おしゃれアイテムや便利なアイディア商品など、最新の生活雑貨が大集合する東京ギフトショー。おうち時間の充実が注目される中、どんな新製品が登場しているのでしょう。気になったブースやアイテムを、現場からレポートします!
生活雑貨を扱う日本最大の見本市へ
2月初旬、東京ビッグサイトで行われた「第93回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2022」にお邪魔してきました。こちらの催事は、ギフトや生活雑貨を扱うバイヤーを対象とした、日本最大の見本市。生活者のライフスタイルに対応する新製品をメインに扱っていて、出展社数は2000を超える大スケールです。各ブースでは文具や玩具、アパレル、食品、アウトドアなどなど、さまざまなジャンルの新製品がひしめき合っていました。ワクワクするようなデザインや、思わず欲しくなるアイディア商品など、魅力的な製品がいっぱい。本稿では、筆者が気になった商品・ブースをご紹介します。
便利でおしゃれな「使えるギフト」
ちょっとしたストレスが軽減されると、QOLが上がりますよね。日々の生活を快適にし、かつ、見た目もおしゃれな製品がたくさん展示されていました。
自分で度数調節ができる老眼鏡/ドゥーアクティブ
ダイヤルを回して2枚のレンズを近づけたり離したりすることで、自分でフレキシブルに度数調整ができるシニアグラス(老眼鏡)。度が進んでもメガネを買い換える必要がないほか、左右の視力が違う場合もベストな視界が得られます。実際に試してみたのですが、つまみをくるくる回し、ぴたりとピントが合うのはすごい快感!視界が一気にクリアになるので、ストレスフリーで使えそうです。
オブジェのような鍋つかみ/POT HOLDER
洗練されたデザインで、ラグジュアリーな雰囲気を放っていた「POT HOLDER」。一般的な布製の鍋つかみは調味料や焦げで汚れがちですが、こちらはシリコン製で汚れがつきにくく、きれいな状態が長く保てるそうです。
ホルダー部分は磁石でくっついており、下に引っ張れば本体からセパレート。本体自体もマグネット式で、左右にパカッと割って使用します。コンパクトなので、狭いスペースでもかさばらずに収納できるのがいいですね。機能的で箱もかわいく、プレゼントに喜ばれそうです。
ペットボトルクーラーケース/STOS(ストス)
ペットボトルのドリンクを冷たいままキープできるクーラーケース。ステンレス製の真空二重構造で、ペットボトルごと入れて使います。結露しないので、バッグの中に入れても安心。ドリンクを保冷ボトルに移し替える手間もなく、そのつど洗剤で内側を洗う面倒もありません。細長いブラシでボトルをすみずみまで洗うの、けっこう手間なんですよね。
底面には滑り止めのゴムがついていてペットボトル本体が動きにくく、キャップを開けやすい構造になっています。小容量の背の低いペットボトルにも対応できるよう、アジャスターも用意されていました。また、指を引っかけられる取っ手がついているので、持ち運びも便利です。
同じブースでこんなおしゃれな幼児用食器も展示されていました。10年前はキャラクターものがメインだったこのジャンルですが、今はおとなも楽しめるデザインが増えて、選択肢が広がっている印象。プレゼントする側も選び甲斐があるというものです。
段ボールサイズ調整カッター/箱切り名人
メルカリの発送などで「ちょうどいい大きさのダンボールがない!」と頭を抱えたことがある人に、ぜひ教えてあげたい「箱切り名人」。こちらは、ダンボールを簡単にサイズダウンさせる専用カッターです。ちなみに本品を開発したのは、物流業を営む貿易会社。毎日の出荷作業の中で、作業の効率化とコスト削減のために作られたそうです。
切りたいサイズに合わせ、回転刃で4面に同じ高さの折り目をつけられるから、手軽に容積が小さくできて、仕上がりもきれい。宅配料金が節約できるほか、ぴったりサイズのダンボールを買い足す必要もなく、家にある空箱を有効活用できます。
シリコン100%の保存パック/Silipack
一見ハンドバッグにも見えるこちらは、マイナス40度から200度まで使えるシリコン100%の保存パック。冷蔵庫や冷凍庫での保存のほか、電子レンジの加熱や湯煎に対応し、下味調理や低温調理などさまざまなシーンで活用できます。自立する構造で、立てたまますっきりストックできるのも便利。使わないときは、くるくる丸めて小さく収納できます。
クリップは軽い操作でラクに開閉でき、しっかり密封できるので、スープなどの液体の保存も安心。洗って繰り返し利用できるサスティナブルな製品だから、1回ごとに袋を使い捨てする罪悪感からも解放されます。
まさにギフトに最適!遊び心をくすぐるアイテム
「すぐ役に立つ」「すごく便利」というギフトも嬉しいですが、「意外性」や「ワクワク感」があったり、「盛り上がる」「癒される」という物も楽しいですよね。そうした商品もたくさん展示されていました。思わず立ち止まって見入ってしまった商品を、いくつかご紹介します。
お祝い用お菓子スタンド/ハピスタ
賑やかなパーティー感で目立っていたこちらのスタンドは、名古屋のブースで発見。店舗オープン時などに贈られる「祝い花」を、お菓子に置き換えたアイディア商品です。名古屋には、お客さんや通行人が祝い花を自由に持ち帰る文化があり、それをヒントに作られたのだとか。色とりどりのお菓子を持ち帰るワクワク感もあって、子供の習い事の発表会などに贈るとかなりウケそうです。
帽子屋さんのインテリア雑貨/襟立製帽所
「かぶらない帽子」がたくさん並んでいた岡山の製帽メーカー。麦わら帽子の製造技術を用いて製作をしたインテリア雑貨は、ハット型のランプシェードやハット型のお菓子入れなど、ユニークなアイテムばかりです。桃型のカゴから本物の桃が出てきたときは、思わず笑ってしまいました。ちなみにこれらの製品は、アパレルのビームスとのコラボで誕生したのだそうです。
商品は、職人さんが手作業で1点1点縫い上げているのだとか。懐かしい素材感となじみの良い手触りで、愛着の湧くインテリアになりそうです。
猫いっぱいの雑貨メーカー/T’S COLLECTION
「あ!猫ちゃん!!」と駆け寄ってしまった、猫・猫・猫の雑貨ブース。猫グッズを専門に作っているメーカーさんでした。
展示には、時計やバッグ、お皿などの定番アイテムはもちろん、猫の手でコードをまとめるデザインのケーブルホルダーや、猫が飛び出てくる姿を模した壁フックなど、猫の愛らしさが楽しめるアイテムがいっぱい。猫の特徴をうまく捉えていて、猫好きの筆者はニヤニヤが止まりませんでした。
炎を投影するアロマディフューザー/フレイム
超音波で作ったミストに暖色系の光を当てて、炎の質感を再現するアロマディフューザー。視覚と嗅覚からリラックス効果をもたらす、癒し系アイテムです。炎のような揺らめきは人を惹きつける力があるようで、ブースの前を通るほどんどの人が足を止めていました。幻想的に揺らめく炎を眺めつつ、アロマの香りに包まれたら、穏やかな気持ちで入眠できそう。温かみのある木目調デザインも好印象です。
まとめ
アイディアやセンスが光る製品がいっぱいで、目移りしっぱなしの東京ギフトショー。期間中は、製品の人気コンテストも開催されていました。魅力的な商品がひしめくの中で、大賞に選ばれたのはどんなアイテムでしょうか。次の記事ではコンテスト受賞製品をご紹介します!