Wi-Fiルーターの中には、ルーターにつながった機器も保護してくれるセキュリティ機能を備える製品も多い。外部からの不正な遠隔操作やカメラの映像の流出などを防ぐことができるものもあり、スマート家電のセキュリティが心配なら、こうした機能搭載のルーターを購入するのもおすすめだ。
ネットワークカメラやスマートスピーカーのセキュリティが不安
最近は、スマホやパソコンだけでなく、ネットワークカメラやスマートスピーカーなど、Wi-Fi対応の機種が増えている。Wi-Fiを利用している製品は、どれもセキュリティ上のリスクがあるが、スマホやパソコンに比べてどうすればいいかわからない人も多い。
Wi-Fiルーターの中には、ルーターにつながった機器も保護してくれるセキュリティ機能を備える製品も多い。例えば、バッファローでは「ネット脅威ブロッカー」というサービスを用意。外部からの不正な遠隔操作やカメラの映像の流出などを防ぐことができる。
スマート家電のセキュリティが心配なら、こうした機能を搭載したルーターを購入するのもおすすめだ。キッズタイマーなどの機能を利用できる機種もある。
機能自体は有料のサブスクリプションとして提供される場合が多いが、1年目は無料や割引で使えるケースも多いので、気軽に試してみるといいだろう。
利用に当たっては、ルーターの管理画面などで設定をオンにする必要がある。これを有効にすると、その時点でサブスクリプションサービスの契約が開始される。
●家庭内のさまざまな機器をルーターが守ってくれる
【バッファローのルーターで「ネット脅威ブロッカー」を設定】
バッファローのルーターでは「ネット脅威ブロッカー」を提供。ネットワークカメラに対する不正な遠隔操作や個人情報の流出などスマート家電のセキュリティリスクから守ってくれる。また、子供のネット利用時間を制限する「キッズタイマー」機能も搭載している。
【ネットギアのルーターで「NETGEAR Armor」を設定】
ネットギアのルーターでは「NETGEAR Armor」を提供。ホームネットワークに対する脅威をブロックしてくれるほか、ルーターに接続している端末の脆弱性判定など、さまざまなセキュリティ機能を利用可能だ。
■解説/篠原義夫(ガジェットライター)
※この記事は『今すぐつながる!Wi-Fi完全マスター塾』(マキノ出版)に掲載されています。