【ダイソー・Bluetoothスピーカー2】防滴だから風呂で音楽やラジオが聴ける!税込660円の実力を詳細にレビュ―

レビュー

ちょうど1歳2カ月になった我が家の息子。可愛い盛りといえるでしょう。毎朝息子をお風呂に入れるのが、筆者の父親らしい唯一の仕事で、毎日最大のリラックスタイムです。30分ほどかけて、ふたりでお風呂に入ります。このときに、スマホを浴室に入れることなく、ニュースや音楽を楽しみたいと考え、ダイソーでわずか660円税込の防滴「Bluetoothスピーカー2」を購入しました。その使い勝手の実際をレビューします。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

「Bluetoothスピーカー2」

商品パッケージ

「防滴タイプで浴室で使える!」というパッケージのキャッチコピーと、税込660円という価格にひかれて購入した「Bluetoothスピーカー2」です。「2」がついているのは、大人気だった初代をマイナーチェンジした後継機だからです。

お風呂で使えるスピーカーが税込み60円とは!

商品内容

「Bluetoothスピーカー2」本体のほかに、充電用のUSBケーブルと、かなり薄い説明書が入っています。

充電ケーブルはちょっと特殊なタイプなので注意が必要です。

「Bluetoothスピーカー2」本体表側

中央のボタンが音楽の再生と一時停止、上側がON/OFFボタン、下が電話の受け切り、右が音量を上げと次曲、左が音量下げと前曲のボタンになっています。

操作ボタンが大きくて、表示もシンプルでわかりやすい。

「Bluetoothスピーカー2」本体裏側

本体裏側には、浴室の壁などに取り付けるための吸盤と、スピーカー部分があります。

浴室の壁にくっつけられるのは便利です。

Bluetooth スピーカー機能はもちろん電話での通話も可能

100円ショップダイソーで見つけた「Bluetoothスピーカー2」は、Bluetooth 5.0に対応するスマホ、タブレット、オーディオプレーヤーなどで使用可能なBluetoothスピーカーです。 Bluetoothスピーカーとしての機能だけではなく、税込わずか660円という価格で、電話での通話にも対応します。

お風呂でも使える防滴構造で、IP規格・防水保護構造及び保護等級は4級。「いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない」となっています。また3.4V、300mAHのリチウムイオンバッテリーを内蔵し、約3時間でフル充電、2~3時間使用できるといいます。Bluetoothでの接続有効範囲は約10m。質量は約100g、最大径は約84mm、吸盤部分を含む厚さは約47mmです。

筆者は1歳の息子とお風呂に入るとき、浴室内でニュースや音楽を聴くのに、時折スマホを持ち込んでいました。しかし、防滴や防水のスマホであっても、水没などによるリスクはスマホ本体の価格も含めてかなり大きく、できればスマホを持ち込まない方法に切り替えたいと思っていたわけです。低価格で約10mの範囲でBluetooth 接続が可能な防滴スピーカー「Bluetoothスピーカー2」は、この希望を叶えてくれる商品と言えます。スマホ本体は脱衣場に置いて、水没などのリスクがある浴室内には、壊れてもあまり後悔のない「Bluetoothスピーカー2」を配置すればいいわけです。

iPhoneと接続してみた

「Bluetoothスピーカー2」の電源をオン

まず、「Bluetoothスピーカー2」のON/OFFボタン(赤丸部分)を長押しして、電源を入れます。

おなじみの「電源」マークを長押しします。

「設定」→「Bluetooth」を選択

次にiPhone の操作です。「設定」から「 Bluetooth」を選択します。

オフになっていたらオンにします。

「その他のデバイス」で「SR9001」を選択

「Bluetooth」の 画面の「その他のデバイス」に「SR9001」が検出されるので、これを選択します。

SR9001が、つまり「Bluetoothスピーカー2」です。

「SR9001」が「接続済み」になる

同じ「Bluetooth」の画面で、「SR9001」が「接続済み」になるのを確認します。

これで接続は完了です。

接続は基本的にペアリングするだけ

「Bluetoothスピーカー2」とのBluetoothでのペアリングを、筆者の iPhone 8 Plus で行った手順を解説しました。基本的には、Bluetoothマウスなどを接続する時と同じように、ペアリングするだけで使用可能になります。

