【万年筆】インクの保存期限は?未開封でも発色が変わってくるのはなぜ?

暮らし・生活・ペット

ここでは、万年筆のインクの保存期限や保管方法について解説する。インク便は未開封であったとしても、密閉性は完璧ではないため、水分が蒸発して濃度が高くなったり、酸化や劣化などにより性質が徐々に変化してしまう。開封後は、さらにこうした変化が早まるので注意しよう。

インクには使用期限はないの?

冷暗所なら2〜3年が目安だが、環境によって影響を受けやすい

インク瓶は未開封であったとしても、密封性は完璧ではないため、水分が蒸発して濃度が高くなったり、酸化や劣化などにより性質が徐々に変化していきます。そうすると当初とは発色が違ってきたり、異臭やカビが発生することもあります。

開封後は、こうした変化のスピードがさらに早まります。インクを長持ちさせるためには、保存環境に対する配慮が必要です。直射日光や高温多湿を避け、冷暗所で保管します。

インクでは、外箱に製造時期が刻印されていることがある。カートリッジインクは、製品によっては本体に書かれている。保存期限の目安が設定されている製品については、それを参考にしよう。

目安となる2〜3年よりも早くインクが傷み始めた場合は、無理に使わず廃棄し、次からの保存環境を見直しましょう。また、インクの購入や開封の時期を忘れないようにするには、自分で箱やボトルに書き込むなど、記録を残しておきましょう。

ボトルインクで製造時期の刻印がない場合は、外箱や瓶のラベルに購入日や開封日を記入しておこう。底面などの目立たない部分にタックシールを貼り付けてもかまわない。

◆監修者:高畑正幸

※この記事は『「手書き」をとことん楽しむ万年筆・ガラスペン入門 』(マキノ出版)に掲載されています。

スポンサーリンク
暮らし・生活・ペット文房具
シェアする
特選街web編集部

1979年創刊の老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とするWebマガジン「特選街web」( https://tokusengai.com/ )編集部。2023年6月よりブティック社運営。日常に役立つ知識、商品選びのコツから、お得な購入方法、上手な使いこなし方まで、読者の皆様の快適な暮らしをサポートする記事を作っています。

特選街web編集部をフォローする
特選街web

PR

【アート】フランス国家功労賞騎士の称号を持つ「ホム・グエン」、待望の日本初個展を南青山のアートビルで開催。フランク・ミュラーとのコラボウォッチも展示
常に外見を超えた"人間像"を世界に示す独特の作風が特徴で、フランス国家功労賞騎士の受賞やフランク・ミュラーとのコラボ作品で話題の具象画/肖像画アーティスト、ホム・グエン。その待望の初来日の個展『Hom Nguyen exhibition "...

PRニュース

米どころ・福島の誇りをかけたブランド米『福、笑い』は大粒で強い甘みともちもち食感、香り高さが特徴【贈答品にも】
おいしいお米ってどんなもの? もし「かおり、あまみ、ふくよかさ」にこだわるのなら、2006年から14年の歳月をかけて2021年に完成した、米どころ・福島の誇りとこだわりが凝縮したブランド米『福、笑い』がおすすめ。そのおいしさが生まれるための...

PRニュース