ここでは、万年筆のインクの保存期限や保管方法について解説する。インク便は未開封であったとしても、密閉性は完璧ではないため、水分が蒸発して濃度が高くなったり、酸化や劣化などにより性質が徐々に変化してしまう。開封後は、さらにこうした変化が早まるので注意しよう。

インクには使用期限はないの?

冷暗所なら2〜3年が目安だが、環境によって影響を受けやすい

インク瓶は未開封であったとしても、密封性は完璧ではないため、水分が蒸発して濃度が高くなったり、酸化や劣化などにより性質が徐々に変化していきます。そうすると当初とは発色が違ってきたり、異臭やカビが発生することもあります。

開封後は、こうした変化のスピードがさらに早まります。インクを長持ちさせるためには、保存環境に対する配慮が必要です。直射日光や高温多湿を避け、冷暗所で保管します。

画像: インクでは、外箱に製造時期が刻印されていることがある。カートリッジインクは、製品によっては本体に書かれている。保存期限の目安が設定されている製品については、それを参考にしよう。

インクでは、外箱に製造時期が刻印されていることがある。カートリッジインクは、製品によっては本体に書かれている。保存期限の目安が設定されている製品については、それを参考にしよう。

目安となる2〜3年よりも早くインクが傷み始めた場合は、無理に使わず廃棄し、次からの保存環境を見直しましょう。また、インクの購入や開封の時期を忘れないようにするには、自分で箱やボトルに書き込むなど、記録を残しておきましょう。

画像: ボトルインクで製造時期の刻印がない場合は、外箱や瓶のラベルに購入日や開封日を記入しておこう。底面などの目立たない部分にタックシールを貼り付けてもかまわない。

ボトルインクで製造時期の刻印がない場合は、外箱や瓶のラベルに購入日や開封日を記入しておこう。底面などの目立たない部分にタックシールを貼り付けてもかまわない。

◆監修者:高畑正幸

※この記事は『「手書き」をとことん楽しむ万年筆・ガラスペン入門 』(マキノ出版)に掲載されています。



This article is a sponsored article by
''.