100均材料を使い、600円でミニショーケースをDIYしてみました。思いがけない失敗もあったものの何とかできあがったため、作り方だけでなく注意点も兼ねてご紹介します。工程自体はシンプルで作りやすいため、コロナ禍で増えたおうち時間にチャレンジしてみてくださいね。
ミニショーケースをDIYしてみた!
今回は本格的なミニショーケースをDIYしていきます!
「ショーケース」と聞くと何か難易度が高いように思われがちですが、今回のDIYの工程はどれも簡単に真似できますよ。
材料はオール100均
今回作ったミニショーケースの材料は、すべて100均(セリア)で揃えたものです。
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材料は全て100均で調達!
・フォトフレーム2枚
・45×15の木材2枚
・木箱
・引き出し用つまみ
合計金額は全部で600円。これらの材料を使って、インテリアにもなるミニショーケースを作ります。
1. フォトフレームを分解しよう
まずはフォトフレームの分解から始めます。
裏面の金具を外す
フォトフレームの裏側に付いたたくさんの金具、透明のフイルム、これらすべてを取り除いてしまいましょう。
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まずはフォトフレームの分解から
電動ドリルがあると、こういったビス回しの作業がラクになります。ちなみに筆者が使用しているのは、ホームセンターで買った1,500円ほどのコード式電動ドリルです。本格的なものに比べてパワーは弱いですが、日常的なDIYをする程度であれば充分役に立ちます。
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ビスは別のDIYで使えるので、捨てずに取っておくのがおすすめですよ
金具を止めていた小さなビスは、DIYをする上で役立つシーンが多いです。DIYerさんは捨てずに取っておくことをおすすめします。
木箱と固定する
外したフォトフレームの1枚を、ボンドを使って木箱に仮止めします。
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外した一枚をボンドを使って木箱に仮止めします
ボンド作業の際は、クランプを使うとくっついた状態を手放しで固定できるため便利です。ちなみにこのクランプも100均でずいぶん前に購入したもの。
ボンドがくっついたら箱側からビスを通して、フォトフレームを完全に固定させましょう。
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ボンドがくっついた後に、箱側からビスを通します
2. もう1枚のフォトフレームと繋げよう
フォトフレームと木箱をビス止めしたら、もう1枚のフォトフレームでミニショーケースの蓋となる部分を作ります。
セロテープで仮固定をしておく
木箱に固定されているフォトフレームと蓋部分のフォトフレームを、セロテープで仮止めしましょう。
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まずはセロテープで仮止め
ビス穴を開けてから金具を取り付けよう
どのあたりに蝶番をつけるのが良いか目星がついたら、電動ドリルで穴をあけます。
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目星がついたら、電動ドリルで穴をあけます
今回のミニショーケースのようなコンパクトなアイテムは、使用する木材も小さかったり薄かったりで、細いビスを通しただけでも割れやすいです。
フォトフレームも例に漏れずヒビが入りやすいため、いきなりビスを打ち込まず、最初に穴を開けてビスの衝撃を和らげるようにしておきましょう。
穴に合わせて蝶番を2か所止めて、蓋部分の完成です。
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まずは、蓋部分を完成させました!
何となく、形になってきましたね!
3. 側面の板をカットしよう
ミニショーケースの背面・正面ができあがったら、残りは側面です。ここが、今回のDIYで1番難しい場所!
三角形を図るのが大変
三角形の形をしっかり測り、同じサイズで木材をカットします。サイズを間違えてしまうと、蓋が浮いてしまったり隙間ができたりするので、注意が必要です。
測り方のコツは、製作途中のミニショーケースを木材の上に寝かせて、三角形のラインをえんぴつでなぞるのがおすすめ。定規で測るよりも失敗が少ないです。
多少歪んでも大丈夫
カットの方法は、糸ノコかジグソーを使います。筆者はジグソーを使いましたが、少し歪んでしまいました。
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筆者はジグソーでカットしましたが、少し歪んでしまいました
しかしやすりをかけて微調整すれば、どうにかなりそうなレベルです。
側面板もボンドを使い、木箱と背面フォトフレームに固定をしましょう。
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まず最初に、ボンドで木箱と背面フォトフレームを固定
ボンドだけでは強度が不安定なため、細いビスを打ちます。
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強度を上げるため、例の如く細いビスを打ちます
4.塗装&取っ手付けをして完成!
いよいよ、塗装&取っ手付けをすれば完成です!
お好きな色の塗料をオン
おおよその形が完成したところで、塗料を塗っていきます。
わが家の家具は濃い茶色ばかりなため、それに合わせた色にしました。使用した塗料は、ダイソーの水性ニス(ウォールナット)と木工ペイント(ブラウン)を混ぜたものです。
【悲報】木箱に塗料がのらない!
ここにきて、悲劇が発生しました。木箱部分に塗料がのりません……!
どうやら木箱にはつるつるのニスが塗られているようで、塗料をはじいてしまいます。そうなると諦めるか、やすりで削って塗料がしみこみやすくするかの2択しかありません。
筆者は「諦める」を選択しました。はじいてできた模様が、「これはこれでありなのでは」と思えるものだったためです。
取っ手をつければ完成
塗料が完全に乾いたら、蓋の下部分に取っ手を付けます。
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最後に、蓋の下部分に取手をつければ完成です!
これで、完成です。
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塗料を弾いた木箱部分は、良い感じのボーダー模様に
塗料を弾いた木箱部分ですが、良い感じのボーダー模様に。アクセントになりそうだったため、そのままにしました。
さっそく飾ってみた
できあがったミニショーケースを飾ってみました。木の存在感が濃く、ナチュラル・アンティーク系インテリアによく馴染みます。
アンティークインテリアに馴染む
置物としてはもちろん、アクセサリーケースや玄関に置くキーケースなどにも活用できそうです。不安だった木箱部分の色も違和感なく、インテリアに溶け込んでいます。
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アンティーク系インテリアによく馴染みます
大きなフォトフレームを使えばカフェ風ショーケースに
使用するフォトフレーム、側面板など1つ1つの部品を大きくすれば、カフェ風のショーケースを作ることもできます。
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部品を大きくすれば、また違った用途が見えてきます
工数や手間自体はミニショーケースと大きくは変わらず、難しくありません。
キッチン周りをおしゃれに彩りたい人は、大きめサイズに挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
インテリアとしても、収納アイテムとしても使えるミニショーケースを作ってみました。木箱の選択を間違えると、想像していない結果になるため注意が必要です。しかし失敗をしても、新しい発見に出会えるのがDIYの良さ!材料も安価なため、楽しみながら作ってみてください。