生活感の出やすい文房具類を整理整頓するために、2段ラック型のステーショナリーボックスをDIYしました。材料代は500円程度、子どもでも作れるとても簡単なDIYです。今回はホームセンターで揃えてみましたが、100均の材料でも作ることができます。作り方や材料、ステーショナリーボックス以外の活用方法などについてご紹介します。ぜひご家庭で試してみてくださいね。
生活感を醸し出す文房具たち
【鉄則】文房具類は見せない、かつ取り出しやすいのが良い
わが家ではキッチンカウンターの下に棚を設置しています。いろいろなものが置けて便利ですが、置くものを選ばないと生活感が丸見えになりがちです。
とくに文房具類は目立つ&生活感が強い存在です。とはいってもちょうど良い収納スペースがなく、持て余し気味……。
「おしゃれでもない文房具類はなるべく見えないほうが良い」
「でも取り出しやすくあってほしい」
文房具類の収納はわが家にとって課題が多いテーマでした。
大容量ペン置きをDIYしてみた
そこで思いついたのが、2段ラックのステーショナリーボックスの導入です。2段にすることで外からは文房具類が見えず、取り出しやすくなります。
箱を上下に繋げただけの簡単な2段ラックならすぐに作成ができそうなので、さっそく取り掛かることにしました。
(1)材料
2段ラックに使用した材料がこちらです。
ホームセンターで購入した板材(ファルカタ材:400円ほど)と丸棒(100円ほど)です。木材は100均でも購入できますがカット工程が面倒なのと、1枚100円の板を必要分揃えるとホームセンターで購入するのと金額が変わらないと判断し、近くのホームセンターのコーナンで購入しました。
(2)組み立て
すでにカットがされているので、家でやる作業は組み立てと色塗りだけです。1番大きな底板に、細長い横板と小さな板を打ち付けます。
あっという間に箱の完成です。使用した板が薄いため、組み立てにはビスを使わず細い釘を使用しました。
箱を見て「100均で売ってそう」と思う人もいることでしょう。しかし今回わざわざ箱から手作りした理由は、100均にはちょうど良いサイズの木箱がなかったためです。
画像の木箱は幅30cmあります。「ペン置きとして使うのに飽きたら他の用途に使えるように」というのも考慮しているため、やや大きめに設計しました。
(3)柱を接着
木箱が2つできたら、柱部分を接着します。丸棒にボンドをつけて、木箱の内側にぴったりくっつけましょう。
その後、ボンドが乾いたら丸棒と下段の木箱を釘で固定します。丸棒に狙いを定めるのが難しく、1本のビスではうまく固定ができなかったため、1本の丸棒にビスを2本打ち込んでしまいました。
下段の裏面は見えないので、よしとしましょう。その後丸棒の上部にボンドを塗り、上段の木箱を乗せます。
ボンドが固定するまで触るのは厳禁です。子どもが近寄ってこないよう、細心の注意を払います。ボンドが固まったら上段にある箱の内側からビスを打ち込んで、丸棒を固定させます。
(4)色を塗って完成!
ボンドが乾いたら色を塗って完成です。
ペンを寝かせても、スペースに余裕があります。
もちろん、部屋からは箱の内側は見えません。
ステーショナリーボックスとして使用するのに飽きたら、グリーンを入れたり……
食卓で調味料置き場にしても◎。
2段にしたことで収納力が高くなったため、さまざまな用途で活躍しそうです。
作成にかかった時間は…
完成までにかかった時間は、色塗りの乾燥時間を抜かせば30分ほどでした。
カット工程をホームセンターで済ませておけば、子どもでもできるDIY……というより、工作に近い作品です。
子どもの勉強机に置くステーショナリーボックスとしてもおすすめします。子どもが自分で作れば、感性や創造力を刺激する良いきっかけとなるでしょう。
100均材料で作る場合
今回のDIYは100均でも材料は揃えられますが、カット工程を省くためにホームセンターで材料を揃えました。しかし、近くにホームセンターがない人もいるでしょう。
その場合、100均の材料でも代用可能です。
筆者が確認している範囲では、ダイソーには下記サイズの木材が置いてありました。(2021年9月現在)
【板材(長さ400mmのタイプ)】
・幅120mm・厚み6mm
・幅90mm・厚み9mm
・幅120mm・厚み9mm
・幅150mm・厚み9mm
・幅60mm・厚み12mm
・幅90mm・厚み12m
【板材(長さ600mmのタイプ)】
・幅120mm・厚み6mm
これらの中から好みの幅・厚みの木板を底板として選び、幅が60mmの細い板を側面板として活用しても良いでしょう。
カット工程が面倒であれば、40cmの大きな木箱にしてしまうのもアリです。ダイソーでは丸棒や角棒も取り扱いがあるため、2段ラックをダイソー材料だけで作ることもできます。
ダイソー以外の100均でも木材の取り扱いがあります。ホームセンターが近くにない場合はぜひ近くの100均で揃う木材で、チャレンジしてみてくださいね。
まとめ
工作感覚でできる簡単なステーショナリーボックスをご紹介しました。
今回のステーショナリーボックス作りは子どもでもできるDIYであり、いろいろな用途に活用できる便利なアイテムです。ホームセンターだけでなく入るのに敷居が低い100均でも材料は購入できますので、休みの日などに親子で作って楽しんでみてはいかがでしょうか。