潜在意識の「SENくん」は、思い込みの色メガネを「現実化」させる力があります。潜在意識といえども自分の意識ですから、無意識に自分で創って、自分で味わう自作自演をやっているようなものです。私たちは皆、毎日これと同じようなことを、まったく自覚なしに繰り返しているのです。潜在意識の力について、書籍『「全自動」であらゆる願いが叶う方法』著者のYOKOさんに解説していただきました。

解説者のプロフィール

YOKO(ようこ)

LA在住主婦で3児の母。幼少期から無価値感や劣等感が強く、物心がついた頃から自己啓発・成功法則・スピリチュアルの情報を読み漁る。10年以上迷いに迷った末、この世界の法則を自分なりに理解し、人生はシンプルで変えようと思えば誰でもいつでも変えられることに気づく。「自分が生きたい人生を“超簡単に”構築していく」をモットーに、2020年にYouTube「YOKOの宇宙研究CH」を開設し、人生を変えるメソッドを多数配信。視聴者の目線に立った内容が共感と反響を呼び、登録者12万人を超える人気チャンネルとなっている。

本稿は『「全自動」であらゆる願いが叶う方法』(KADOKAWA)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。

イラスト/オフィスシバチャン

SENくんの働き色メガネの世界を現実創造する

思い込みの色メガネ「現実創造」の力

SENくんの力「色メガネ」は、SENくんの中に刻み込まれた「強い思い込み」ですが、もう1つの強烈な力があります。それは「現実創造」の力です。

実はSENくんには、この色メガネを「現実化」させる力があるのです。「ヒィ~」って感じですよね(笑)。

現実創造の例
「私は愛されない」→愛してくれない人を創造
「いつもお金が足りない」→お金がなくなる現象を起こす
「何をしてもうまくいかない」→失敗を繰り返してしまう
「私は太っている」→実際に太るし、「太い」と言ってくる無神経な輩も量産(笑)
「私は人にナメられる」→とんでもなく失礼なことを平気でする人を創造
 など

わかりやすいのでネガティブな例だけを書きましたが、ポジティブなものももちろんあります。
例えば「私はお金に困らない」思い込みの色メガネは実際にお金に困らない現実を創り出しますし、「私は愛される」という色メガネはどこに行っても愛されるという現実になります。

ポジティブだろうがネガティブだろうが、「SENくんの中に一番強く刻み込まれている思い込み」が現実化されていきます。

SENくんからしたら、「だって『愛されない』を一番強く信じてるみたいだから、もっと欲しいのかと思って創ってあげたんだよ♪」といった感じでしょうか。

SENくんは色メガネで私たち1人ひとりの世界の色を変えるだけでなく、色メガネ通りの現実まで無邪気に創ってしまうんですね。
「愛されない」という思い込みが、「愛されない」現実にまで発展してしまう。
強く信じている思い込みというのは、自分の人生に起こる出来事さえ決めてしまうというわけです。

画像: 思い込みの色メガネ「現実創造」の力

ここで、SENくんの現実創造がよくわかる例を出しましょう。

恋愛がうまくいかない女性で、DV(ドメスティック・バイオレンス)をする男性とばかりと付き合う人がいました。「どこでそんな男を見つけてくるの?」というくらい、揃いも揃ってDV男。

これは、その女性の潜在意識の中に、「私は虐げられる存在だ」という、本人もまったく自覚していない強い思い込み=色メガネがあったからです。

自分を虐げてくる存在=DV男をわざわざ創り上げて、「私は虐げられる」という色メガネ通りの感情を味わっていたんですね。

これは、私の経験「私はナメられる存在だ」という色メガネと同じですね。私が「ナメられる」と強く信じていたので、私のことをナメたり馬鹿にしたりする人が人生に何度も何度も現れていました。まさにこれは、「ナメられる色メガネ通りの現実」をSENくんが創造した結果なわけです。

潜在意識といえども自分の意識ですから、無意識に自分で創って、自分で味わう自作自演をやっているようなものですね。

私たちは皆、毎日これと同じようなことを、まったく自覚なしに繰り返しているんです。

本稿は『「全自動」であらゆる願いが叶う方法』(KADOKAWA)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。

