レターラックを100均材料だけでDIYしました。かかった金額は600円です。おしゃれなレターラックは壁面インテリアとしても活躍します。紙類が散乱している、もしくは壁面収納を充実させたい方は、作ってみてはいかがでしょうか?釘もビスもカット作業もほとんどないため、DIYに不慣れな方でも簡単に作れます。
散らかる紙類
何度片付けても散らかってくる…
学校からの手紙や郵便物がテーブルの上に散らかっていませんか?わが家は何度片付けても、何度置き場を決めても散らかっています。
書類は目に見える場所に置いていないとすぐに存在を忘れてしまうもの。「あとで記入しよう」と思った用紙が数週間テーブルに置きっぱなし、なんてこともざらです。テーブルに紙類が散乱していると、テーブル周り全体が散らかって見え、空間にだらしない印象を与えてしまいます。
紙類の置き場所の正解は?
いくら置き場所を決めてもテーブルに放置される紙類。ファイルに閉じてもダメ、平置きできる場所を作ってもダメ、デスクラックを設置してもダメ……「それなら次は、壁掛けにしてみたらどうだろう?」という考えが頭をよぎりました。
壁掛けのレターラックなら場所を取らず、テーブルを紙類で散らかすこともなくなるかもしれません。
レターラックを100均材料だけでDIY
さっそく、レターラックをDIYすることに決めました。市販品でもかわいいレターラックはたくさんあります。しかし商品を見ていると100均アイテムだけで作れそうなデザインが豊富です。
材料
ネットショップで見るようなかわいいレターラックを、100均材料だけで作ることにしました。
購入したのは全てセリア品。木板2枚とひのき角材1本、ワイヤーコンロラックと三角吊り金具を用意します。さらに画像にはありませんが、家にあったセリアのアイアンバーも使用します。
合計600円でネットショップで見かけるようなかわいいレターラックを作ってみましょう。
(1)木材を1本だけカット
まずヒノキの角材をワイヤーコンロラックに合わせてカットします。
カット作業はこれだけです。ジグソーがあると便利ですがカット距離が短いため、のこぎりでも簡単に切れます。
カットができたら、先端をやすりがけして毛羽立ちを整えます。
(2)色をペンキで塗装
続いてペンキを塗ります。今回は最近わが家で使用する機会の多いカインズオリジナルのペンキ「Whity Colors」を使います。くすみがかったブルーでおしゃれな色合いのペンキです。
木全体にまんべんなく塗り、乾くのを待ちましょう。
板同士をボンドで固定
木板1枚ではレターラックとして機能しません。そこで2枚を組み合わせて1枚の板にします。木材同士なため、木工用ボンドでしっかり固まります。
ボンドが乾くまで放置しましょう。ボンドがしっかり乾くと、ちょっとやそっとでは剥がれません。このままのこぎりで切っても大丈夫なほどの強度です。
(3)ディッシュスタンドを「ゴリラ」で接着
ディッシュスタンドは、紙類を受け止めるポケット部分になります。2枚合わせにした板の下部に取り付けます。取り付け方法は、木工ボンドよりも強力な接着剤を使用しました。
「ゴリラウッドグルー」は、強力でより耐水性に優れています。椅子の修理にも使えるほど接着力があるため、今回のような細くて小さな場所であれば、ビス留めと大差ないほどしっかり留まります。
ただし粘度が低くさらさらなため、扱いは少し難しいです。釘の先につけて、チョイチョイと塗りました。
(4)アイアンバーを設置
「ゴリラウッドグルー」が乾くのを待ち、アイアンバーを設置します。
A4の紙をしっかり押さえられる位置が好ましいです。A4用紙の上部10cmくらいの位置にくるよう計算をして、ビス止めをします。
(5)三角カンを止めて完成
最後に、三角カンを裏に止めて紐を通せば完成です。
白い壁によく合うレターラックが、600円で完成しました。
カットもビス留めの作業もほとんどないため、ボンドや塗料が乾くのを除いた単純な作業時間は、30分ほどです。青と黒という海外インテリアでよく見かける王道の配色は、日本家屋の白い壁にもよく合います。
さっそく手紙を入れてみた
さっそくテーブルの上に放置されていた書類を、レターラックに入れてみます。
サイズもちょうどよく、取り出しやすく入れやすいです。絵はがきも一緒に入れてあげると、よりおしゃれに見えますね。
グリーンは間違えるとジャングルになる
この手のアイテムはグリーンを添えるともっと素敵になるはず……と思いグリーンを引っかけてみました。
グリーンの量が多すぎて、少しうるさい印象です。青・黒は主張が強い色合いなため、さらにインパクトのあるグリーンがどっさり加わると、色合いが濃すぎてしまいます。
グリーンの量を少なめに調節するか、グリーン以外のものを取り付けた方が良さそうです。英字で小さくステンシルを入れても、おしゃれになるでしょう。
まとめ
価格を抑えて、イメージ通りのレターラックが完成しました。釘もビスものこぎりもほとんど使わないため、ダイニングテーブルでも作業ができます。壁が少し寂しかったりわが家のように紙類が散らかったりするのが気になる方は、ぜひ、チャレンジしてみてください。シンプルな壁が素敵な壁に豹変しますよ。