルメットタイプ、右がリュックタイプ。

筆者は、お座りやハイハイをはじめた時点で「ヘルメットタイプ」の「[正規販売 FLORERA] 赤ちゃん 幼児用 頭ガード ベビーヘッドガード転倒防止 360度保護 優れた通気性 サイズ調整可能 (森グレー)」をアマゾンで購入。名称が長すぎるので、以下「ヘルメットタイプ」と表記します。

[正規販売 FLORERA] 赤ちゃん 幼児用 頭ガード ベビーヘッドガード 転倒防止 360度保護 優れた通気性 サイズ調整可能 (森グレー)
✅【サイズ/重量】縦45cm、横40cm、頭回り(周囲)37~50cm調節可能です。ヘッドガードにはマジックテープが付いているので頭の大きなベビー用にも自由に調節することができ、フィット感抜群の装着ができるので安心ですよ。さらに重量は驚異の70g!装着しているのをわすれさせるような超軽量設計で、可能な限りベビーに負担を与えない作りになっています。
✅【100%綿素材/優れたデザイン性】 敏感肌のベビーに安心・安全にご使用いただけるよう、こだわりぬいた素材選びを行いました。 無害なだけでなく快適で肌に優しい100%綿素材を採用することでデリケートなベビーの肌にも安心です。選び抜いた8カラー…
¥1,099
2021-07-16 5:54

購入時の価格は1,399円。記事の執筆時に再度チェックすると、1,099円まで値下がりしていました。

さらに、つかまり立ちやよちよち歩きが始まった7カ月あたりのタイミングで、仰向けに倒れたときに後頭部を保護してくれる「リュックタイプ」の「[ディズニー] 赤ちゃん あたま ガード よちよちリュック よちよちリュック」を追加で購入。以下「リュックタイプ」と表記します。

[ディズニー] 赤ちゃん あたま ガード よちよち リュック よちよちリュック ドナルド
タテ29cmxヨコ19cmxマチ8cm
ポケットの数:1(外側1/内側0)
重量:170g
¥2,090
2021-07-16 5:57

筆者は近所のイオンで発見して購入しましたが、アマゾンでもAmazon’s Choiceに入っており、人気商品のようです。アマゾンでの販売価格は2,090円でした。

結局「ヘルメットタイプ」も「リュックタイプ」も購入したので、それぞれのメリット・デメリットや使い勝手などを紹介していきます。

ヘルメットタイプ

後頭部以外も守ってくれるのがGOOD!

ヘルメットタイプの最大のメリットは、頭全体をほぼ覆うようにガードしてくれることでしょう。リュックタイプは仰向けに転んだときにしか効果を発揮しないのに対して、ヘルメットタイプは前に転んでも頭を衝撃から守ってくれます。また、ハイハイの最中にテーブルなどに頭をぶつけても、勢い余ってにつんのめったりしても、頭をガードしてくれます。

さらに全体的なイメージですが、「リュックタイプ」よりも安価な印象です。「リュックタイプ」が2,000円前後なのに対して、1,000円前後といったプライスのものが多く感じました。安価なのもうれしいところです。

逆にデメリットは、通気性に考慮した製品が多いとはいえ、形状の特性により汗をかきやすく、さらに蒸れやすい点です。
また、筆者が購入したものは、装着時にあごひもを結ぶ必要があり、脱着がやや面倒です。加えて個人的には、装着時のビジュアルが、ちょっとなにかの修行をしているように見えるのが、あまり好みではありません。

リュックタイプ

通気性もよく見た目も可愛い

一方のリュックタイプは、後ろ向きに転倒することを想定し、背中と後頭部に当たるように、クッション素材のリュックを背負う構造です。おかげで、頭に大汗をかくことが多い赤ちゃんの頭部を覆うことなく、通気性が確保されるのは大きなメリットといえるでしょう。ただし、背中には汗をかきやすくなります。

購入した「リュックタイプ」は、ややきつめのボタンをふたつ留めるだけで装着できるので、脱着が容易なのも使いやすさのポイントです。

さらに、筆者の購入したものはディズニーデザイン。背負って歩いている姿は、ディズニーの人気キャラクターがよちよち歩いているようで、見た目も愛らしいのがリュックタイプのよいところでしょう。筆者は「ドナルド」デザインを選びましたが「ミッキー」はもちろん「デール」や「ディガー」など10種類ほどのデザインが選択できるようです。

リュックタイプの弱点は、前向きに転んだ際や、ハイハイのときにテーブルに頭をぶつけるといった状況ではまったく役に立たないこと。後ろに転倒することの多い、つかまり立ちや伝い歩き、よちよち歩きをする月齢の赤ちゃんをターゲットとしたヘッドガードといえます。

本人の好みが重要

着けてくれないと意味がない

筆者が最初にヘルメットタイプを購入後、リュックタイプを追加で購入した理由は、「息子が仰向けに転ぶことが増えた」からではありません。なんと、10カ月の息子がヘルメットタイプのヘッドガードだけでなく、帽子全般を嫌がるようになったのです。ゴム紐程度の固定でかぶせた帽子はすぐに脱いで投げ捨てる、あごひもを縛って固定すると号泣するという状態。実際のところ、ヘルメットタイプはほとんど使わなくなってしまいました。

頭にかぶるものはすべて嫌!

そこで、背負うだけのリュックタイプを導入したというわけです。こちらは気にならないようで、嫌がらず装着してくれます。いまだに、ハイハイ中につんのめって顔を打ったり、テーブルや壁に顔から突進したりするので、本当はヘルメットタイプの方が安心なのですが、断固拒否。その結果、我が家では現在、リュックタイプを使っています。

まとめ

まずは安価なもので試してみよう

筆者の息子は、ヘルメットタイプを含めて帽子全般を嫌がるので、リュックタイプを愛用しています。逆に、リュックタイプを嫌がる赤ちゃんもいるでしょう。現在、赤ちゃん用ヘッドガードは、ヘルメットタイプもリュックタイプも1,000円以下の商品がたくさん出ています。まずは両方買ってみて、嫌がらない方を使うのがいいかもしれません。

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【肩紐調整可】肩紐は伸縮性があり、自由に調整できるので、赤ちゃんの成長に合わせて調節することができます。肌触りも滑り止め性も良い。
【補助ベルト付き】普通のクッションより、肩ベルトの部分は補助ベルトが付き、背負う時に外れにくくてより固定的で安全性アップです。ボダン設計なので、肩紐を取り外しなく、直接装置できる。
【柔らか素材・軽量】怪我防止クッションの内部は、ふんわりした生地にふかふかの3D綿で、健康に無害で、赤ちゃんの製品の中の理想的な材質です。背中はメッシュ設計で、体温の高い赤ちゃんにも熱がこもりません。
【優しい重さ・ぬいぐるみデザイン】製品本体重量は約152g、大体3枚卵です。赤…
¥900
2021-07-16 6:06

ただ、筆者の少ない経験からいうと、つかまり立ちが始まるまでは、仰向けに転ぶよりも、ハイハイでつんのめったり、転がったりという転び方が多い印象なので(うちの息子だけかもしれません)、先にヘルメットタイプ、そしてリュックタイプの順で購入するのがよいかと思います。いずれにしても、親としては気になる「赤ちゃんの頭ゴツン対策」にヘッドガードを使ってみてはどうでしょうか。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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