SENくんは「証拠集め」が大好き

もう1つ、SENくんについて見ていきましょう。

無邪気なSENくんが大好きなものがあります。それは「証拠集め」。SENくんは思い込みの色メガネを現実にまでしてしまう、というお話をしました。

私たちはSENくんが創った現実を見るたびに、「あーあ、また失敗した」「また嫌われた」「やっぱりダメなんだ」「なんで、いつもこうなんだろう」などと「やっぱり自分は〇〇だ」という思いを重ねていきます(ポジティブなものもありますが、わかりやすくネガティブな例で説明しています)。

例えば、「愛されない」色メガネを持っている人が、人に冷たくされる現実を見て、「やっぱり愛されない」と実感したり。よくありますよね。

SENくんは、それを見るのがとにかく好きなんです。「愛されない証拠、みっけ!」と言わんばかりに、どんどんその思いを潜在意識の奥の奥まで深く刻みつけていきます。

このときのSENくんは、こんな感じです。
「ほらね、やっぱり、僕が創った通りでしょ。色メガネの現実を完璧に創って、たっぷり感じさせてあげたよ! 今また愛されない現実を見て、より一層思い込みが強くなったね。よーし、じゃあ今度はもっとすごいの創ってあげるから!」ニコニコ♪(悪気なし)

そしてSENくんは、さらに強力な「愛されない現実」を創っていきます。それを見て私たちは「あ~、まただ。また愛されない」と嘆き、思い込みを強めていきます。これはどこかで気づかない限り、終わることのない無限ループです。

そうやって、「思い込みの証拠」を何度も何度も現実で見せられていくうちに、私たちはどんどんその思い込みを「確固たる真実」として自分の中に確立していきます。

最初は「小さな思い」くらいだったものが、やがて「確信」になって、さらには「信念」になって、それがその人の「人生の軸」となってしまう、なんてことも起こってくるんです。これらもほぼ無意識で行われます。
私たちが今持っている色メガネも、こうして作られてきました。

画像: SENくんは「証拠集め」が大好き

潜在意識にどんな色メガネが入っているかで人生が決まる

ここで1つ、強い色メガネを持っていた人の例を出します。

私がかつて勤めていた会社の同僚で、小柄でとてもかわいい女性がいたのですが、その子は自分の母親から、「かわいいと言ってくる男性は、あなたを利用しようと寄ってくるのだから信用してはいけない」と、子供の頃から繰り返し言われ続けたらしいのです。

そのお母さんにしてみれば、「変な虫がつかないように」という親心だったのかもしれません。
でも、私や会社の人たちがその子に「かわいいね」とか「それすごく似合うね」と本心から言っても、首を横に振り決して信じてくれず、男性のみならず女性からの褒め言葉さえ受け取ることはありませんでした(めっちゃモヤモヤしました・笑)。
彼女には、「かわいいと言ってくる人は信用してはいけない」という「強い色メガネ」があり、人を信じることができなくなっていたんですね。

この例の彼女の場合は、「かわいいと言ってくる人は信用してはいけない」という思い込みでしたが、もし「私は愛されない」という思い込みの色メガネが知らず知らずのうちに、自分の人生の軸になってしまっていたら……。
こんなに悲しいことはないですよね。

潜在意識にどんな色メガネが入っているかで人生が決まる、と言っても過言ではありません。

思い込みの色メガネを自分の望むものに変えていくことは、人生において最も優先してほしいくらい重要なことなんです。

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顕在意識と潜在意識が逆を向いている

ここでは、5%の顕在意識と、95%のSENくんの力の差を説明していこうと思います。
私たちが知覚できるのはたった5%の顕在意識だけで、人生を支配しているのは知覚できない95%のSENくんのほうなのです。

自分の願いを叶えたいな~と思ったとき、それは顕在意識が願っていることなんですね。例えば「お金持ちになりたいな」と思ったら、それは5%の顕在意識で思っていることになります。

しかし、意識の95%を占める潜在意識のSENくんが「お金持ちになるのは無理」と思っていたら、どうなるでしょうか?
これまでの説明で、だいたい予想はつくと思います。

いくら顕在意識で「お金持ちになりたい!」と願ったところで、しょせんは5%の力。95%の力を誇るSENくんの中に「お金持ちになるのは無理」という強い思い込みの色メガネがあったら、現れるのは「お金持ちではない現実」ですよね。

