【FX・外貨預金】メリット・デメリットは?事前の情報収集が必須!

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FXは、「外国為替保証金取引」や「外国為替証拠金取引」ともいいます。証拠金を支払って、日本円と米ドルなど二つの国の通貨の為替相場を予測して売買を行う金融商品で、為替レートの差で利益を得ることができます。ここでは、外貨貯金や外貨建て保険なども併せて解説していきます。

事前の情報収集が必須のFXと外貨商品

FX外国為替保証金取引外国為替証拠金取引ともいいます。証拠金を支払って、日本円と米ドルなど二つの国の通貨の為替相場を予測して売買を行う金融商品で、為替レートの差で利益を得ることができます。

少額の資金で取引を開始でき、投資金額より大きな額の取引が可能です。資金効率が高いのが特徴ですが、証拠金以上の多額の損失が生じる可能性があるなどリスクは高く、元本が保証されないので注意が必要です。特にレバレッジを大きくかけた場合、為替差損が何倍にもなってしまいます。

外貨商品は為替の動きに左右される

外貨預金は、日本円を外国の通貨に換えて預けるものです。日本円での預金より利率が高いのがメリットですが、日本円に換金したいときに円高だと為替差損が生じます。外貨での元本は保証されるものの、円建てでの金額は預け入れ時より減ることもあります。

外貨建て保険は、保険料が外貨で運用される保険商品で、保険料は米ドルやユーロなどの外貨で払い込み、保険金、解約返戻金なども原則として外貨で受け取ります。外貨建個人年金保険、外貨建終身保険、外貨建養老保険などがあります。海外の金利は国内より高いので、外貨建て資産として成長する期待が持てるメリットがあります。しかし、保険金や年金、解約返戻金を外貨で受け取るため、為替相場変動による為替リスクも考えねばなりません。また、生命保険にかかる諸費用や解約した場合の解約控除、外貨の取り扱い費用などが別途かかります。

FXと外貨預金の比較

FXも外貨預金も外国の通貨での取引だ。しかし、FXではレバレッジをかけて、持っている通貨以上の取引ができること、持っていない通貨の「売り」から取引を始められるので、為替レートが下がる場合でも利益をあげられることが大きく異なる。レバレッジをかけた場合には大きな取引が可能だが、為替相場が予想と反対に動いた場合に大きな損失となるので注意。

FX 外貨預金
利益 低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買った場合の
金利の差、為替レートの変動の差
利息と為替差益
(為替は差損となるリスクあり)
レバレッジ あり。レバレッジ25倍では、資金が4万円で100万円
の取引が可能
取引は資金の範囲内でおこなう
決済 自由に決済可能 満期時または解約時
収益チャンス 円高時・円安時の両方 円安時
投資期間 数秒~長期まで 1カ月~数年(普通預金もあり)
取引方法 買い、売りのどちらも可能 買いのみ(日本円で外貨購入)

外貨建て保険に必要な諸費用

外貨建て保険では、為替手数料以外にも、契約時や契約期間中、解約時、減額時などにも費用がかかる。外貨建て保険は貯蓄性が高い商品だが、外貨預金とは異なり、為替での利益がない。そのため、諸費用の額によっては受取額が、払った保険料を下回る可能性がある。

費用の種類 費用が必要になる時期 費用の内容
契約初期費用 外貨を受け取り時 保険契約の締結時にかかる費用
外貨取扱手数料 保険の保有期間中 契約の維持と管理にかかる費用
死亡保険金等を支払うための費用
年金管理費 年金の支払期間中 年金支払の管理にかかる費用
解約控除 解約時や減額時 契約日から一定期間内に解約や減額を
する場合に積立金から控除される費用
外貨取扱手数料 外貨を受け取り時 年金や死亡保険金等を外貨で受け取る
場合にかかる手数料

※本書および本記事に記載された内容は、特に記載のない限り、2021年10月現在のものです。
※本書および本記事に記載された内容は情報提供を目的としています。生じた損害については、著者及び弊社は一切の責任を負いかねます。投資については個人の責任で判断してください。
※最新の情報や商品の詳細については、弊社ではお答えいたしかねます。

この記事は『60歳からはじめる株&投資信託』(マキノ出版)に掲載されています。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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