ペアリングの際に問題になりそうな点は、「Bluetoothスピーカー2」のデバイス名が「SR9001」であること。この点を理解して「SR9001」を選択すれば、問題なく接続できるでしょう。ペアリングの際にパスワードを求められた場合は、「0000」と入力するそうです。

筆者が気になったのは「Bluetoothスピーカー2」を使うには、Bluetooth 5.0に対応している必要があることです。自分のスマホがBluetooth 5.0に対応しているかどうかは、メーカーサイトのスペック表などを確認しなければなりません。2016年に発表された規格なので、新しめのスマホであればだいたい対応しているようですが、気になる場合はメーカーのウェブサイトなどを確認しましょう。

実際に防滴スピーカーを使ってみた

ニュースを聞くには十分、音楽鑑賞には力不足を感じる

お風呂に入る前に、スマホと「Bluetoothスピーカー2」をペアリング。筆者の場合、Podcastでニュースを再生してスマホ本体は脱衣場に置き、「Bluetoothスピーカー2」を持って浴室に入りました。

最初は、吸盤を使って壁にスピーカーを貼り付けようと考えたのですが、吸着力が弱いためか、取れたり滑ったりして落ちることが多いのです。安全のため、シャンプー類と並んで台の上に置いて使うスタイルになりました。

浴室の壁の素材にもよるのでしょうが、我が家の場合、吸盤があまり効きませんでした。

さて、気になる音質についてはどうでしょうか。ニュースを聞く分にはさほど気になりませんが、音楽を聴くには音質が低く、音が割れたり、ハウリングしたりすることがあります。浴室という環境も影響しているのかもしれません。ニュースなどの音声コンテンツを聞くには十分ですが、音楽鑑賞を楽しむには、力不足と言える印象でした。

また、電話での通話機能も試してみました。電話がかかってきたときの受信は、「Bluetoothスピーカー2」本体のボタン操作で可能です。発信する場合は、基本的にはスマホ本体の操作が必要です。ただし、「Bluetoothスピーカー2」の電話の受け切りボタンを短く2回続けて押すと、直近の番号にリダイヤルすることができます。

今回は浴室内で、「Bluetoothスピーカー2」の通話機能を使ってみました。しかし、スピーカー性能があまり高くないことに加え、音の響く浴室での使用ということもあり、電話の相手から「非常に聞き取りにくい」と言われてしまいました。とはいえ、「入浴中にどうしても出なければならない電話」はあまりないでしょう。浴室での通話機能がイマイチでも、特に問題ないと思います。

まとめ

スマホの身代わりには十分、買い替えながら使い続けたい

「Bluetoothスピーカー2」を実際に使ってみての感想は、さすがに「音質はいまひとつ」です。とはいえ、税込660円という価格を考えると、贅沢は言えないでしょう。以前は、お風呂でニュースを聞くために、高価なスマホを水没の危険にさらしていたのです。それを考えると、身代わりとなってくれる「Bluetoothスピーカー2」は、非常にありがたい存在といえます。スマホの水没に気を配る必要がなくなり、息子とのお風呂時間を、よりリラックスして楽しむことができるようになりました。

とはいえ、やはり音楽を聴く気になるレベルくらいまで、スピーカーの音質が上がってほしいところです。ニュース以外に音楽も聴くことができたら、息子とのお風呂タイムがもっと充実するでしょう。

残念ながらお風呂で使う家電は、筆者の取り扱いミスも含めて、あまり長持ちした経験がありません。そのため価格の安い「Bluetoothスピーカー2」は、壊れたら新しく買い替えればいいと割り切ることができるので、とてもいい商品です。なんなら、ダイソーから防滴Bluetoothスピーカーの新製品が出るたびに、買い替えてもよいかと思っているほどです。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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