この顕在意識と潜在意識の関係は、下図のような人間と馬のイラストでよく例えられます。5%の顕在意識が人間、95%の潜在意識が馬です。

お互いに正反対の方向に引っ張り合っていますが、人間が馬の力にかなうわけがなく、人間(顕在意識)は「こんなに願ってるのに、なんで叶わないんだろう?」と苦しみながら引っ張り続けるという構図です。

5%の顕在意識も95%の潜在意識も自分の意識ですから、自分でブレーキを思いっきり踏みながら「なぜ進まないんだろう?」とずっと同じ場所から動けない、という「1人コント」をやっているようなものなんです。

SENくんの中に刻まれた「お金持ちになるのは無理」という色メガネをそのままにして、顕在意識の気合だけでお金持ちになろうとしても、ものすごく難しいことがおわかりでしょうか。ヘタをすると、引きずり回されてボロボロにされそうですね。

世の中に、成功法則に関する本や情報がたくさんあふれていても、成功できる人がひと握りしかいないのは、この「顕在意識と潜在意識が逆を向いていること」が原因の多くを占めているからかもしれません。

画像: 顕在意識と潜在意識が逆を向いている

顕在意識と潜在意識が同じ方向を向いていたら

では逆に、5%の顕在意識と95%のSENくんが同じ方向を向いていたとしたら、どうなるでしょうか?

顕在意識は「お金持ちになりたい」、そしてSENくんにも「自分はお金持ちである」という色メガネが刻まれたとしたら。2つの意識が一緒になって100%の力を発揮しながら、夢に向かって走っていくことができるとは言えないでしょうか。

「お金持ちになりたい」という顕在意識の願いが、SENくんのパワーを借りてすごい勢いで現実化されていくはずです。

こうなると、5%の顕在意識だけで健気に頑張っていたときからは想像もつかないくらいの速さで、物事が展開していきます。望み通りの現実が、SENくんの力で創られていくのを実感するでしょう。

私が一番言いたいのは、ここなんです。5%の顕在意識だけで頑張るのをやめて、先に95%のSENくんの「思い込みの色メガネ」を変えたほうが、ずっとラクに願いを叶えることができる、だから思い込みを先に変えよう! ということです。

画像: 顕在意識と潜在意識が同じ方向を向いていたら

全自動で願いが叶う

SENくんの働きを簡単におさらいしてみましょう。

反射的に、色メガネ通りの思考をしてしまう(自動思考)
無意識の行動まで色メガネ通りに支配
色メガネ通りの現実を創る

では、これらすべてが、「自分はお金持ちである」という色メガネに基づいたものになったら、どうなると思いますか?

起きる出来事に対して「自分はお金がある」「豊かである」と反射的に感じる、無意識の行動がお金持ちのそれに変わる、そして現実までもが「お金持ちである」という色メガネ通りになるわけですよね。
SENくんが勝手に現実を創り出し、あなたの無意識の意志や行動までもが、その願いに沿ったものに変わります。

つまり、SENくんの強力な力を得て、「勝手に」「自動的に」夢が叶っていく状態になる、というわけです。
テーマである「全自動で願いが叶う」とは、このことなんです。

SENくんの色メガネを変えるのに使うのは、「言葉」です。言葉でSENくんの色メガネを変えることで、「自動的に」何もかもが変わっていく。これが、一番伝えたいことです。

もしSENくんの仕組みがややこしくて理解できない、という方がいても、ここだけを覚えておいていただけたらOK!
「言葉で色メガネを変えれば、勝手に、自動的に願いが叶っていく」のです。

◇◇◇◇◇

なお、本稿は書籍『「全自動」であらゆる願いが叶う方法』(KADOKAWA)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。私たちの人生は、95%を占める潜在意識に支配されていると言われています。人生がうまくいく人、いかない人の違いは、この潜在意識にどのような「思い込み」が入っているかの違いが大きいのです。潜在意識の中に刻み込まれている「私はダメだ」などの強い思い込みが、実は人生をほぼ決めてしまっていると言っても過言ではありません。だから、この潜在意識に刻み込まれている思い込みを、「自分の望み通りに書き換える」ことを、何より最優先しなくてはいけません。本書では、言葉の威力を裏づけるもの、あなたの望みにぴったりな言葉の作り方、そして、実生活で確実に実践できる仕組み、潜在意識の書き換えを加速する方法など、余すところなくお伝えしています。詳しくは下記のリンクからご覧ください。

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2021-12-15 9:17

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