取扱数が多い証券会社になると、2000種類以上の投資信託を販売しています。これだけあると選ぶのが大変そうですが、ポイントさえ押さえれば、自分に合った投資信託を見つけることができます。そして、運用会社が公開している「目論見書」は必ず閲覧するようにしましょう。

最適な投資信託をチョイス

最適な投資信託を選ぶには、6つのポイントに注目します。

まずは、「運用目標の決定」。年齢も考慮し、事前に運用金額や目的を決めておきましょう。「売買コスト」は、手数料無料や信託報酬が低いものを選べば節約できます。「リスク」に関しては、シニア世代なら、低リスク商品を選ぶのが無難です。

運用実績」は、長期で安定しているのがベストです。「純資産総額」は、投資信託の規模を示しますが、変動にも要注意です。「信託期間」は、長期運用に向いている無制限タイプがおすすめです。

投資信託選びの6つのポイント

1|運用目標の決定

画像1: 【投資信託の選び方】最適な投信を選ぶ6つのポイント 目論見書は必ず確認しよう!

年齢、預金の有無などによっても異なるが、無理のない金額から始めるのが基本。また、シニア世代にとっての投資目標は、あくまでも老後の備え。あまり大きな収益目標は設定しないようにしよう。

2|売買コスト

画像2: 【投資信託の選び方】最適な投信を選ぶ6つのポイント 目論見書は必ず確認しよう!

購入手数料が無料の「ノーロードファンド」を選ぶのが基本。換金時にも手数料がかかるが、これも無料の商品がある。また、保有中には信託報酬がかかるので、なるべく低いものを選択しよう。

3|リスク

画像3: 【投資信託の選び方】最適な投信を選ぶ6つのポイント 目論見書は必ず確認しよう!

初心者は、あくまでも低リスクの投資信託を選ぶのが原則。特にシニア世代が避けたいのは、基準価格の変動が大きいもの。リスクが高いため、短期的には、想定外の損失が出てしまう可能性がある。

4|運用実績

画像4: 【投資信託の選び方】最適な投信を選ぶ6つのポイント 目論見書は必ず確認しよう!

運用実績が高いに越したことはないが、リターンとリスクはトレードオフの関係。高いリターンは、大きなリスクを取っている可能性がある。目先の結果ではなく、最低でも5年間以上の長期実績を確認しよう。

5|純資産総額

画像5: 【投資信託の選び方】最適な投信を選ぶ6つのポイント 目論見書は必ず確認しよう!

投資信託の資産から負債を引いた時価総額のこと。額が大きいほど人気が高く、投資効率もアップするが、実際の運用成果とは無関係。逆に減っている場合は、運用成果の悪化や投資家の流出が考えられる。

6|信託期間

画像6: 【投資信託の選び方】最適な投信を選ぶ6つのポイント 目論見書は必ず確認しよう!

投資信託の最初の設定日から償還日までの期間のこと。投資信託の基本は長期運用なので、残りの運用期間が短いと、せっかくの成果が得られにくくなる。できれば、償還日が無期限の商品を選びたい。

投資信託の内容を確認する

投資信託の詳しい内容は、運用会社が公開している「目論見書」で確認できます。

目論見書は「投資信託説明書」とも呼ばれ、投資信託の特色、運用方針、リスク、運用実績、費用等に関する事項が記載されています。投資判断をするうえで、きわめて重要な書類なので、法律で交付が義務付けられています。

先ほど解説した投資信託選びのポイントも、この目論見書でひととおり確認できますので、購入検討時には必ず閲覧するようにしましょう。

なお、この記事の最後でシニア世代におすすめの投資信託をいくつか紹介しています。あくまでも一例となりますが、参考にしてください。自分で選ぶ場合も、より低リスクで安定したインデックス型の商品のほうが安全です。

「目論見書」で詳細をチェックする

目的や運用方針

画像1: 「目論見書」で詳細をチェックする

目論見書は投資信託を販売しているネット証券のサイトなどで閲覧できる。まず明記されているのが、目的や特色だ。全体的な運用方針を確認しよう。

投資リスク

画像2: 「目論見書」で詳細をチェックする

投資リスクに関しても明記されている。基準価格の変動要因、分配金などに関する留意点、リスクの管理体制も確認しよう。

運用実績

画像3: 「目論見書」で詳細をチェックする

運用実績は、基準価格や純資産、年間収益率の推移などを記載してある。投資対象の組入比率などもわかるようになっている。

手数料など

画像4: 「目論見書」で詳細をチェックする

手数料もしっかり確認したい。購入時、換金時、信託報酬などを記載してある。信託期間、税金に関する事項なども細かく調べることが可能だ。

●おすすめの投資信託の例

投資信託名(運用会社)特色運用実績(過去3年)
ニッセイ日経225
インデックスファンド
(ニッセイアセットマネジメント)
「ニッセイ日経225インデックスマザーファンド」を通じて日経平均株価に連動する成果を目標に運用。ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンなどの株式が組み入れられている2018年:-10.5%
2019年:+20.4%
2020年:+18.0%
eMAXISS Slim 米国株式
(S&P500)
(三菱UFJ国際投信)
米国株式市場の代表的な株価指数である「S&P500指数」(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を指向。アップル、マイクロソフトなど、世界的な有名企業の株式が組み入れられている2018年:-7.7%
2019年:+30.5%
2020年:+10.3%
たわらノーロード
先進国債券
(アセットマネジメントOne)
先進国国債の代表的な指数である「FTSE世界国債インデックス」に連動する投資成果を目指す。「外国債券パッシブ・マザーファンド」を通じて、海外の公社債をメインに投資2018年:-3.7%
2019年:+5.2%
2020年:+4.8%

すべてノーロード(購入手数料無料)で、信託期間が無制限の投資信託だ。派手さはないが、国内外の定番の指数(インデックス)に連動するタイプなら、リスクを抑えながらコンスタントに収益を狙いやすい。

※本書および本記事に記載された内容は、特に記載のない限り、2021年10月現在のものです。
※本書および本記事に記載された内容は情報提供を目的としています。生じた損害については、著者及び弊社は一切の責任を負いかねます。投資については個人の責任で判断してください。
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