ダイソーで販売されている折り畳み椅子を使って、オリジナルのラックを作ってみました。ダイソーの折り畳み椅子はそのまま使っても良いですが、アレンジを加えることでまったく別のアイテムに生まれ変わります。今回は座面部分をカットしカゴを設置して、オリジナルのラックをDIY。工程も少なく費用もかからないため、ぜひチャレンジしてみてください。
ダイソーの折り畳み椅子でラックをDIY
手を加えなければ2分で完成
ダイソーの折り畳み椅子は汎用性が高く、そのまま使わずに何かしらアレンジを加えて活用する人が多いようです。
棚にしたりおしゃれなテーブルにしたり、いろいろなアレンジ方法がありますが、今回はダイソーの折り畳み椅子を男前なラックとして生まれ変わらせてみます。
(1)布部分をカット
折り畳み椅子には座面部分と脚部分の2か所に、布が付けられています。それぞれハサミを使ってカットしましょう。
(2)カゴを設置
エックス脚だけになったら、カゴを設置します。布をカットした折り畳み椅子は幅が自由に変更できるため、カゴのサイズには神経質にならなくても大丈夫です。
筆者のカゴはセリアで見つけたものですが、似たような製品が各100均で売られています。サイズや色、素材などを踏まえてお好みのものを選びましょう。
もちろんワイヤーのカゴでなく、木のボックスやファブリックケースを用いてもOKです。仕上がりのイメージに沿った品をチョイスしてみましょう。
(3)結束バンドで固定
最後にカゴと脚部分を結束バンドで結べば、完成します。しかしこれだけでは少しつまらないため、アレンジを加えてみましょう。
ひと手間でおしゃれなラックに変化
ヴィンテージ感を出す
折り畳み椅子+カゴで作るラックにヴィンテージ感を出して、カッコ良い仕上がりにしたいと思います。そのためには、一工夫必要です。
準備するもの
ここからは、
・アクリル絵具
・スポンジ
・セリアのブリキプレート
・針金
・ステンシルシート
が必要になります。チャレンジする方は、準備をしておいてください。
(1)スポンジで錆び塗装
折り畳み椅子の脚部分に錆塗装をしましょう。
錆塗装といっても茶色か黒のアクリル絵具をまばらに塗るだけでOKです。塗る際にはスポンジを使えば、錆らしいリアルなざらざら感を描くことができます。
実際に雨の中で放置したら錆が発生するのはどのあたりか、目星をつけながら茶色のアクリル絵具を伸ばしていきましょう。
塗っている最中はうまくできていないように感じても、乾くと錆らしい質感が出てきます。
(2)プレートを追加
折り畳み椅子をリメイクして作るラックは、作品の「顔」とも言えるプレートのデザインが重要です。プレートに何を選択するかで、全体の印象が変化します。
今回は男らしさを強調するために、ブリキのプレートを選択しました。セリアで売っているブリキプレートを使って、無骨なプレートの「顔」を作ってみましょう。
ブリキプレートははさみでカットができます。適当な大きさにカットしたら、脚部分に塗ったアクリル絵具の残りで、錆塗装をします。
スポンジで四角・縁をなぞるようにしてぽんぽんと絵の具を叩いていくと、それらしい仕上がりになりました。その後、黒い絵の具でステンシルをします。
ステンシルの詳しいやり方はこちらの記事に記載してあるため、参考にしてみてください。
ステンシルも完了したら、乾かしておきましょう。
息子に「バイオハザードにありそうな、不気味なプレートだね」と言われました。そのくらい寂れた印象に仕上がれば上出来。プレート単品では確かに不気味に映りますが、ラックと組み合わせると味のある印象を生み出します。
(3)プレートを針金で取り付ける
プレートが乾いたら、電動ドリルで隅に穴を開けます。ドリルがない人は、釘を金槌で打って穴を開けてもOKです。開けた穴には細い針金を通して、カゴに巻きつけていきます。
さらにカゴと脚部分も針金で固定をしましょう。黒いビニールタイプの針金を使いましたが、プレートで使用したのと同じ、シルバータイプでもおしゃれになりますね。
今度こそ本当の完成!
無骨で男前な、ジャンク品ぽい雰囲気のラックが完成しました。作業工程も少なく、材料費も1個300円ほどとお手頃価格であるのにも関わらず、悪くない見栄えです。
とはいえあまりにも男前すぎる印象なため、わが家のインテリアに合わせるのは難しく……。そこで、ウッドデッキで植物を飾るラックとして使うことにしました。男前デザインと多肉植物は相性が良いため、よく映えます。
外に置いて雨風に打たれることで、本物の錆ができればなお良し。作った錆感に味が出て、より魅力的な表情に変化してくれそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ダイソーの折り畳み椅子は、脚部分を活用することでさまざまなアイテムへと生まれ変わります。今回は男前風の収納ラックを作りましたが、カゴではなく木板を天板代わりにすれば、小さなテーブルにも変化します。加えて色を黒ではなく白基調にすれば、女性らしいインテリアになるでしょう。脚部分を分解して活用する、といったアイデアも面白そうです。ぜひダイソーの折り畳み椅子を使って、ご自宅のインテリアに合ったリメイク品を作ってみてくださいね。